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「週刊金曜日」ニュース : 「軍事大国」化する日本
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 <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>      2018.4.13
_________________________________________________________『週刊金曜日』

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     ★4月19日 シンポジウム「沖縄は孤立していない」開催★

  
        http://www.kinyobi.co.jp/news/?p=3908
         

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                                        <http://www.kinyobi.co.jp/>

 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
  
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【1】注目の記事


■「軍事大国」化する日本

「日米同盟」ばかりを拠り所にして南西諸島の軍備を拡大し、「軍事」の足枷をはずそう
と改憲を目論む安倍政権。アジアのリーダーらは米国をうまく操り和平に向かおうとして
いるのに、日本は時代錯誤の軍備拡大でどこに向かうのか。


●羽場久美子・青山学院大学教授に聞く
世界から孤立する安倍政権

中国や韓国、北朝鮮といった近隣諸国との関係改善も望みうすで、媚び続けてきたトラン
プ米大統領からも相手にされなくなった安倍晋三首相。そのため各国が対話外交を加速さ
せるなか、日本だけが孤立化の一途だ。


◆天皇の政治利用か
初の与那国島視察は自衛隊配備の“記念日”
本誌取材班


●日本の「抑止力」ではない
なぜ南西諸島の自衛隊配備が進められているのか
伊波洋一

九州南端から奄美、宮古、石垣、与那国などにかけての南西諸島で進む自衛隊配備。日本
の安全保障に有益であるかのように語られているが、配備の意図は別にある。


◆アジア認識の転換を
「中国に抜かれた」現実を認めよ
岡田充


●【南西諸島】宇宙の軍備拡張が招く南西諸島のミサイル戦争
前田佐和子

南西諸島での急激な軍備の増強は、地上や海上だけで進められているものではない。宇宙
でも、日本政府は米国の宇宙戦略に沿う形で軍備拡張を進めている。特に、主に南西諸島
に設置された測位衛星の管制局は、この地域でのミサイル戦争に備える危険なものだ。


●【石垣島】“農地つぶし”の国策に公然と追従する中山市長
本誌取材班

自衛隊配備の賛否について言及しないまま、3月11日の石垣市長選挙で3選を果たした中
山義隆市長が、選挙後に配備を急速に推し進めようとする言動を見せ、現地で危機感が募
っている。


●【宮古島】近隣集落の反対無視し弾薬庫配備を国が「決定」
本誌取材班

陸上自衛隊駐屯地の建設地が変更となる中で、弾薬庫の建設が宙に浮いていた宮古島。年
初に突如、国側が“言い渡す”形で弾薬庫の配備先が決定されたが、施設の規模すらも不
明という不透明さだ。


●【奄美大島】配備で問われる自然の“破壊”と“保全”という矛盾
渡部睦美

大自然を擁する鹿児島県・奄美大島の森林を切り裂いて、陸上自衛隊の駐屯地建設が進ん
でいる。その一方で、世界自然遺産登録に向けた動きも加速しており、島は大きな矛盾を
抱え揺れている。


●【佐世保】「離島奪還」と称した自衛隊の不可解な動き
成澤宗男

陸自結成以来の「組織変革」の一環として佐世保に登場した、「水陸機動団」。だが準備
が整っておらず、運用法も不明という批判が絶えない。はっきりしているのは、緊張を煽
るだけの無用な存在という点なのだ。



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 【2】  編集長後記

 
 政府はどこを向いて仕事をしているのか。辺野古新基地の完成後、周辺にある沖縄工業
高等専門学校や沖縄電力の送電鉄塔が、航空機の安全離着陸のための高さ制限を越えてい
ることがわかったという。沖電には移設の要請をしているが、「学生と職員計921人が
過ごす高専には説明していない」(4月10日付『沖縄タイムス』1面)。

 姑息な対応の違いが意味するところを改めて考える。もっとも大きな危険にさらされる
のは誰か? 住民だ。その住民には知らされない。確かなのは、最優先すべきものが住民
ではないということだ。

 今週号では、朝鮮半島有事の平和的解決に向けて、関係諸国が動き出しているにもかか
わらず、安倍政権が軍事大国化を一辺倒に進めている実態を報告する。

 昨年の4月21日号で後田多敦さんが指摘してくれた「東アジア秩序や社会の破壊者とし
ての日本の誕生」の歴史を思わず重ねてしまう。東京の為政者からは想像もつかない光景
がそこからは見えてくる。(小林和子)

(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
 [編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/



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 【3】4月20日(1181)号予告


【最後の一人になっても2020年開催に反対する大特集】
東京オリンピックなんて大っ嫌い!
●〈毒舌対談〉久米宏×ピーコ
●〈現地ルポ〉「復興五輪」のウソ 藍原寛子
●元アスリート 苦渋の「反東京五輪宣言」 平尾剛
●第二の豊洲問題発覚! 五輪の名の下に中小企業をつぶす東京都 藤田正
●「五輪がこの国をダメにする」科学者の警告 池内了

【疑惑】●喚問が必要なのは安倍首相だ! 加計問題「首相案件」 横田一+本誌取材班

【疑惑】●迫田英典氏に公開質問状 森友問題解明に証人喚問を 片岡伸行

【社会】同期は安倍首相がキライ   徃住嘉文

【原発】菅直人氏が海外では脱原発のシンボルに?!
世界一の原発大国に行った日本の元総理 平井康嗣

【原発】原子力規制委の火山文書
国際基準より10倍危険な「世界で最も甘い基準」へ  添田孝史

【くらし】●コーヒーでがんになる!? 
発がん物質の少ないコーヒーを選ぶには? 植田武智

【くらし】●新・買ってはいけない254 
「マウススプレー」でがんになるのはイヤだから

【ぶんか】●自由と創造のためのレッスン
68年5月は今日もなお存続している         廣瀬純

【強力連載】
●それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
●風速計         佐高信
●初めて老いった!?    石坂啓
●STOP! 9条改憲           高田健
●俺と写真                本多勝一
●話の特集  矢崎泰久、中山千夏、松元ヒロ、小室等



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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php


★孤高の法医学者が暴いた足利事件の真実

著者・梶山天 1400円+税 四六判並製 288頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002513.php

足利事件の闇を解明する
「警察だ!」──日曜早朝の怒声に玄関を開けた瞬間から、菅家利和さんは"足利事件の
犯人"の汚名とともに17年以上、獄中に囚われた。その間、塀の外では本田克也筑波大学
教授がDNA鑑定によって菅家さんの無罪を証明した。だが、捜査機関は本田教授が挙げ
た冤罪の証拠をことごとく潰しにかかったのだ。北関東連続幼女誘拐殺人事件」解明に挑
んだ朝日新聞記者のルポ。



★貧困なる精神27集 人類の契約

著者:本多勝一 1400円+税 B6判・並製・176頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002502.php

朝日新聞入社以来60年を超えて、現在も書き続ける本多勝一。かつてベトナム戦争におけ
る現場取材や中国での旧日本軍についての取材等、その歩みは全て真実を求める旅であっ
た。「果たして人類は、自滅の道をストップできるのだろうか?」『貧困なる精神』シリ
ーズ最新刊。


★教育を、取り戻す 「壊憲」教育に抗う人々

著者・平舘英明 1300円+税 四六判並製 264頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002486.php

安倍政権に子どもを託せるか
「戦争する国」に向かうとき、必ず教育が標的になる。戦場に行く人材、銃後を守る人材
など戦争遂行の責務を果たす人材が必要となるからだ。教育の目的はいうまでもなく「人
格」の完成だが、安倍教育改革の目的は国家に役立つ「人材の育成」である。著者渾身の
怒りのルポ。



★日中戦争から80年 加害の歴史に向き合う

『週刊金曜日』編 1000円+税 A5判並製 136頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002464.php

今年は、日中全面戦争開始から八〇年。侵略戦争への深い反省から始まったはずの戦後は
いま、大きな危機に直面している。歴史歪曲主義者の安倍晋三首相はふたたび「戦争国家
」への道を暴走し、民主主義そのものが崩壊させられようとしている。私たちは、あらた
めてアジア太平洋戦争の実相をみつめ、いまと将来のために加害の事実を振り返り、向き
合う姿勢が必要だ。本ブックレットは日中戦争開始から八〇年となる二〇一七年七月から
一〇月の各月一回、「日中戦争80年共同キャンペーン実行委員会」が企画した学習会の
内容を再録したもの。



★21世紀に『資本論』をどう生かすか

著者:鎌倉孝夫・佐藤優 2200円+税 四六判上製 288頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002411.php

『資本論』1巻刊行より150年。
いまの社会問題の根本がどこにあるかを考えるためにマルクスの『資本論』は最強の武器
であり続けている。
ただし『資本論』は革命の手引書ではない。一般向けの講義をまとめた本書は、資本主義
の内在論理をあきらかに
するとともに『資本論』の誤読されやすい部分をていねいに説きおこす。


★軟骨的抵抗者
演歌の祖・添田唖蝉坊を語る

著者:鎌田慧・土取利行 1200円+税 四六判並製 176頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002364.php

明治大正すごい演歌師がいた。

明治から昭和初期にかけて活躍した近代流行歌の祖、添田唖蝉坊(1872─1944年)。風刺
やユーモアに満ちたその歌は貧困が拡大する現代の世相に響き合い、いまも人々の心にし
みいる。そして「ストライキ節」「ラッパ節」など多くの人が一度は聴いたことがあるメ
ロディーは数知れない。「正調」唖蝉坊を歌い継ぐ土取利行と明治の社会運動に詳しい鎌
田慧が語り合う。




┃Kindle版┃マイナンバー

明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php

「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどこ
ろか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」に
よって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供す
る。



┃Kindle版┃電通の正体 新増補版

週刊金曜日取材班:著 Kindle 購入価格:1200円(3月31日まで期間限定価格580円)
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002216.php

ロングセラー『電通の正体 増補版』発売後に『週刊金曜日』で報じた東京五輪や芸能界
の裏面に関わる特ダネ記事や写真、資料などを加えて「新増補版」として電子版で限定発
売することになった。株式会社電通はブラック企業大賞2016にノミネートもされたものの
大手マスコミはほとんどニュースにしなかった。いまだにマスメディアが書こうとしない
巨大広告会社の実相に迫る。


┃Kindle版┃バラ色のひきこもり

勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php

「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。


┃Kindle版┃何がどうして発達障害

司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円 
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php

自分では気をつけているつもりなのに、つ「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?

あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?

本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。


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 【5】イベントのご案内


★『週刊金曜日』シンポジウム 沖縄は孤立していない

講演:山城博治(沖縄平和運動センター議長)
乗松聡子(『ジャパン・フォーカス』エディター)
司会:北村 肇 (本誌発行人)

日時:4月19日(木)18時30分〜20時30分(18時開場)
場所:東京都・文京区民センター3A会議室
(地下鉄「春日駅」A2出口2分/「後楽園駅」4b・6番出口5分)
参加費:1000円(資料代)
内容:
安倍政権が「粛々と進める」としている辺野古新基地建設。今年2月には新基地「容認派
」とみられる名護市長が誕生し、3月には「高江ヘリパッド」抗議活動を巡り、山城博治
さんに不当判決が出た。沖縄の民意が基地を容認しているわけでは決してない。そして、
沖縄の問題は世界の問題でもある。海外の人たちは沖縄をどう見ているのか。乗松聡子編
著『沖縄は孤立していない──世界から沖縄への声、声、声。』(金曜日)の刊行にあわ
せ、私たちに今できることを考えたい。参加お待ちしております。
問合せ:「金曜日」業務部 TEL 03−3221−8521



★【パネル展】知ることで未来が見える
      戦争の加害
 民族排外主義と差別こそ侵略戦争への道

日時:4月26日(木)〜5月2日(水)10時〜20時半
場所:かながわ県民センター1階展示室(横浜駅西口5分)
入場料:無料
主催:記憶の継承を進める神奈川の会
問合せ:090−7405−4276(竹岡)



★沖縄の闘いに連帯する講演と音楽の集い

講演:糸数慶子・稲葉博/音楽:カーミーズ

日時:4月27日(金)18時半〜21時
場所:埼玉県・浦和コミュニティーセンター多目的ホール
   (浦和駅東口・浦和PARCO10階)
参加費:700円
共催:沖縄の闘いに連帯する関東の会/埼玉県反核医師の会/埼玉県民主医療機関連合会
問合せ:048−296−5408(医療生協さいたま)
協賛:『週刊金曜日』



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