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新着ストリーミング **************************** **********

2018/10/2 「ファシズムは、こう機能する」ジェイソン・スタンリー(2)ファシ
ズムには強いパパがいる

*************************************************************

世界的なファシズムの傾向に警鐘を鳴らすジェイソン・スタンリー教授の新著のイン
タビューの続きです(最後の10分は省略しました)。前半ではファシズムの政治手法
の特徴として「10の柱」を列挙しましたが、後半ではそれぞれを具体的な事例に結び
つけて説明し、それらが互いに補完しながらファシズムのイデオロギーを支えている
ことを示します。事例として挙がっているのは主にトランプ政権下の米国の出来事で
すが、日本でも思い当たるふしはたくさんあります。1920年代後半から30年代前半に
かけても世界的ファシズム運動が広がり、極端な国家主義を唱える政治家が台頭しま
した。当時ような反対勢力の投獄やジェノサイドが、現在の独裁政権で行なわれてい
るわけではありませんが、典型的なファシズム話法やプロパガンダはそこら中に氾濫
しています。複数政党制の原則を踏みにじり、党利党略に走って議会政治を踏みにじ
る政治家たちによって、実質的な一党支配体制がすでに出現しているとスタンリー教
授は指摘します。

つづきはこちらから→ http://democracynow.jp/video/20181002-9



*ジェイソン・スタンリー(Jason Stanley):イェール大学哲学教授。新著How
Fascism Works: The Politics of Us and Them(『ファシズムは、こう機能する〜〜
われわれv.s.やつらの政治』)が出版されたばかり。前著はHow Propaganda Works
(『プロパガンダはこう機能する』)。



字幕翻訳:デモクラシー防衛同盟(千野菜保子・仲山さくら・水谷香恵・山下仁美・
山田奈津美)/アオキなな 

全体監修:中野真紀子



今週のOverview (2/4〜2/15)*************************

■米国が仕掛けたベネズエラの政権危機は、欧米や中南米の親米諸国がすぐに野党指
導者グアイドを暫定大統領として承認したものの、イタリアやアイルランド、メキシ
コなど同調しない国々も多く、不人気なはずのマドゥロ大統領は軍の支持をとりつけ
てしぶとく持ちこたえ、思惑通りには進んでいません。内戦と米国の軍事介入を避け
るためには両派の話し合いによる解決が不可欠ですが、米国もグアイド派もそれを拒
否しています。二人のベネズエラ研究者による詳細な現状分析。米国による経済制裁
の影響や石油利権の狙いから、エイブラムス特任大使の役割まで、網羅的に語られて
います(2/5)■ニューヨーク市の連邦裁判所で行われたメキシコの麻薬王「エル・
チャポ」の裁判で、米国による麻薬戦争の欺瞞性が露呈(2/5)■ブラジルのボルソ
ナロ大統領のもとで暴力的な麻薬取締政策がすすめられていますが、同性愛嫌悪の風
潮も高まり、ゲイを公言する連邦議員が身の危険を感じて辞任し、国を離れる事態に
なりました。後任に就任したのはグレン・グリーンウォルド記者のパートナーです。
彼らが立ち上げた「インターセプト」ブラジル版の役割が今後ますます重要になりそ
うです。(2/11)■公立学校の教員たちによるストライキが続いています。コロラド
州のデンバーでは公立学校教師の教師がストに入り、オハイオ州ではライト州立大学
の教職員ストが決着しました。(2/12)。



******************************

今週のトピックス(英語のみ)

******************************

〇「卒業アルバムで顔を黒く塗ったバージニア州ノーサム知事は辞任せよ」 同州黒
人議員幹部会

https://www.democracynow.org/2019/2/4/virginia_legislative_black_caucus_gove
rnor_northam

バージニア州の民主党知事ラルフ・ノーサムへの辞任要求が高まっています。知事が
卒業した医科大学の1984年の卒業アルバムの個人ページには、顔を黒く塗った男性と
白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン」の衣装を着た男性の写真が掲載され
ていました。ノーサムは1日金曜日、その写真について謝罪しました。しかし翌2日土
曜日になると、アルバムの人種差別的な写真に写っている男性2人はいずれも自分で
はなく、前回の主張を一転させました。ノーサムは高まる辞任要求に抵抗する一方
で、1984年のダンス・コンテストではマイケル・ジャクソンに扮するためにブラッ
ク・フェイスをしたことを認めました。バージニア州立軍事学校の1981年の卒業アル
バムでは、ノーサムが「クーンマン」という人種差別的なニックネームで呼ばれてい
たことが判明しています。ノーサムの辞任を呼びかけているラモント・バグビーに聞
きます。バグビーはバージニア州議会黒人議員幹部会の議長です。



〇卒業アルバムのブラック・フェイスであいまい発言をしたバージニア州知事 謝罪
は「無効」とNAACP幹部

https://www.democracynow.org/2019/2/4/as_virginia_governor_waffles_on_blackf
ace

バージニア州の民主党知事ラルフ・ノーサムへの辞任要求が高まっています。知事が
卒業したイースタン・バージニア医科大学の1984年の卒業アルバムの個人ページに
は、顔を黒く塗った男性と「クー・クラックス・クラン」の衣装を着た男性が並んで
いる写真が掲載されていました。ノーサムは2月1日金曜日、その写真について謝罪し
ました。しかし翌2日土曜日になると、問題の写真に写る男性はどちらも自分ではな
いと発言を一転させました。1984年のダンス・コンテストでマイケル・ジャクソンに
扮するために黒塗りをしたことは認めています。全米黒人地位向上協会のバージニア
州会議会長のケビン・チャンドラー牧師に話を聞きます。



〇バージニア州知事の人種差別写真スキャンダル 米国人はブラック・フェイスの暴
力の歴史を直視すべきと歴史学者

https://www.democracynow.org/2019/2/4/historian_americans_must_face_violent_
history

バージニア州の民主党知事ラルフ・ノーサムへの辞任要求の歴史的背景について話し
合います。ノーサムが卒業したイースタン・バージニア医科大学の1984年の卒業アル
バム個人ページには、顔を黒く塗った男性と「クー・クラックス・クラン」の衣装を
着た男性が並んでいる写真がありました。顔を黒く塗り、ウィグを着けた白人男性が
ドレス姿で映っている写真もありました。キャプションには「“ベイビー・ラブ”、
ダイアナ・ロスが医学部に進学するなんで誰が思っただろう?」とあります。この卒
業アルバムには、ほかにも「ブラック・フェイス」をした3人の男性の写真が掲載さ
れています。プリンストン大学アメリカ文化史の助教レイ・リン・バーンズに聞きま
す。バーンズの新著は Darkology: When the American Dream Wore Blackface
(『ダーコロジー アメリカン・ドリームがブラック・フェイスを着けた時』)で
す。ワシントンポスト掲載の最新記事に“The troubling history behind Ralph
Northam’s blackface Klan photo”(「ラルフ・ノーサムのブラック・フェイスと
KKK写真の裏にある厄介な歴史」)があります。



〇極寒のニューヨーク市拘置施設 数百人の抗議デモをうけて電気は回復 収容者は
今も暖房なし

https://www.democracynow.org/2019/2/4/lights_back_on_at_nyc_jail

ニューヨークでは、「極渦」と呼ばれる北極からの強い寒気に見舞われた先週、ブ
ルックリン連邦勾留センターの収容者1600人余りが氷点下の気温の中、暖房、照明、
温水シャワー、温かい食事がないという厳しい状況を余儀なくされました。デモ隊は
週末を通して集まり、連邦刑務所局が運営する「メトロポリタン収容センター」の状
況に抗議しました。収容者は拘置施設の窓を叩いて、抗議者とやりとりしました。日
曜日の午後には、収容者の家族をふくむ抗議者数人が警備員に唐辛子スプレーを浴び
せられました。デモクラシー・ナウ!も現場にいました。午後6時30分までに、当局
は電力の復旧を発表しました。週末に収容者、刑務所職員と話をしたニューヨーク市
議のブラッド・ランダーに聞きます。 



〇ベネズエラで次に何が起きるのか? 米国と野党が危機を平和的に終わらせる交渉を
拒否

https://www.democracynow.org/2019/2/5/whats_next_for_venezuela_as_us

ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は、ローマ教皇フランシスコに、ベネズエラ
の危機の平和的解決への助力を求めました。マドゥロは、野党指導者のフアン・グア
イドが自身をベネズエラの暫定大統領と宣言してから2週間、マドゥロ大統領は国際
社会からの高まる辞任への圧力に直面しています。グアイドは1月23日、トランプ政
権からの支援を申し出たマイク・ペンス米副大統領との談合をおこなったのちにこの
発表を行いました。それ以来、オーストリア、イギリス、デンマーク、フランス、ド
イツ、スペイン、スウェーデンなどの国が相次いでグアイドの大統領就任を公式に承
認しました。イタリアはグアイドを承認する欧州連合の声明を阻止し、アイルランド
とギリシャは新たな選挙を要請、グアイドの大統領就任はまだ認めていません。一
方、ベネズエラの野党と米国は、メキシコとウルグアイによる両派間の話し合いを主
催するという申し出を拒否しました。「ラテンアメリカに関するワシントンDCオフィ
ス」(Washington Office on Latin America)の上級研究員で、テュレーン大学の社
会学教授であるデビッド・スミルデに話を聞きます。カリフォニアからはポモナ大学
の教授でThe Enduring Legacy: Oil, Culture, and Society in Venezuela(『恒久
的遺産――ベネズエラの石油、文化そして社会』) そしてVenezuela: What
Everyone Needs to Know(『ベネズエラーみんなが知るべき事』)の著者ミゲル・
ティンカー=サラスに話を聞きます。



〇エル・チャポの裁判で明らかになった米国の麻薬戦争の失敗 しかし米国は責任を
問われることがあるのか?

https://www.democracynow.org/2019/2/5/trial_of_el_chapo_highlights_failure

悪名高いメキシコの麻薬王ホアキン・“エル・チャポ”・グスマンの裁判がニュー
ヨーク市で11週間にわたって開かれています。連邦陪審は2月4日、エル・チャポに
よって運営されていた大規模な麻薬密輸組織「シナロア・カルテル」の内部構造を明
らかにしたブルックリン区連邦地方裁判所での200時間以上の証言の後、評議に向か
いました。56人の証人が証言台で殺人、暴力、スパイ、広範な汚職について証言し、
この麻薬王が2014年に元愛人と共に裸で下水道を抜けて逮捕を逃れた話さえも語られ
ました。エル・チャポは、犯罪組織を率いていたことを含む10の罪に問われており、
有罪判決が下されれば米国で終身刑になる可能性があります。この裁判が結審に向か
う一方で、ドナルド・トランプは米国とメキシコの国境の壁の要求を続けています。
トランプはこの壁が麻薬密輸との闘いを助けると主張しています。しかし米政府の
データは、税関・国境警備局によって押収される毒性の高い薬物の多くは南の国境を
密かに超えようとする人々からではなく、合法的な通関手続き地点を通って入ってき
ていることを示しています。ジョン・ホプキンス大学の社会学とラテンアメリカ学の
准教授クリスティ・ソーントンに話を聞きます。彼女はエル・チャポのセンセーショ
ナルな裁判は、いわゆる麻薬戦争についての真実を不明瞭にしていると言います。



〇「国を率いる大嘘つき」イルハン・オマール下院議員がトランプの一般教書演説を
非難 国境、ベネズエラ、イスラエルなどに関して

https://www.democracynow.org/2019/2/6/liar_in_chief_rep_ilhan_omar

5日夜の一般教書演説で、トランプ大統領は民主党との超党派的な団結を呼びかける
一方で、民主党およびロバート・ムラーの捜査を攻撃し、バージニア州とニューヨー
ク州での妊娠中絶の権利を拡大する努力を非難し、移民を攻撃し、国境の壁に対する
要求を繰り返しました。この演説を1週間遅らせることになった、米国史上最長の政
府機関の閉鎖については何の言及もありませんでした。女性議員たちは、女性の参政
権と議会進出を祝うため、白い服を着て一般教書演説に出席しました。演説の後、昨
年ジョージア州の知事候補だったステイシー・エイブラムス(Stacey Abrams)が、ア
フリカ系アメリカ人女性として初めて民主的からの反論演説を行い、新たな歴史を作
りました。ミネソタ州から米下院に選出された、初のソマリア系アメリカ人で初のイ
スラム教徒女性議員のひとりでもあるイルハン・オマールに話を聞きます。昨夜の大
統領演説で彼女がゲストとして招いたのは、内戦のために2000年にミネソタに亡命し
たリベリア人女性で、現在、米国からの国外追放の脅威に直面しています。



〇アナ・マリア・アーチラ:一般教書演説でのブレット・カバノーの存在は米民主主
義の失敗を表す

https://www.democracynow.org/2019/2/6/ana_maria_archila_brett_kavanaughs_pre
sence

トランプ大統領の一般教書演説についての報道を続けます。ニューヨーク選出の下院
議員アレクサンドラ・オカシオ=コルテスのゲストとして演説に出席したアナ・マリ
ア アーチラに来ていただきました。「Center for Popular Democracy」(人びとの
民主主義のためのセンター)の共同代表です。2018年9月、アーチラはもう一人の女
性マリア・ギャラガ―と共に、アリゾナ州選出共和党上院議員ジェフ・フレークが、
ブレット・カバノーの最高裁判事候補指名への支持を表明後、彼の乗るエレベーター
のドアを押さえ、あなたは私たちの痛みを無視していると訴え、ニュースとなりまし
た。この出来事の直後、フレーク上院議員は、カバノー承認の投票を遅らせて、FBI
の限定的な捜査が行われることを求めたのです。



〇プエルトリコ:債務返済を再編する取引の裁判所による承認で、プエルトリコがハ
ゲタカファンドのくいものになる可能性

https://www.democracynow.org/2019/2/6/puerto_rico_vulture_funds_to_make

プエルトリコに40年にわたって320億ドルの支払を義務づけ、債務の一部を再編成す
る計画が、連邦判事によって承認されました。この取り決めによりハゲタカファンド
が、これらの債券を買い取って巨額の利益を上げることが可能になると批判されてい
ます。これらのハゲタカファンドの中には公務員年金基金とハーバード、プリンスト
ンとエール大学の投資基金も含まれています。1月に、この提案された取引について
聴聞会を開いたローラ・テイラー・スウェイン判事は、批評家たちが述べているプエ
ルトリコの支払い能力についての懸念と公共サービスへの影響の可能性に言及しまし
た。しかし裁決においては、「裁判所には、紛争の最適な解決策は何かについて、独
自の見解を強制すること自由はない」と述べました。



〇政治学者:ブラックフェイスは全米の問題 バージニア州の幹部は辞任すべきだ

https://www.democracynow.org/2019/2/7/political_scientist_blackface_is_a_nat
ional

バージニア州では人種差別および性的暴力問題で州政府が混乱に陥っており、選挙で
選出された幹部3人(全員が民主党)は政治的な危機に直面し、彼らのキャリアや州
の指導層へも影響も懸念されています。先週、ラルフ・ノーサム知事が過去に黒人の
外見をまねる「ブラックフェイス」をしたことがあると認めたことで、バージニア州
では論争が起こっていましたが、更に2月6日、今度はマーク・ヘリング司法長官も大
学時代にパーティーでブラックフェイスをしたことを認め衝撃が走りました。州知事
継承順位2位にあたるへリング司法長官は、数日前にノーサム知事に辞任を求めたば
かりでした。継承順位第1位のジャスティン・フェアファックス副知事もまたスキャ
ンダルの渦中にあります。6日には、フェアファクス副知事に性的暴行を受けたと告
発する女性が実名で名乗り出て事件の詳細を公開しました。ノーサム知事は医科大学
時代の1984年の卒業アルバムに、ブラックフェイス姿の男性がクー・クラックス・ク
ラン装束の男性と並ぶ人種差別的写真を掲載していたことが明るみになっても辞任を
拒んでいます。問題となる民主党派の3人が辞任した場合、州知事継承権は共和党の
カーク・コックス下院議長にあります。クイニピアック大学政治学准教授カリラ・ブ
ラウン=ディーンに話を聞きます。バージニア州リンチバーグ出身のブラウン=ディー
ンはバージニア大学の卒業生です。ブラウン=ディーンの新著はIdentity Politics
in the United States(『米国のアイデンティティ政治』)です。



〇トランプの家政婦を5年間勤めた 在留資格のない移民ビクトリア・モラレスにイン
タビュー

https://www.democracynow.org/2019/2/7/meet_victorina_morales_an_undocumented
_immigrant

ニュージャージー州選出の民主党ボブ・メネンデス上院議員はFBIと国土安全保障局
に、トランプ・ナショナル・ゴルフ・クラブが在留資格のない従業員に偽の労働許可
証を入手する手助けをしたことが違法であるかを捜査するよう求めています。同ゴル
フ・クラブはここ2ヶ月間でニューヨーク州とニュージャージー州5か所のゴルフコー
スで、少なくとも18人の在留資格のない労働者を解雇したと報道されています。2月5
日、メネンデス議員は在留資格のない従業員についてのトランプ関連企業への捜査が
終わるまで、彼らが米国に滞在することを許可するよう連邦政府に求めました。グア
テマラ出身の在留資格のない移民で家政婦として働くビクトリア・モラレスに話を聞
きます。彼女はニューヨークタイムズ紙の取材に対し、トランプ所有の不動産内で起
こっていることを実名で証言し、この件が暴露される手助けをしました。モラレスは
在留資格がなかったにもかかわらず、何年にも渡りドナルド・トランプ家の家政婦と
して、またトランプ所有のニュージャージー州のクラブでその他の仕事をしてきまし
た。モラレスは、ニュージャージー州選出のボニー・ワトソン=コールマン下院議員
のゲストとして一般教書演説に出席しました。モラレス、ワトソン=コールマン議員
と、モラレスの弁護を務めるアニバル・ロメロ弁護士に話を聞きます。



〇米国家族計画連盟:連邦最高裁がルイジアナ州の中絶法を差し止め しかしロー&
ウェイド判決の運命は不透明

https://www.democracynow.org/2019/2/8/planned_parenthood_scotus_halts_louisi
ana_abortion

連邦最高裁判所は7日(木)、ルイジアナ州の制限的な反中絶法の施行を一時的に差
し止め、性と生殖に関する女性の自己決定権を唱道する人々に大きな勝利をもたらし
ました。この案件は、全国各地の何百万人もの女性が引き続き中絶医療を利用できる
かどうかをためす試金石と見られていました。最高裁の評決は5対4に票が割れたもの
の、ルイジアナ州に本拠地を置く中絶専門医療機関「ホープ婦人医療グループ」
(Hope Medical Group for Women)が提出した緊急再審要求を支持し、共和党が通過
させた反中絶法の施行差し止めを命じました。同法が施行されれば、ルイジアナ州に
は合法的に中絶医療を施すこことのできる医師がたった一人しかいなくなります。と
いうのも、同法は中絶医に診療所から30マイル以内の病院に入院特権(admitting
privileges)を持つことを義務付けているからです。中絶権賛成派の諸団体は、この
ような法律をTRAP法(中絶医を狙い撃ちする規制)と呼んでいます。米家族計画連盟
及び家族計画基金の会長を務めるリアナ・ウェン博士に話を聞きます。



〇オカシオコルテスとマーキーの両議員が大胆な米国の脱化石燃料計画「グリーン・
ニューディール」を発表

https://www.democracynow.org/2019/2/8/ocasio_cortez_markey_unveil_sweeping_g
reen

数カ月前からの期待に応え、ニューヨーク州選出の民主党下院議員アレクサンドリ
ア・オカシオコルテスとマサチューセッツ州選出の民主党上院議員エド・マーキーが
7日(木)、グリーン・ニューディール決議案を提出しました。米国の温室効果ガス
の排出量を10年以内に差し引きでゼロにする意欲的な計画です。これを達成するた
め、公共交通機関や連邦政府の雇用に多額の投資を行い、米国の電力源を完全に化石
燃料から離脱させ、先住民族に影響を及ぼす決定については事前に彼らの同意と承認
を得るという先住民の権利の法制化などが盛り込まれています。民主党のナンシー・
ペロシ下院議長は6日に、この法案を「グリーン・ドリームとかなんとかいう提案」
と呼んで嘲笑していたようです。タイプ・メディアセンターの特別研究員でインター
セプト誌やジャコバン誌に寄稿するジャーナリストのケイト・アロノフ氏に話を聞き
ます。



〇トランプ政権の移民家族引き離しスキャンダルが拡大するなか 民主党は「国家支
援の児童虐待」を告発

https://www.democracynow.org/2019/2/8/dems_accuse_trump_admin_of_state

トランプ政権の高官は、米墨国境で親から引き離されて行方不明となった移民の子供
たちの数は、当初報道されていたよりも何千人も多い可能性があると認めました。こ
の問題は7日(木)の下院エネルギー商業委員会の監視・調査小委員会(House Energy
and Commerce Subcommittee on Oversight and Investigations)の公聴会で追及の焦
点となっていました。米国自由人権協会(ACLU)の移民権利プロジェクト副代表
リー・ゲラントと話します。彼はACLUが全国レベルで取り組む、トランプ政権の家族
引き離し政策への説明要求の先頭に立つ弁護士です。彼は7日の公聴会で証言しまし
た。



〇グリーンウォルド:ベゾスはプライバシー侵害に抗議するがアマゾンはグローバル
監視体制を構築中

https://www.democracynow.org/2019/2/11/glenn_greenwald_as_bezos_protests_inv
asion

アマゾン最高経営責任者ジェフ・ベゾスは、自身の婚外関係に関する詳細を報じたナ
ショナル・エンクワイアラー紙について、「強要および脅迫」を受けたとして同紙の
発行元を公に非難しました。ベゾスは最近になって、このタブロイド紙がベゾスと愛
人の私的なテキストメッセージを取得した方法、またそれが政治的な動機によるもの
かどうかを調べるため、私立探偵を雇っていました。ベゾスによると、ナショナル・
エンクワイアラー紙の親会社であるアメリカン・メディア(AMI)はベゾスの私的調
査に対し、「報道は政治的な動機に基づいたものではなく、政治勢力の影響も受けて
いない」と応答、ベゾスがAMIの主張への賛同を表明しなければベゾスの裸の写真を
公開すると脅しました。ピュリッツァー賞受賞ジャーナリストのグレン・グリーン
ウォルドに、この論争およびアマゾンが監視国家の構築で果たす役割について聞きま
す。



〇グリーンウォルドがオマール議員を擁護 イスラエルロビー&AIPAC批判は反ユダ
ヤ主義ではない

https://www.democracynow.org/2019/2/11/glenn_greenwald_defends_rep_ilhan_oma
r

イルハン・オマール下院議員(ミネソタ州選出民主党)が、グレン・グリーンウォル
ドのツイートにつけたコメントが批判されています。グリーンウォルドは10日、「ケ
ビン・マッカーシー共和党院内総務はイスラエルを批判したイルハン・オマールとラ
シダ・トレイブを罰すると脅している。米国の政治指導者たちがアメリカ人の言論の
自由を侵すことも辞さず、多大な時間を費やして外国の擁護をしているのかには驚か
される」とツイートしました。オマール下院議員はこのツイートをリツイートし、
「ぜんぶ金がらみ」とコメントしました。オマールはその後、米国の政治家が親イス
ラエルになるよう資金を提供している組織としてAIPAC(アメリカ・イスラエル公共
問題委員会)を名指ししました。



〇グリーンウォルド「これは始まりにすぎない」 ボルソナロのブラジルで激化する
暴力と同性愛嫌悪

https://www.democracynow.org/2019/2/11/this_is_just_the_beginning_greenwald

ブラジル・リオデジャネイロで8日、軍事警察による取り締まりが行われ、サンタ・
テレサ地区で起きた銃撃戦で少なくとも13人が死亡しました。警察は、薬物の密売の
捜査のために同地区に入った際に銃撃に遭ったとしています。リオデジャネイロ州の
新知事ウィルソン・ウィッツェルは1月、市の治安部隊は容疑者の射殺を許可されて
いると発言していました。ウィッツェルはさらに、犯罪者は「テロリスト」であり、
彼らを収容するためにリオデジャネイロ版グアンタナモが必要だとも主張していま
す。ブラジルの新大統領ジャイル・ボルソナロは麻薬との戦いを強化すると宣言して
います。ボルソナロは大統領選期間中、「良い犯罪者は死んだ犯罪者だ」と述べまし
た。ブラジルではまた、ゲイであることを公に認めた初のジャン・ウィリス連邦議員
が、ボルソナロの台頭と時を同じくして高まった同性愛嫌悪を理由に退任、ブラジル
を離れました。ウィリスの後任には、リオデジャネイロの市議会議員で本日のゲスト
のグレン・グリーンウォルドの夫であるデビッド・ミランダが就きました。



〇グリーンウォルド:トランプのベネズエラ政権転覆の動きは石油獲得のため 民主
党もそれを支援

https://www.democracynow.org/2019/2/11/greenwald_how_can_democrats_support_t
rumps

ネズエラの大統領をめぐる危機が深まる中、安全保障理事会は緊急会合を開き、米国
とロシアがベネズエラ決議案をめぐって対立しました。米国はベネズエラで選挙を実
施し、国際援助物資の受け入れを認めるよう求めました。ロシアは外国軍の軍事行動
の脅威を警告、ベネズエラ問題への国際的な介入を呼びかけました。ベネズエラのニ
コラス・マドゥロ政権は、クーデターを仕掛けようとしたとして米国を非難していま
す。調査報道サイト「インターセプト」のグレン・グリーンウォルドに、ワシントン
とブラジル大統領ジャイル・ボルソナロの行動について聞きます。



〇デンバーの教師たちが賞与重視型給与システムをめぐりストライキ 確実な給与計
画とよりよい賃金を要求

https://www.democracynow.org/2019/2/12/denver_teachers_strike_over_bonus_bas
ed

コロラド州デンバーでは教員組合と学区 の話し合いが2月第1週末に決裂したあと公
立学校の教師たちがはじめたストライキが2日目を迎えました。「デンバー・クラス
ルーム教師協会」(The Denver Classroom Teachers Association)は、資金を奨励
金と賞与にまわすのではなく、教師の基本給を上げることを求めています。デンバー
の教師たちは物議を呼んでいる賞与重視型給与システムをめぐる15ヵ月の交渉のすえ
に、2月11日、ストライキに入りました。教師たちはこの給与システムでは収入の予
想が難しく、経済的安定が確保できないと言います。 デンバーポスト紙によると、
2019-2020学年度のデンバーの教師の初任給は4万3255ドルです。今回のストライキは
同区の教師たちの25年ぶりのストライキです。デンバーの小学校教師で「デンバー・
クラスルーム教師協会」会長ヘンリー・ローマンに話を聞きます。



○ライト州立大学教職員 米国史上最長の公立大学のストライキ終結

https://www.democracynow.org/2019/2/12/wright_state_faculty_ends_one_of

オハイオ州デイトンではライト州立大学の教職員たちが米国史上最長の公立大学のス
トライキの1つを終わらせたばかりです。同大学の運営側は2月10日、教職員組合執行
委員会と仮の契約合意に達し、組合員たちは数日中に承認投票を行う予定です。今回
のストライキは、大学側が1月末に、労働条件が悪化し福利厚生が減るような契約を
教職員に押し付けようとしたことで始まりました。大学の運営側が交渉を拒否する
と、ライト州立大学の教職員組合の85%がストライキを許可することに投票しまし
た。全米大学教授協会の会長ルディ・フィシュテンバームに話を聞きます。彼は協会
のライト州立大学支部の交渉責任者で、同大学の経済学の名誉教授です。



〇消える氷河:ダー・ジャマイルが語る気候崩壊 ヒマラヤの氷融解から昆虫の絶滅
まで

https://www.democracynow.org/2019/2/12/the_end_of_ice_dahr_jamail

新たな報告書によると、たとえ世界で一番野心的な環境改革が実行に移されたとして
も、21世紀末までにヒマラヤの氷河の少なくとも3分の1が溶けるとされています。
「ヒンドゥークシュ山脈ヒマラヤ評価」(Hindu Kush Himalaya Assessment)が2月
初めに発表したこの報告書は、200人以上の科学者による5年間の研究の集積を、さら
に125人の同分野の専門家によって検証した結果です。この報告書は、ヒマラヤの気
温上昇は多くの人から住む場所を奪い、破壊的な食糧不足と水不足を引き起こす可能
性があると警告しています。ヒマラヤの氷河は、アフガニスタンからビルマまで広が
るヒンドゥークシュ山脈ヒマラヤ地域に住む2億5000万人に必要不可欠な水源です。
15 億人以上がヒマラヤ山頂から流れる川に依存しています。独立系ジャーナリスト
で、ニュースサイトTruthoutの記者であるダー・ジャマイルに話を聞きます。彼は新
刊The End of Ice: Bearing Witness and Finding Meaning in the Path of Climate
Disruption(『消える氷河:進む気候崩壊の証明とその意味するもの』)の著者で
す。



〇イルハン・オマル下院議員 トランプ政権のベネズエラ特使エリオット・エイブラ
ムスを 80年代米支援の大虐殺での役割について厳しく追求

https://www.democracynow.org/2019/2/14/ilhan_omar_grills_venezuela_envoy_ell
iott

ベネズエラへの新特使エリオット・エイブラムスは2月13日、ニコラス・マドゥロ大
統領の失脚を狙う米国の動きについてワシントンで証言しました。米国は、3週間前
に野党指導者フアン・グアイドを新ベネズエラ大統領として承認して以来、ベネズエ
ラの国営石油企業に対し全面的な制裁措置を取っており、今回の危機解決に向けた国
際的対話の求めも拒否しています。エリオット・エイブラムスは右翼タカ派で、1991
年にイラン・コントラ事件で、議会で偽証したことで有罪になりましたが、後に
ジョージ・H・W・ブッシュ大統領により恩赦されました。彼は80年代にグアテマラの
独裁者エフライン・リオス・モント将軍の指導の下行われた先住民の集団虐殺と拷問
を擁護しました。リオス・モントは後に集団虐殺罪で有罪になっています。エイブラ
ムスはまた2002年、ベネズエラでウゴ・チャベス政権の失脚を狙うクーデターにも関
わったとされています。ミネソタ州選出の民主党イルハン・オマル下院議員は13日、
下院外交委員会で証言したエイブラムスに対し、彼の過去の行動を追及しました



〇ロベルト・ロバット:エリオット・エイブラムスは80年代の米国の暴力的な中南米
政策をベネズエラ持ち込もうとしている

https://www.democracynow.org/2019/2/14/roberto_lovato_elliott_abrams_is_brin
ging

2月13日、トランプ大統領はコロンビアのイバン・ドゥケ大統領とホワイトハウスで
会談し、ベネズエラ政府交代を狙う現在の動きについて意見を交わしました。同じ日
にベネズエラ特使となったエリオット・エイブラムスは下院外交委員会で、80年代に
ラテン・アメリカで行われた大量残虐における自身の関わりについて追及されまし
た。これにはグアテマラの独裁者エフライン・リオス・モント将軍が行った先住民の
集団虐殺および拷問をエイブラムスが擁護したことも含まれます。「サンフランシス
コ・ライターズ・グラット」(San Francisco Writers’ Grotto)を拠点に活動する
フリーランスのジャーナリスト、ロベルト・ロバットに、エリオット・エイブラムス
の暴力的な過去と、米が支援するベネズエラの野党について話を聞きます。



〇フロリダ州の高校における銃乱射事件から1年 その後も子供たち1200人が銃の犠
牲に 銃規制を求める生徒たちの運動は続く

https://www.democracynow.org/2019/2/14/one_year_after_parkland_1_200

フロリダ州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校での衝撃的な
銃乱射事件から1年、米国では銃暴力に対する運動が活気づき、若い世代の活動家が
増えました。2018年2月14日、セミオートマチックM16 自動小銃で武装した元生徒が
マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校に踏み込み銃を乱射、僅か3分で生徒お
よびスタッフや教師17人を殺害しました。この事件は学校での銃乱射事件で米史上最
悪のもののひとつとなっています。事件の生存者である生徒らはすぐに、全米でも有
名となった銃規制を先導する活動家となりました。ガーディアン紙銃政策担当のロイ
ス・ベケット上級記者に話を聞きます。ベケットの最新記事は”’We can't let
fear consume us’: why Parkland activists won’t give up”(「『恐怖に飲まれ
てはダメ』パークランド活動家が諦めない理由」)というタイトルです。



〇パブリックシチズン:トランプの国家非常事態宣言は全面的な独裁体制への道を開
く

https://www.democracynow.org/2019/2/15/public_citizen_trump_s_national_emerg
ency

新たな政府機関閉鎖を避けるために政府予算法案を成立させる期限が本日の真夜中に
迫る中、超党派委員会が今週提出した妥協予算案が上下両院で14日(木)に可決され
ました。この妥協案には、新しい鉄鋼製の国境壁55マイル(約90キロ)分の建設費用
として約14億ドルを計上していますが、これはトランプ大統領の要求する57億ドルを
大きく下回っています。マコーネル上院院内総務によれば、トランプ大統領は予算法
案に署名する一方、国家非常事態を宣言して下院を通さずに57億ドルの建設費予算を
確保するつもりです。民主党は早々にこの展開を非難し、消費者の権利を擁護する非
営利シンクタンク「パブリック・シチズン」(Public Citizen)はトランプ大統領に
対し訴訟を起こす予定です。「パブリック・シチズン」代表のロバート・ワイスマン
氏に話を聞きます。



〇デイビッド・バーンハートの内務長官任命はトランプ自身が発令した倫理規定に違
反?

https://www.democracynow.org/2019/2/15/new_interior_sec_david_bernhardt_may

パブリック・シティズンが最近、内務省の倫理監視および監査官に提出した異議申し
立てによると、トランプ大統領のデイビッド・バーンハート内務長官代行を長官に昇
格させる人事は、過去2年間に関連分野にロビー活動を行ったことのある官僚が政権
入りすることを禁じたトランプ大統領自身の大統領令に違反する可能性があります。
訴状では、バーンハートが絶滅危惧種保護法に関連して幅広いロビー活動を行ったこ
とが指摘されており、直近では2016年にウェストランズウォーター地区を代表して、
当時「開拓局と絶滅危惧種保護法に関する潜在的な立法」についてのロビー活動を報
告しています。「パブリック・シチズン」代表のロバート・ワイスマン氏に話を聞き
ます。



〇移民活動家:民主党は国境警備や米国土安全保障省(DHS)資金を承認しトランプに
屈服している

https://www.democracynow.org/2019/2/15/immigrant_activists_democrats_are_cap
itulating_to

トランプ大統領は本日、最新の支出予算法案に署名した後、議会の反対をしり目に米
墨国境に沿って国境壁を建設するため、国家非常事態を宣言する予定です。予算案に
は鋼鉄製の新しい国境壁55マイル分の建設費用として約14億ドルが計上されています
が、トランプが要求した57億ドルははるかに下回っています。議会議員のアレクサン
ドリア・オカシオ=コルテス、イルハン・オマール、そしてラシダ・トレイブは、移
民税関捜査局に更なる資金提供をすることになるため、この法案に反対票を投じたと
いう声明を発表しました。ゲストのエリカ・アンディオラはテキサス州に本拠を置く
「難民移民の教育と法務支援のセンター」(RAICES)の主任擁護官で、「それは正し
いことです。私たちは”トランプ”ゲームを辞めるよう、民主党員が正しいことをす
るように促しています」と言います。



〇難民たちはトランプ政権の政策によりメキシコの廃工場に投獄されている

https://www.democracynow.org/2019/2/15/asylum_seekers_are_being_imprisoned_i
n

トランプ大統領は国家非常事態宣言を計画していますが、国境地帯における本物の人
道危機と呼ばれている状況に目を向けましょう。メキシコ北部では13日(水)、機動隊
が中米からやってきた数百人の移民たちが収容施設から必死で逃げ出そうとするのを
阻止しました。この人々は米国に難民申請中で、受け入れの手続きを待つ間、廃棄さ
れた工場施設に収容されています。1,700人以上の移民が2月5日以降、メキシコ国境
の町ピエドラス・ネグラスにあるマキラドーラに収容されています。彼らは、米国に
難民として保護を求めキャラバンを組んで到着しました。トランプ政権が難民申請者
を「メキシコに留める」政策を採用し、近くのイーグルパスの国境検問所で1日に
たった15件の申請しか処理しないようになったため、ほとんどの者はこの廃工場に収
容されたままです。テキサスを本拠地とする移民権団体RAICES(Refugee and
Immigrant Center for Education and Legal Services)が聞き取り調査をした移民
の成人と子供の話を聞き、アドボカシー主任エリカ・アンディオラから最新情報を聞
きます。



〇「扇動しろ、扇動しろ!」フレデリック・ダグラス201歳の誕生日に玄孫が唱える

https://www.democracynow.org/2019/2/15/agitate_agitate_agitate_a_key_lesson

有名な奴隷制廃止論者フレデリック・ダグラスは、生きていれば今月、201回目の誕
生日を迎えます。彼は1818年頃に奴隷として生まれ、1895年に自由民として亡くなり
ました。木曜日の夜、著名な奴隷廃止論者、政治家、作家、フェミニスト、教育者、
起業家、そして外交官の誕生100周年を記念する祝賀の年を締めくくる式典の一環と
して、フレデリック・ダグラスの生涯と遺産を称えるため、全国の指導者たちがワシ
ントンD.C.の議会図書館に集まりました。フレデリック・ダグラスの来孫でフレデ
リック・ダグラスのファミリーイニシアチブ会長のケネス・モリス・ジュニア、そし
て玄孫のブッカー・T・ワシントンを番組に迎えます。ワシントンは、偉大なるフレ
デリック・ダグラスから若い活動家が受け取って欲しい教訓は、「扇動しろ、心をか
き乱せ。…活動家や若い世代が、自分たちが声をあげて扇動することが出来ると分か
ることがとても重要だ」ということだと言います。



〇イブラム・X・ケンディ:癌を克服する&バージニア州知事ラルフ・ノーサムに推
薦する反人種差別読書リスト

https://www.democracynow.org/2019/2/15/ibram_x_kendi_on_frederick_douglass

フレデリック・ダグラス生誕201周年を記念して、歴史学と国際関係の教授であり、
アメリカ大学の反人種主義研究政策センターの創始者であるイブラム・X・ケンディ
氏をゲストに迎えています。彼は木曜日の夜、米国議会図書館でフレデリック・ダグ
ラスを称えるイベントで講演を行いました。彼は著書『はじめから烙印を押されて:
米国における人種差別的思想の歴史の決定版』で全米図書賞を受賞した作家で、アト
ランティック誌の寄稿編集者でもあります。





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