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LNJ Logo たんぽぽ舎メルマガ NO.3674〜3・11以後、ほとんど発電しない日本原電へ
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たんぽぽ舎です。【TMM:No3674】
2019年6月15日(土)地震と原発事故情報−
               4つの情報をお知らせします
                        転送歓迎
━━━━━━━ 
★1.3・11以後、ほとんど発電しない日本原電へ
   「基本料金」1兆円支払いは電力会社の詐欺行為
   電気を1kwも発電しない会社が黒字?
   東海第二原発も再稼働はほとんど不可能(その1、2回の連載)
              小坂正則(脱原発大分ネットワーク)
★2.K8護岸、カヌー9艇での阻止行動
   6/13辺野古レポート
          千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)
★3.メルマガ読者からのイベント案内
              (お問い合わせは主催者へ)
  ◆6/29恐怖のカウントダウン〜東海第二原発を止めたい〜
   牛久上映会&講演会 場所:牛久市中央生涯学習センター
   講演:遠藤大輔さん 主催:原発いらない牛久の会
★4.新聞より2つ
  ◆川内原発1・2号機停止へ 来春 対テロ施設遅れ 全国初
              (6月14日東京新聞夕刊1面より抜粋)
  ◆原発・カネ食い虫
   六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場(建設費2兆9000億円)
                                 鎌田 慧(ルポライター)
              (6月11日東京新聞朝刊27面「本音のコラム」より)
━━━━━━━ 
※6/24(月)学習会にご参加を!
 今さら聞けない「遺伝子組換え」と「ゲノム編集」(基礎編)

 講  師:天笠啓祐さん(市民バイオテクノロジー情報室代表)
 日 時:6月24日(月)18時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円   新ちょぼゼミ第29回
━━━━━━━ 
※6/30(日)緊急討論集会にご参加を!
 「特定重大事故等対処施設」問題と
  東京電力の日本原電への「3000億円援助」問題とは何か!

 講 師:山崎久隆さん (たんぽぽ舎副代表)
 日 時:6月30日(日)13時30分より17時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:500円
 主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」070-6650-5549
  協 力:たんぽぽ舎講座会議、東京電力本店合同抗議、
      「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
━━━━━━━ 

┏┓ 
┗■1.3・11以後、ほとんど発電しない日本原電へ
 |  「基本料金」1兆円支払いは電力会社の詐欺行為
 |  電気を1kwも発電しない会社が黒字?
 |  東海第二原発も再稼働はほとんど不可能(その1、2回の連載)
 └──── 小坂正則(脱原発大分ネットワーク)

目次??
1.電気を1kwも発電しない会社が黒字?
2.日本原電とはどんな会社か
3.東海第二原発も再稼働はほとんど不可能
 以下は、(その2)に掲載
4.「基本料金」は発電して初めて発生するもの
5.東電は債務超過の日本原電を精算へ
6.発電した時と同額以上の基本料金を払う?


1.電気を1kwも発電しない会社が黒字?

 日本原電は原発専門の発電会社です。この会社は2011年3月11日の東
日本大震災で、自社所有の東海第二原発はかろうじて大事故を免れ
ました。
 もう1つの敦賀原発2号機は、その年5月7日に放射能漏れ事故で
止まり、2つの原発は今日まで電気は1ワットも発電していませんが、
8年間もの間ほとんど黒字を出して、約千人の社員には高額の給与と
ボーナスも出しているのです。

 その原資は東電や関電などによる電力供給契約の「基本料金」という
名目で全体で1千億円から1500億円のお金がつぎ込まれているのです。
 5月24日の朝日新聞によると「2011年以降総額9,885億円になった」
という記事がありました。
 こんな債務超過の会社を国の税金で支えられている国営企業の東電が
毎年数百億円もの「基本料金」という名で、東海第二原発の再稼働への
対策費用3千億円の債務保証まで行うことは東電株主への背任行為では
ないかと疑われるのです。

2.日本原電とはどんな会社か

 日本原子力発電(株)略称:原電とは東電などの電力会社が出資して
作った原発専門の発電会社です。東海第一原発は1998年に運転停止して
廃炉作業中です。残る東海第二原発110万kwは2011年3月11日の東日本
大震災で被災て今日まで止まっています。

 福井県敦賀市にある敦賀第一原発(35.7万kw)は2015年に廃炉が決ま
り、敦賀原発2号機(116万kw)は2011年5月に放射能漏れ事故で止
まったままです。
 ところが敦賀原発2号機建屋の真下に活断層があることが判明した
ため、廃炉の可能性が大なのです。

 また、敦賀3、4号機の新設工事は更地などの作業が進んだままで
止まっています。ところが、その建設費用に1400億円を4機の原発廃炉
積立金を取り崩して使っていたことが判明しています。

 つまりこの会社は東海第一原発や敦賀1号機の廃炉費用も使い果たし
て3、4号機の建設資金に流用しているのです。しかも3、4号機が
建設される可能性はほとんどゼロです。
 建設費の高騰や、新規原発建設ができる世論ではありません。もし
建設して運転開始したとしても発電単価が跳ね上がって、再エネ電力の
価格低下の中で電力自由化市場の中で競争に勝てる可能性は全く
ありません。

3.東海第二原発も再稼働はほとんど不可能

 ところで、日本原電にとっては東海第二原発が唯一残された「動く
可能性のある原発」なのですが、それも非常に困難なのです。というの
もこの原発周辺30キロ圏内には約100万人の住民が住んでいて、周辺8市
町村との間には「安全協定」が結ばれていています。
 その内、東海村や水戸市など6市村との間には自治体が運転を認めな
ければ動かすことはできない再稼働の「事前了解」協定が結ばれている
のです。

 そして東海第二原発は2023年1月までに再稼働ができなければ運転
開始後40年が過ぎてしまい廃炉となる運命なのです。
 しかもテロ対策施設と言われている「特定重大事故等対処施設」の
建設費およそ3千億円は計画も準備も全く進んでいなくて、資金調達の
目処も立っていないのです。
 建設費の3千億円は東電などの債務保証で銀行から借り入れる計画で
すが、この会社は実質的に債務超過なのに追加融資の3千億円を貸す
銀行があるのでしょうか。また銀行から借ることができたとしても返す
ことは不可能でしょう。

 また、昨年11月7日に再稼働の許可が下りたのですが、すると残り
4年と少しの間で、いわゆる「テロ対策施設」は完成させなければなら
ないのです。
 九電が「5年間の猶予では完成できない」と言われる施設を、日本
原電は4年間で完成できるわけはありません。
 まだ設計図もできていないし、テロ対策施設の設計許可も規制庁から
は下りていません。仮に2023年に再稼働したとしても、また、すぐ
止まってしまうのです。(その2)に続く


┏┓ 
┗■2.K8護岸、カヌー9艇での阻止行動
 |  6/13辺野古レポート
 └──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

 6月13日(木) 天候:曇り、朝、風弱く海は穏やか。10時頃から風が
上がり(強くなり)昼には8から9m/秒

 朝8時40分からK8護岸を監視する。護岸に接岸しているランプウェイ
台船(以降台船)はない。300mくらい離れたところに赤土満載の1隻が
停泊している。それが真っすぐ進んでくると護岸の定位置に着くのは
間違いない。
 私たちは監視体制を強め、時を待った。しかし、一向に動く気配は
ない。そのうち護岸の補修工事が始まった。クレーンで根固め袋材を
運んだり、ユンボで路面をならしたりしてる。この護岸は昨日まで
使っていたので何か不具合があったと思う。
  待つこと約3時間、11時20分ごろから台船が徐々に動き始まる。
 私たちは一斉に台船の進行方向にカヌーを漕いだ。100から150mぐらい
の距離があり、その間に海上保安庁のGBが7艇も警戒してる。到底
抜けるのは無理だと今までは思っていた。
 ところがカヌー1艇だけ海保の警戒網をすり抜けた。私はすでに
拘束されていたが「いけるぞー」と大声で叫んでいた。もう少しで、
台船が止まる寸前だったが、必死のGBの追跡で拘束されてしまった。
  残念だったが、今日は参加人数が少なく9艇での阻止行動だった。
という事はもう少しいれば近いうち台船を止める見込みがあると希望が
持てる。
 今日は空振りだったが、拘束後、松田ぬ浜に送られたメンバーの顔は
明るい。
  午後は風が上がってきて、海上で風速9mの情報があり、抗議船に
乗り監視行動とした。

※ランプウェイ台船に肉薄した「辺野古ぶるー」
写真はこちらを
https://www.tanpoposya.com/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/ 


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┗■3.メルマガ読者からのイベント案内
 |             (お問い合わせは主催者へ)
 └──── 

 ◆6/29恐怖のカウントダウン〜東海第二原発を止めたい〜
  牛久上映会&講演会

映画上映:30分
講 演:遠藤大輔さん (「恐怖のカウントダウン−
                  東海第二原発を止めたい」の制作者)
日 時:2019年6月29日(土)14時〜16時30分(開場13時30分)
場 所:牛久市中央生涯学習センター中講座室
資料代:500円
主 催:原発いらない牛久の会
賛 同:常総生活協同組合、環境学習同好会、
    生活クラブ生協茨城「チームさくら台」
問合せ:080-5193-5218(藤田)、029-874-5089(中村)


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┗■4.新聞より2つ
 └──── 

 ◆川内原発1・2号機停止へ 来春 対テロ施設遅れ 全国初

 九州電力の川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)が来年3月に運転
を停止するのが確実となったことが14日、分かった。テロ対策施設「特定
重大事故等対処施設」の建設が遅れ、完成が期限に間に合わないためで、
特重施設の完成遅れによる原発の稼働停止は全国初となる。川内2号機も
来年5月に停止し、全国で2例目になるのは確実。(中略)
 川内1、2号機が停止しても火力発電などで代替できるため、電力
供給自体には支障が出ない見通し。九電は1、2号機が停止した場合、
全てを液化天然ガス(LNG)火力発電で代替すると毎月80億円のコスト
増となると試算し、業績に冷水を浴びせそうだ。 (後略)
            (6月14日東京新聞夕刊1面より抜粋)
 詳しくはこちらを
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201906/CK2019061402000294.html

●《本日のメールマガジン発信担当より》「好き勝手一言」
 2点だけ言わせて下さい!

 1.確かに、来年3月から5月にかけて、川内原発1、2号機が停止
することは喜ばしいことです。
 しかし、東京新聞記事引用の最後の方、「…LNG火力発電で代替
すると毎月80億円のコスト増…」と、「九州電力発表」らしい数字を
出していますが、「東京新聞」さん!そうじゃないでしょ!
 昨年、九州電力管内で、太陽光発電がどれだけ「出力制御」で止めら
れたのですか。
  川内原発1、2号機合計の発電出力178万kwがなくなっても昼間(そ
の日の最大電力需要は昼間のはず)の電力需要は賄えるのでは?
 178万kw全てを「LNG火力発電で代替」しなければならないの
ですか?
 その辺を「東京新聞」はきちんと取材してほしいと思います。(記者
さんが少ないようですから労働過重にならない程度に)
 浅薄な意見で申し訳ありません。

 2.なぜ「テロ対策施設『特定重大事故等対処施設』」という表現
なんですか?
 「東京新聞」だけではありません。大手新聞社、テレビ局も含めて
です。
 『特定重大事故等対処施設』は、「テロ対策」だけの施設では
ないはず。

ここから引用
 「…『特重施設』はテロ対策でもバックアップ施設でもなく、福島
第一原発事故のような過酷事故を繰り返さないために、原子力規制委
員会が政府事故調や国会事故調により指摘された課題を解決するため
に必要として、各電力事業者に設置を義務づけたもの…」です。
 電力会社は(たぶんわざと…担当の感想)『特重施設』をテロ対策、
あるいはバックアップ施設と説明し、現在運転中の原発でも規制基準
適合性審査において安全性は確保されているとの認定がされているか
ら、『特重施設』はなくても問題がないとの立場を取っています。
これは大きなウソです。…」
 「これら施設がなければ、安全対策が不十分であり、そのため福島
第一原発事故を再発させない保障がないことになります。これは明確な
約束違反です。施設の実効性以前に、自分たちがした約束に反している
のですから、運転停止は当然のことです。『特重施設』の位置づけの
すり替えを許さず、明らかにさせる必要がありそうです。」引用終わり

 ※5/20発信【TMM:No3651】★1.「特重施設」建設遅れ 多々ある
問題を整理する・山崎久隆より引用


 ◆原発・カネ食い虫
  六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場(建設費2兆9000億円)

                                鎌田 慧(ルポライター)

 毎年のように完工日を繰り延べして、計画時から35年、工事が始まっ
てから26年がたった。それでもさっぱり完成の見通しがたっていない。
建設費は当初、7600億円と見込まれたが、今は4倍ちかくの2兆9000
億円。最近は2021年完成といっているが、誰も信じていない。
 使っても使っても減らない「夢の核燃料サイクル」などと、人びとを
けむに巻いていた、六ケ所村(青森県)の使用済み核燃料再処理工場の話
だが、プルトニウム燃料を作り出す高速増殖炉「もんじゅ」は頓挫、
廃炉となって再処理工場の必然性が弱まっている。
 バルセロナのサグラダ・ファミリアであるまいし26年たっても完成
しない工場など、ブラックユーモアというしかない。
 絵に描いた餅「核燃料再処理工場」は、虚妄の原子力政策の中心だか
ら、原発を維持するためには無駄に資金を費消しても(消費者の電力
料金だが)絶対維持しなければならない神話なのだ。
 再処理工場が稼働しないために、原発各社は再処理がはじまる
まで、「適切に貯蔵・管理」を義務づけられ、サイト内のプールに
収容している。それも満杯に近づいている。
 関西電力、九州電力などは、プルトニウム・ウラン混合酸化物(
MOX)燃料を扱う、第二再処理工場事業費の電気料金転嫁を始めた。
経費は11兆7000億円。
  (6月11日東京新聞朝刊27面「本音のコラム」より)

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