不当判決に怒り心頭!/河原井・根津「君が代」裁判で高裁判決 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバー映画祭(報告) ・レイバーネットTV(10/30) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(11/22) ・ブッククラブ(10/12) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第95回(2024/10/10) ●〔週刊 本の発見〕第366回(2024/10/24) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/10/24) ●川柳「笑い茸」NO.157(2024/9/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第95回(2024/9/10) ●「美術館めぐり」第4回(2024/10/28) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
不当判決に怒り心頭!〜河原井・根津「君が代」裁判で高裁判決3月14日、河原井・根津「君が代」裁判2008年事件の控訴審(東京高裁・後藤博裁判長)判決が出た。この裁判は、元東京都教員の河原井純子さんと根津公子さんが、「君が代」不起立への6か月停職処分の取り消しと損害賠償を求めたもの。法廷に入ってまず、そのものものしい雰囲気に驚いた。まず、傍聴席の後ろにあるTVカメラ、そして10人はいると思われる警備員。いままでの判決にはなかった風景だ。よほどの不当判決か、それともその逆か。カメラの前撮りが終わって、判決主文、そして判決要旨が読み上げられた。これもこの種の裁判では異例だ。通常、裁判長は主文しか読まない。結果は、請求を全面棄却。地裁判決と同じく、河原井さんの処分は取り消されたが、根津さんについては、過去の処分歴や不起立前後に「強制反対 君が代 日の丸」のロゴ入りTシャツを勤務中に着ていたことなどを理由に処分を是認、両者とも損害賠償は認められなかった。 判決後、不当判決と法廷での扱いに怒り心頭の傍聴者たちは、予定になかった裁判所門前での抗議集会を行った。根津さんは、「カメラや取材記者は、裁判長の指示だろう。判決要旨の読み上げもメディアを意識したものだ。これが報道されれば卒業式シーズンの現場に影響があるはず。不起立への抑止力として使おうとしたのは確かだ」「トレーナーについては、こちらが証人や陳述書でていねいに出した反論には、まったくふれない不当判決。しかし闘いをなかったことにするのではなく、闘いがあったことを百年二百年先に残したい」と思いを込めた。河原井さんは、「この判決で終わりではない。2009年事件の控訴審が進んでいる。裁判と同時に現場のたたかいが大切だ」と語った。参加者たちは「不当判決糾弾!」「忖度裁判長を許さないぞ!」の声を響かせた。 道徳教育の教科化やオリンピック・パラリンピック教育を通して、学校はますます愛国心の醸成場となりつつある。そして代替わりによる天皇制への翼賛。いまの空気は、根津さんたちが、不起立を余儀なくされた2003年当初より、数倍厳しさを増している。毎年、「君が代」強制反対の元教員たちを中心に、「『君が代』に立たない、歌わない自由がある」ことを知らせるチラシが都内の卒業式で配られている。持続する小さなチラシの意味をいま、あらためて考える。(佐々木有美) Created by staff01. Last modified on 2019-03-15 10:53:47 Copyright: Default |