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「週刊金曜日」ニュース:どうしてこうなった? 日韓関係
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_________________________________________________________『週刊金曜日』

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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内

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【1】注目の記事

■どうしてこうなった? 日韓関係


●悪化の根底にあるものは?
“加害者”から“被害者”へ 日朝首脳会談が分水嶺
青木理

いま、この人が日韓問題について話すと必ずといって良いほど“炎上”する。ごく普通の
ことを話しているだけなのに。『共同通信』元ソウル特派員でジャーナリストの青木理氏
は、2002年の日朝首脳会談が分水嶺だったと見る。


●〈福岡現地レポート〉
韓国人観光客激減で宿泊施設・飲食店に大打撃
神原里佳

地理的な条件からアジアの観光客が多い福岡では、日韓関係の悪化によって観光業が大き
な打撃を受けている。ホテル、交通機関などは言うまでもないが、一番痛手を受けるのは
小規模な事業者や個人店だ。見通しの立たない現在の状況に、多くの事業者が頭を抱えて
いる。


●日本の対応は「報復ではない」が韓国の対応は「報復」?
誤った構図を拡散していく日本のマスメディア
加藤直樹

日本のマスメディアは日韓両国の対立点をフェアに伝えているか。日本政府の見解を無批
判に垂れ流すことで、事実に基づく理性的な議論を困難にさせている、と筆者は指摘する
。


●「上から目線」韓国報道が開く戦争への道
いまこそ市民によるメディアチェック運動を
竹信三恵子

韓国報道がおかしい。リベラル系のマスメディアも含め、韓国批判に染め上げられたかの
ような報道ぶりは、まがりなりにも「両論併記による中立」を押し出してきた従来のマス
メディアの原則さえ逸脱している。放置すれば、戦争にも直結しかねない、根拠のない「
上から目線」が、そこにちらつく。これは、報道の自殺行為ではないのか。そんな思いに
駆られて、昨年来、提案してきたのが、市民による韓国報道チェック運動だ。


●50年の沈黙を破って軍性暴力と闘い続けた女性
ジャン・ラフ=オハーンさんを偲ぶ
田中利幸

元オランダ人日本軍「慰安婦」、ジャン・ラフ=オハーンさんが移住先のオーストラリア
南部アデレードにて8月19日(現地時間)に亡くなった。享年96。1992年12月に東京
で開かれた「戦後補償国際公聴会」などでオランダ人としてはじめて日本軍性的奴隷(慰
安婦)被害を証言し、世界にその事実を伝えた。オーストラリアで「慰安婦」問題の研究
に取り組み、オハーンさんとも親交の深かった歴史家の田中利幸氏がオハーンさんの苦難
の歴史と功績を辿る。


●『週刊ポスト』「断韓」特集問題
1937年と似た憎悪の煽動
山崎雅弘

『週刊ポスト』9月13日号の「韓国なんて要らない」特集に対しては、「売れれば何をや
っても良いのか」という批判が相次いだ。しかし、そもそもなぜ嫌韓記事が売れるのか。
このような記事を喜ぶ男性読者も「共犯関係」なのではないか。


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 【2】  編集長後記

「こういうズルいのがいちばん許せんさ」。週末、実家に帰って87歳の母と会話をしてい
て驚いた。韓国の?国法務大臣(その時は候補者)の子どもの有名大学への不正入学疑惑
を罵る言葉を聞いたからだ。先週号の「金曜日から」で渡辺が言っていたのはこういうこ
とだったのか、と納得。11時間に及ぶ記者との質疑などすっとんで、追及を逃れて逃げ回
る日本の与党政治家と重ねているようにも思える。

どうして韓国の一閣僚のことばかりテレビのワイドショーは騒ぎ立てるのか。消費税増税
前の混乱や、日露首脳会談の“成果”を吟味することも大切だと思うのだけど。

 家に戻り、韓国のBTS、SEVENTEENらがお気に入りの高校3年の子どもに、その界隈
で今回の日韓関係悪化がどう受け止められているかきいた。「ここしばらくは韓国に行け
ないね、とか話が出たけど」。ふーん、静観か。ちょっと寂しいけど。あ、でも受験が待
ってる君たちが行けるわけないよね、とイヤミが口をついて出そうになるのを私は抑えた
。(小林和子)

(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
 [編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/



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 【3】9月20日(1249)号予告


【特集】 医学界の女性差別   
●愛に生き、差別と闘う−−女性医師「荻野吟子」という生き方   対談 山田火砂子監
督×俳優・若村麻由美

●医療・医学界から差別の根絶を 日本女医会会長・前田佳子さんが語る女性差別の実態 
       片岡伸行



【情報】●233万件超えのマイナンバーが不正流出        行政から処理を請け負った
個人情報の「違法再委託」が相次ぎ発覚  小石勝朗

【ぶんか】●徘徊団「24時間営業」の東京をさまよう       第2回 築地〈場外市場〉 
  粉川哲夫 イラストレーション 沖野雅明


【国際】●〈シリーズ〉どうしてこうなった? 日韓関係
「慰安婦」問題の根本は 植民地問題 岡野八代

【ぶんか】●赤い帽子      生活図画事件  写真・文 高橋健太郎

【防災】●オープン時に消防計画なしが横行 新庁舎が危ない?!  
酒井 信孝

【くらし】●新・買ってはいけない283 過剰摂取で死亡例も。「エナジードリンク」
に気をつけろ          渡辺雄二

【ぶんか】●自由と創造のためのレッスン86   現場での対決なしに社会変革はない(2
)     廣瀬純

【続き読み物】●「この男イヤだ」 石坂啓    


【強力連載】
●それでもそれでもそれでも|齋藤陽道
●風速計|中島岳志
●本多勝一の俺と写真
●経済私考|
●政治時評|
●さらん日記
●話の特集|矢崎泰久、中山千夏、松元ヒロ、小室等        
●ヒラ社長が行く|植村隆


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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php


★追悼 石牟礼道子 毒死列島 身悶えしつつ
石牟礼道子 田中優子 高峰武 宮本成美 1000円+税 A5判並製・104頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002593.php

『苦海浄土 わが水俣病』などの作品で知られる作家の石牟礼道子さんが2018年2月10日に
亡くなった。『週刊金曜日』立ち上げ時の編集委員でもあった石牟礼さんと現編集委員の
田中優子さんの対談を中心にブックレット化。



★新装版 電通の正体

『週刊金曜日』取材班 1400円+税 46判並製・218頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002587.php

広告漬けになった現代社会の暗部をえぐる!
国内最大の広告会社。企業広告に依存するテレビ・新聞ともたれあう既得権益。政財界・
メディアの陰でうごめく巨大企業──それが株式会社電通。マスコミ最大のタブーを暴い
た不朽の名著が装い新たによみがえる。
※本書は2006年9月初版『電通の正体 増補版』 に加筆改訂したものです。



★沖縄は孤立していない  世界から沖縄への声、声、声。

乗松聡子編 1800円+税 46判並製・320頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002550.php

世界の識者が「オキナワ」への責任と決意を語る!
ジョン・ダワー、ダニエル・エルズバーグ、ノーム・チョムスキー、オリバー・ストーン
、ピーター・カズニック、ガバン・マコーマック、アン・ライト、ハーバート・ビックス
、アレクシス・ダデン、ジャン・ユンカーマン、権赫泰、リチャード・フォークほか

日米の沖縄に対する不正義の本質は、面積あたり県外の約500倍もの米軍基地を押し付け
ているすさまじい不平等であり、「復帰」しても憲法を適用するどころか憲法とは矛盾す
る日米安保体制の維持強化のために沖縄を利用してきた差別構造にある──(本文より)
本書は2014年秋から2017年秋までの3年間、38回にわたって『琉球新報』に連載した「正
義への責任──世界から沖縄へ」を一挙掲載し、加筆したもの。



★孤高の法医学者が暴いた足利事件の真実

著者・梶山天 1400円+税 四六判並製 288頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002513.php

足利事件の闇を解明する
「警察だ!」──日曜早朝の怒声に玄関を開けた瞬間から、菅家利和さんは"足利事件の
犯人"の汚名とともに17年以上、獄中に囚われた。その間、塀の外では本田克也筑波大学
教授がDNA鑑定によって菅家さんの無罪を証明した。だが、捜査機関は本田教授が挙げ
た冤罪の証拠をことごとく潰しにかかったのだ。北関東連続幼女誘拐殺人事件」解明に挑
んだ朝日新聞記者のルポ。



★日中戦争から80年 加害の歴史に向き合う

『週刊金曜日』編 1000円+税 A5判並製 136頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002464.php

今年は、日中全面戦争開始から八〇年。侵略戦争への深い反省から始まったはずの戦後は
いま、大きな危機に直面している。歴史歪曲主義者の安倍晋三首相はふたたび「戦争国家
」への道を暴走し、民主主義そのものが崩壊させられようとしている。私たちは、あらた
めてアジア太平洋戦争の実相をみつめ、いまと将来のために加害の事実を振り返り、向き
合う姿勢が必要だ。本ブックレットは日中戦争開始から八〇年となる二〇一七年七月から
一〇月の各月一回、「日中戦争80年共同キャンペーン実行委員会」が企画した学習会の
内容を再録したもの。


┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年

斉間満:著 Kindle 購入価格:700円

「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「
暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
 著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して
以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民とし
て、裁判の原告として長い長い闘いだった。
 この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の
来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方
原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために
必要だ。

【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき

【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
 伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材
していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて
焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必
要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿
名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた
。
 伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わ
り23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因
で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに
励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動
であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得な
がら残された右手でワープロを打つ日々である。
 2006年10月17日永眠。


┃Kindle版┃マイナンバー

明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php

「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどこ
ろか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」に
よって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供す
る。


┃Kindle版┃バラ色のひきこもり

勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php

「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。


┃Kindle版┃何がどうして発達障害

司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円 
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php

自分では気をつけているつもりなのに、「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?

あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?

本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。


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 ※ このメールへの返信はできません。
 ※ お届けするE-Mailアドレスの変更や配信停止は以下のページから。
   
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