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「ペンと歌でたたかう」望月衣塑子と川口真由美〜ライブイベントが大盛況

 10月19日(金)の夜、東京・荻窪のライブバー・ブンガで「ペンとギターのトーク&ライブ」イベントが開かれ、50人を超える観客が参加し盛り上がった。主催は「ほのかの会」。若い層の観客も多かった。

 出演者は、日本の軍拡や権力に警鐘を鳴らし「ペンは武器より強し」を実践する東京新聞記者の望月衣塑子さん(写真左)と、反戦と平和を歌い沖縄辺野古を守るために「歌は基地より強し」を実践する歌手の川口真由美さん(右)の二人。先に登場した望月衣塑子さんはスライドを掲示しながら、ご自分の略歴から記者生活の裏情報、そして最近の記者会見の様子などをテンポよくリズミカルに、マシンガンのように30分間トークした。

 取材や会見した相手のモノマネもあり、ときどき切る見栄に満員の観客からどよめきが上がり、ライブ感満載だった。「読売新聞から引き抜きがあったことを父親に話したとき、それだけは止めてほしい」と言われたエピソードを紹介すると、会場からは「お父さんは正しい」と掛け声がかかった。

 「彼女の記事を嫌がっていた防衛庁幹部が実は隅から隅までしっかり読んでくれていた」「本来、社会部記者しか参加しない、官庁記者会見に、経済部の私を送り込んでいる東京新聞には感謝している」など興味深い話題も次々と展開された。50代女性客の一人は「マシンガントークというよりは、人物描写もあり、むしろ講談のようで、良かった」と感想を語った。

  次に登場した川口真由美さんは、何度も参加している韓国の平和活動の音響や段取りの素晴らしさに比べて、日本の活動はまだまだ遅れていることを紹介した。

 「集会などに呼ばれても15〜20分、しかも、いつものあの曲をお願いされてしまいます。私が歌いたい曲はたくさんあります」と言いながらも『立ち上がれ』『沖縄を返せ』『ケサラ』を歌い、合間合間にトークをはさみながら45分間、客席を盛り上げた。サポートをPeaceWindsが務めた。

 インパール作戦で戦死したお祖母さんの兄弟へのことを歌った『石ころ』には戦争について考えさせられた。若手路上ミュージシャンの稲垣剛治さんの作品『大いなる遺産』は川口真由美さんの歌となっていた。そして観客もレスポンスし一緒に歌った。真由美さんは「見たり聞いたりしているだけでなく、自ら考えて、そして表現して欲しい」と語った。

 最後には望月衣塑子さんもステージに上がって一緒に歌った。 20代男性客の一人は「こんなに身近で一体感のあるライブは楽しい。真由美さんと一緒に大きな声で歌いました」。

  二人がユニットで行うトーク&ライブは、今回が初めてだが、今後も続けていくそうで、次回は11月17日(土) 午後1時半から、兵庫県篠山市(丹波)四季の森生涯学習センター多目的ホールで開催される。 (ジョニーH)


Created by staff01. Last modified on 2018-10-21 12:21:42 Copyright: Default

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