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働く場を奪うな、サービス低下させるな!〜立ち上がった図書館司書たち

動画(7分)

 12月19日早朝、東京・練馬図書館前で「ストライキ延期報告集会」が行われた。多くの労組の人たちが応援に駆けつけた。

 ストを構えた「練馬区立図書館専門員労組」(57名)は図書館業務を担う司書たち(非常勤職員)の組合。今年7月に練馬区が運営を民間委託する提案(指定管理者制度の導入)をしたため、職場が大揺れとなった。司書たちは「働く場が奪われる。サービスが低下する」ことを理由に反対してきた。しかし区側の頑なな姿勢は変わらず、組合は悩んだすえ12月19日と26日にストライキを構えることにした。

 そしてスト前日の18日、ギリギリの交渉の中で「図書館専門員を解雇する考えはない」という区側の回答を引き出すことができた。組合は一定の前進があったとしてストを回避し、この日は「スト延期報告集会」になった。しかし区側の民営化推進の基本方針は変わっておらず、予断を許さない状況が続いている。

 報告集会で練馬図書館OBで「東京の図書館をもっとよくする会」の大沢さん(写真上)はこう訴えた。「区は金がほしいから民営化を進めようとしているが、教育はお金じゃない。人を育てることを民間に預けてはならない!」と。当該労組は「企業の利益のためでなく、区民のための図書館を!」をスローガンに掲げている。次の交渉期限である来年1月18日に向けてたたかいは続く。(M)

↓インタビューに応じる「練馬区立図書館専門員労組」武市委員長

↓斬新なデザインで好評だったストライキを呼びかけたチラシ


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