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東京高裁も不当判決!涙と怒り〜朝鮮学校差別を追認する裁判所

動画(5分)

 東京朝鮮中高級学校の元生徒が訴えた「高校無償化」控訴審判決が、10月30日東京高裁であった。傍聴席90人に対して889人が並んだ。裁判所前は朝鮮学校生徒や支援者で埋めつくされていた。午後4時の判決直後に、「旗出し係」の男女二人の弁護士が建物入り口に現れた。メディアが一斉にカメラを向ける。男性弁護士はとても厳しい表情。女性弁護士は涙を流している。それをみて「あ、負けた」と直ぐに直感した。

 広げた垂れ幕には「不当判決」「朝鮮学校差別を司法が追認」と書かれていた。「ふざけるな!許さないぞ!負けないぞ!」とすぐに声が上がった。泣き崩れる朝鮮高校女子生徒もいた。

 傍聴から戻った「裁判を支援する会」共同代表・長谷川和男さん(写真下)がマイクを握る。それは怒髪天を衝く演説だった。

 「本当に悔しい。司法の良心が踏みにじられた。子どもがこれまで受けてきた不当な人権侵害・差別を裁判長が本当に考えるならば、このような判決を下すことは絶対に許すことはできない! 子どもの教育権を何だと思っているのか。日本の司法は良心があるといえるのか。私たちは絶対に不当判決には負けない。最高裁で勝ち抜くまでたたかい続けることを宣言する」。

 裁判所前では不当判決を糾弾するシュプレヒコールが何度も行われた。同種の訴訟の高裁判決は、大阪高裁判決(今年9月敗訴)につづき2件目。日本の司法が、人権どころか朝鮮学校差別に加担する現実がますます明らかになった。(M)


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