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「私たちは立ち上がり、そして去る」〜パリの国際女性デーに6万人

    飛幡祐規

 3月8日は女性の権利のための国際デー。パリでは雨にも負けず、6万人(主催者発表)が元気にイタリー広場からレピュブリックまで歩いた。ATTACのフラッシュモブは相変わらず人気。「マクロンのせいで」の他に「女性讃歌」の新しい振りつけも披露。若者だけでなくすべての世代の大勢の女性と、それより少ないが男性、子ども連れも。高校生や若い女性たちは特にポランスキー受賞にショックを受け、全く減らないフェミニサイド(配偶者や元配偶者・恋人による女性殺し)に怒る。

 ポランスキーのセザール大賞の最優秀監督賞受賞に、女優のアデル・エネルは怒って席を立ち、式場から去ったが、なんと彼女を攻撃するTVコメンテーターなどがいた。エネルを支持するために、作家のヴィルジニー・デパントはOn se lève et on se barre「私たちは立ち上がり、そして去る」という素晴らしいテキストをリベラシオン紙に投稿。腐ったフランスの映画界や、性暴力だけでなく政治を含めた「支配者」による暴力を痛烈に弾劾した。国民議会でも野党左派がマクロン党の「見せかけの民主主義」に対して、同じ言葉「私たちは立ち上がり、そして去る」を言い残して議場を去った。

 年金改革反対運動が続けられる中、年金の減額のいちばんの被害者である女性たちは、労働における不平等(そして家事・子育ての二重の負担)も訴える。フランスでも男女の給料差は18,5%。女性の地位(権利)は日本に比べれば高いフランスだが、性暴力の面で変わらない社会のメンタリティに対して、とりわけ若い世代の憤りと変革への意志は強い。

 しかし、前日の夜にもパリでデモを行ったフェミニストたちに対して、マクロンの警察は酷い弾圧を行ったのだ。恥を知れ!


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