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【続報】「ニュース女子放送後、独に移住」人権侵害認定の辛さん 法的手段も
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投稿者: yamaraja

【続報】「ニュース女子放送後、独に移住」人権侵害認定の辛さん 法的手段も

●勧告趣旨の放送や、3カ月以内に再発防止策を提出することなど求める勧告を出した。
●人権侵害の回復に向けた行動を働き掛け、応じない場合には法的手段も検討するという
。
●DHC側は、今後も地方局やインターネット上で同番組を継続すると表明する。特にネ
ットは、検証可能な第三者機関が確立しておらず、公益性や情報の質確保の点で課題が多
い。
●番組内で辛さんや基地建設に反対する人々に差別的な意見を繰り返したジャーナリスト
やコメンテーターも沈黙したままだ。
●奪われた日常を取り戻すには、謝罪と名誉回復の作業が必要だ。全ての番組関係者が最
低限果たすべき責任である。
●「メディアがターゲットを名指しし、共感した人がテロ行為に及ぶ。ヘイトからテロに
時代は移行した」と批判した。

辛さんへの人権侵害認定 「ニュース女子」にBPO勧告 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地
域のニュース
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-679046.html
 東京メトロポリタンテレビジョン(東京MX)の番組「ニュース女子」について、放送
倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は8日、東京MXに対し、ヘイトスピー
チ(憎悪表現)反対団体「のりこえねっと」の辛淑玉(しんすご)共同代表への人権侵害
を認定し、勧告趣旨の放送や、3カ月以内に再発防止策を提出することなど求める勧告を
出した。
 勧告を受け、東京MXは8日のニュース番組で勧告を受けたことを報じ、再発防止に努
めるとのコメントを発表した。訂正や謝罪はしていない。
 辛さんは会見を開き「BPOの決断は、放送人の最後の良心の決断だったと感じている
」と評価した。代理人によると、今後も東京MXに人権侵害の回復に向けた行動を働き掛
け、応じない場合には法的手段も検討するという。

社説[BPO人権侵害を認定]辛さんの名誉回復急げ | 社説 | 沖縄タイムス+プラス
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/220154
今回の勧告は放送上の倫理に加え、人権上も重大な過失があったと認定した。一つの番組
について2委員会で意見と勧告が出されるのは異例。放送したMXはもちろん、番組制作
会社のDHCテレビジョンも猛省すべきだ。
 勧告を前にMXは今月、制作主体をDHC側からMXに移す協議が不調に終わったとし
て、同番組の終了を発表した。DHC側が問題発覚後も「基地反対派の言い分を聞く必要
はない」との見解を示し、昨年のBPO意見後も「見解は変わらない」と拒否しているこ
とを考えれば、当然といえる。
 これに対しDHC側は、今後も地方局やインターネット上で同番組を継続すると表明す
る。特にネットは、検証可能な第三者機関が確立しておらず、公益性や情報の質確保の点
で課題が多い。
 意見・勧告を受けた同番組もいまだネットで繰り返し流れている。辛さんへの名誉毀損
と人権侵害は、今この瞬間も続いているのである。
■    ■
 放送以降、ネット上には辛さんへの誹謗(ひぼう)中傷が広がり、「殺せ」など過激な
発言が飛び交った。放送後にドイツに移住した辛さんは、「実質的な亡命だった」との手
記を本紙に寄せた。
 勧告を受けた記者会見で、ドイツでは「安心して(郵便)ポストを開けられる」と述べ
た言葉からは、いわれなき中傷が日常生活を侵食する深刻な被害状況が伝わる。
 MXは今回「再発防止策を着実に実行して信頼される放送の推進に努める」とコメント
した。しかしこの間、辛さんが度々申し入れてきた協議や謝罪には応じていない。
■    ■
 DHC側のコメントはこれまで、自身の番組制作手法の正当化に終始している。番組内
で辛さんや基地建設に反対する人々に差別的な意見を繰り返したジャーナリストやコメン
テーターも沈黙したままだ。
 勧告は、放送から1年以上が経過しようやく始まった一歩だ。辛さんの奪われた日常を
取り戻すには、謝罪と名誉回復の作業が必要だ。全ての番組関係者が最低限果たすべき責
任である。

「ニュース女子放送後、独に移住」人権侵害認定の辛さん:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL38753KL38UTIL04Z.html
辛さんは記者会見で、番組放送後に嫌がらせを受け、ドイツに移住したことを明らかにし
た。
 「MXのやったことは罪が深い。ネットの中にあったデマを社会に飛び立たせた」。辛
さんは会見で、改めて番組を批判。また、2月23日、東京都千代田区の在日本朝鮮人総
連合会(朝鮮総連)中央本部に銃弾が撃ち込まれた事件や、ネット上で在日韓国・朝鮮人
らへの誹謗(ひぼう)中傷がやまない社会状況に触れ、「メディアがターゲットを名指し
し、共感した人がテロ行為に及ぶ。ヘイトからテロに時代は移行した」と批判した。
 辛さんは「ニュース女子」の放送後、もともとあった嫌がらせが悪化したとも語り、「
日常生活がなくなった」と表現した。脅迫の手紙やメール、仕事のクライアントに対して
の抗議などが増え、道で知らない人から罵倒されるなど「顔を合わせた人から公然と悪意
を向けられる、今までにない嫌がらせ」が出てきたという。

東京新聞:「ニュース女子」人権侵害を認定 BPOがMXに再発防止勧告:社会(TOKYO W
eb)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201803/CK2018030902000131.html
 番組の司会は本紙の長谷川幸洋論説委員(当時は論説副主幹)が務めており、同氏の発
言についても放送基準を守ろうとする姿勢に欠けていたと指摘した。

「珍しく現地取材をしていた」 東京MXが「ニュース女子」を信じた理由
https://www.buzzfeed.com/jp/takumiharimaya/news-joshi-20180309

東京MX「ニュース女子」打ち切りヘ!「打ち切りは歓迎」しかし「MXはフェイクニュース
を流した謝罪と訂正を!」〜沖縄への偏見をあおる放送をゆるさない市民有志が記者会見
 | IWJ Independent Web Journal
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/414040

【報道】「ニュース女子」問題 BPOが「名誉毀損の人権侵害」と判断、「のりこ えねっ
と」が見解
http://www.labornetjp.org/news/2018/1520517246104staff01


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