ベラルーシ大使館前で、「暴力反対!」アクション | |
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ベラルーシ大使館前で、「暴力反対!」アクション12月18日(金)11時、東京・五反田にある駐日ベラルーシ大使館前において、ルカシェン コ政権のデモに対する「暴力反対!」緊急行動が取り組まれました。主催は「在日ベラル ーシ人連合」で、参加者は当該5名と日本人支援者2名。また、NHKら報道関係者も取材 に来ました。 今年8月9日、ベラルーシでは大統領選挙が実施されましたが、不正行為が数多く確認 されました。その直後から現地では、民衆による抗議デモや労働者のストが、毎日のよう に続いています。現在のデモは弾圧を受けにくいように、各地で分散化させ、またサポー ト支援が必要な年金受給者・障碍者・女性のデモは、曜日によって分けて実施。それでも 、治安当局は法も無視してデモ参加者や支援者に対し、暴行・逮捕・拷問を繰り返し、現 在まで死者8名・行方不明者約100名を生み出し、最近では女性らに対する性的暴行まで 報告されています。また、労組リーダーは解雇され、学生リーダーは退学処分となり、野 党指導者やジャーナリストは国外追放となっていますが、最近では未就労者の強制労働や 国境封鎖の命令が出されました。 この日の駐日ベラルーシ大使館前での緊急行動では、最初に代表が「抗議文」が読み上 げました。その中でまず、ベラルーシ大使による在日ベラルーシ人に対する状況説明と、 既に8月21日に提出した「質問状」への回答を求めました。さらに、ベラルーシ当局に対 する要求項目は、次の通りです。 1.ベラルーシ市民に対する政治的抑圧と暴力を直ちに停止せよ 2.すべての「政治犯」を釈放せよ 3.市民に対する暴行の責任者を調査し処罰せよ 4.独立した国際監視団を招請し、透明で民主的な再選挙を実施せよ 加えて、ベラルーシ共和国政府が、わが国の最高法規であるベラルーシ共和国憲法を、遵 守すること。 以上ですが、大使館の窓はブラインドで閉じられ、大使館員らは出て来ないので、「抗 議文」と添付資料は郵便受けに投函されました。ところが後で分かったのですが、12月18 日ベラルーシ大使館では、日本の国会議員・外務省・経済団体が招待され、交流イベント が行われていました。EU諸国をはじめ、世界中がルカシェンコの新政権を認めず、その民 衆弾圧に抗議し制裁をも課す中で、日本の政界・官界・財界の態度は曖昧です。しかし、 政権によるデモ参加者への暴行や拷問やレイプは、政治行為などではなく人権犯罪と言う 他ありません。犯罪行為に対し、アスリート・芸術家・学者を含む、ベラルーシ民衆が糾 弾するのは当然です。日本政府もまず、ルカシェンコ新政権を明確に批判すべきでしょう。 駐日ベラルーシ大使館前での緊急行動では、「暴力反対!」「ルカシェンコは辞任せよ !」「ベラルーシは民衆のものだ!」「生き延びよう、ベラルーシ!」「私たちは諦めな い!」といったシュプレヒコールが、ベラルーシ語で繰り返されました。世界各国で政治 権力が強権化・独裁化する中で、日本の私たちにとっても、ベラルーシの事態は他人事で はありません。民主主義と自由を求めて闘い続ける、ベラルーシ民衆の勇気にも学びなが ら、相互に支援・連帯し、声をあげていきましょう。 【参考動画】#freebelarus 〔https://www.youtube.com/watch?v=uXvkf1ttE5o&t=195s〕 【報告・訳】佐藤和之(佼成学園教職員組合) Created by staff01. Last modified on 2020-12-21 09:52:31 Copyright: Default |