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あなたに会えてよかった、ありがとう!〜『フツーの仕事がしたい』皆倉信和さん逝去

土屋トカチ(映画『フツーの仕事がしたい』監督)

*写真=2008年6月5日『フツーの仕事がしたい』完成記念試写会 中野ゼロ視聴覚ホールにて 左:皆倉信和さん 右:土屋トカチ

 10月19日(土)午前。ドキュメンタリー映画『フツーの仕事がしたい』の主人公、皆倉信和さんが心筋梗塞のため亡くなりました。享年49歳でした。仕事中、セメント出荷基地内で倒れているところを発見され、救急車で病院に搬送されましたが、一度も息を吹き返さなかったそうです。年内に『フツーの仕事がしたい』の追悼上映会を都内で行います。詳細は後日発表予定です。争議解決から13年。映画公開から11年。映画の中でも、生死の境をさ迷った皆倉さん。突然のことで、言葉が出てきませんが、出会えたことに心から感謝しています。あなたの人生がギュッとつまった映画『フツーの仕事がしたい』。「フツーの仕事」がしたかった、皆倉さん。あなたは異常な職場実態を、どうすれば変えられるのか、カメラの前で実践してくれました。私はその生きざまを捉え、映画にしました。勇気づけられた労働者は、世界中にいます。これからも、あの世でもよろしく! 感謝を込めて。(10月24日)

↓2019年8月23日、東京東部労組大久保製壜支部のストライキに駆け付けた皆倉さん。大久保製壜の労災事故に関して「自分も長時間労働で殺されかかったので思いがわかる」とアピールした皆倉さん。


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