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れいわ新選組を追っかける〜生の話が一番

    牧子嘉丸


*写真=7.13品川「れいわ祭り」

 7月13日(土)3時から新宿西口で開かれた「れいわ新選組」の山本太郎代表の演説を聞いた。昨夜、品川で行われたれいわ祭は大成功だったが、その疲れも見せず山本太郎は元気いっぱいだった。消費税廃止・税制改革・奨学金制度の抜本的見直し等、胃の腑に落ちるように話した。やはり、この人の話は生で聞くのが一番だ。

 大阪で共産党の辰巳コータローさんと立憲の亀石さんを応援し、京都ではこれまた共産党の倉林さんの応援に入った。しかし、私が最も感心したのは、熊本選挙区で野党統一候補として闘っている阿部広美さんの応援に行ったことだ。連合熊本は反共主義をむき出しにして、阿部さんの推薦を見送った。

 何という市民感覚の欠如した、ケチ臭い根性だろう。それでも九州男児か!こんな権力に対してはしっぽをふる連中が労働者の連帯とか同盟とかうそぶいているのだ。くらべて、山本太郎の獅子奮迅ぶりはどうだ。西に困っている女性あれば行って応援し、東に苦戦しているひとあればともに闘う。山本太郎は野党批判もするが、闘うときには手を携える。そういう行動力が話に説得力をもたせるのだ。

 続いて登壇したのは、東京選挙区から立候補したS学会の野原ヨシマサさん。同じ学会員で「ナッチャン」と嬌声があがる候補者を名指しして、「いったいどこの党から立候補してるんでしょうね」とポスターに党名が記されてないことをあげて「社長で自分の会社名を書かない名刺を渡すような社長がどこにいますか」と皮肉たっぷりに批判。

 「だいたい小さな声を聴く力なんて、辺野古基地建設反対、消費税値上げ反対の国民の大きな声を聴かないで、何が小さな声を聴く力だ」とボルテージはあがりっぱなし。最後に「みなさん、今の政治を良くしようと思ったら、公明党をぶっ壊すことです」とぶちあげた。

 「学会の池田先生はもし自分たちがつくった党が庶民をいじめたり、権力の意のままになって平和を脅かすようになったら、そんな党は壊してしまえとおっしゃっているんです。だから、私は壊します」と迫力いっぱいにガチ宣言。これには太郎代表もびっくり。聴衆から大きな声援がとんだ。こんなすごい演説はやはり今「れいわ」でしか聞けない。TBSの小川アナウンサーが来てたけど、テレビ報道したのかな。これを放送したら小川さんの人気もあがるだろうのに。

 そのあとすぐ、渡辺てる子さんと三井よしふみさんが7時すぎに田無に来るというので行く。「全国のシングルマザーと非正規で働く何万という女性から応援をいただいてます」とてる子さん。「『働かざる者食うべからず』という呪文から解放されよう」と三井さん。「れいわ」の候補者の話はみな面白い。そして、インテリジェンスが高い。それを上から解説者みたいに説くのではなく、庶民目線で話すから共感を呼ぶのだ。

 残念ながら今のところ、参院選挙で自公の堅調が伝えられている。一人区の場合は野党候補へと簡単だが、複数区の場合は判断に難しいのが実情だ。東京の場合、共産党の吉良候補は絶対落とせないが、立憲のふたりと野原さんにがんばってほしい。とくに野原さんには学会票をぶんどってほしい。

 比例代表では立憲・国民民主・共産・れいわ等の野党の健闘を期待するが、心配なのは社民党である。政党要件の危機にあるといわれているが、元祖平和主義・立憲主義ともいうべき社民党の存在は小さくても大きい。ほんとうにひとり何票あっても足りないと思われる方も多いのでは。棄権は論外としても、投票所に行って白紙で投票するなどと吹聴する者がいる。情けない話である。

 はすいけ透さんが「『れいわ』のネット上での反響はすごいが、相手は確実に票とりをしている」と発信しているが、その通りである。ネット上での評判などあてにはならない。やはり演説会に出て、選挙ハガキを貰い、確実に友人・知人に送って応援してもらう。私も40枚もらって、即日に書き送った。こんな数ではどうにもならないが、やはりひとりひとりのやり方でやるしかない。それが3億円ものカンパにつながったのだから。

 情勢は厳しいが、巨大な権力に立ち向かう運動で困難をともなわない闘いはない。それは世界中の民衆闘争が教えている。残り一週間できることはなんでもやっていきましょう。


Created by staff01. Last modified on 2019-07-14 12:33:55 Copyright: Default

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