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日本の過労死社会を警告した故アンドレ・レノレ神父の追悼集完成 | ||||||
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ユニオンヨコスカ執行委員長 小嶋 武志今から24年前に日本語版として発刊した、かつて川崎で労働司祭として長年働いていた時の現場体験記『出る杭はうたれる』(岩波現代文庫)の著者であるアンドレ神父さんが去る4月20日享年83歳で逝去された。この本では、アンドレさんは日本人の働き過ぎ(特に残業)に対して厳しく警鐘を鳴らし続け、自らは信仰の証として非人間的である残業を一切拒否して、日本の過労死社会の到来を警告していた。 今日本の国会では『働き方改革関連法案』が一括審議され、強行採決の危機にある。政府が目指す「働き方改革」とは、経済政策としての成長戦略を目論む労働者への「働かせ方改革」であり、本末転倒も甚だしく、本来の人間の有り得るべき労働=人間らしい労働と生活(ディーセントワーク&ライフ)からは遙かにかけ離れたタダ働き残業強制・過労死促進法案となっている。アンドレさんは2014年にフランスで最後の本となる「日常の記」を発刊し、この度日本語版(抜粋編)も追悼集として完成した。この本でもアンドレさんは8時間労働厳守を強調し、残業を厳しく戒め、私たちの行動の奮起を促している。 この本の希望者はユニオンヨコスカ宛に連絡を。 (E-mail;uniyokosuka@yahoo.co.jp) 鎌田慧氏のことばアンドレさん。 アンドレさんとお会いしたのは、おたがいにまだ30代半ばのころでした。わたしが書いた『自動車絶望工場』が、日本にきて日本語を勉強中のアンドレさんの目に留まって、翻訳してフランスで出版して下さったのでした。大変なご努力だったと思います。仏訳のタイトルは『トヨタ絶望工場』と、テーマをさらに明確にしていただきました。 それから川崎の浅田教会のエドワード神父、マキシム神父とともに、家族ぐるみのお付き合いとなりました。帰国されてからも、わたしもパリやブルターニュをなんどか訪問して、お母さんをはじめとして、お兄さん、弟さんや姪御さんなどと、お会いしてきました。アンドレさんの無欲かつ献身的な存在は、いまなお、フランスばかりか、川崎のひとびとのなかに鮮やかな記憶として、遺されています。 アンドレさん。これからも天国から、この日本に住むわたしたちをも、どうか見守って下さい。 アンドレさん。またお会いしましょう。 鎌田 慧Created by takaheims. Last modified on 2018-05-27 10:52:08 Copyright: Default |