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7.30 不二越正門前行動〜強制連行・強制労働の責任を追及

    佐藤和之
7月30日午後、富山にある不二越本社前において、戦争犯罪に対する責任追及行動が取り 組まれました。主催は「第2次不二越強制連行・強制労働訴訟を支援する北陸連絡会」で 、結集したのは富山の市民団体や連帯ユニオン関西生コン支部など、全体で約35名。福井 、大阪、東京、神奈川などからも参加者があり、さらに「青少年平和交流団」として来日 していた韓国・光州の高校生ら20名も合流。また門前には、亡くなった被害者らの遺影も 置かれました。そして約1時間、「戦犯企業」不二越に対し怒りの声を叩き付け、強制連 行・強制労働に対する謝罪と補償を要求しました。

 

他方、この門前行動のあいだ、路上で右翼の街宣車5台が「ユスリ・タカリをやめろ」「 韓国人は日本から出ていけ」などと、誹謗中傷・ヘイトスピーチを大音量で繰り返し、集 会を妨害してきました。しかも、富山県警と不二越の警備員は、それを一貫して黙認。「 拡声機の使用による暴騒音の規制に関する条例」(拡声機暴騒音規制条例)による騒音計測 をするだけで、2016年に「ヘイトスピーチ解消法」(本邦外出身者に対する不当な差別的 言動の解消に向けた取組の推進に関する法律)が成立していても、眼前でなされるヘイト スピーチを制止することはありませんでした。

 

門前行動終了後、宿舎に場所を移して、「青少年平和交流団」と参加者による、感想交流 会が開かれました。韓国・光州の高校生は、皆が明るく活発な若者です。「戦犯企業によ る強制連行・強制労働の問題は、日本の歴史教科書に載っているのか」、「日本の人たち は、君が代・日の丸を、どう考えているのか」など、重要な質問が次々と出されました。 また、不二越闘争と光州事件に対する糾弾闘争との共通性(〇房臓事実の確認、∪嫻 者の断罪、H鏗下圓量祥晴麌)をめぐって、議論になりました。「青少年平和交流団」 は帰国後も、友人や後輩に、日本での体験を伝えていくでしょう。さらに関西生コン支部 は、沈黙する不二越労働者の状態を指摘すると同時に、大阪広域生コン協組や人種差別グ ループの攻撃と闘う決意を表明しました。

 
不二越闘争は、日本鋼管訴訟の金景錫さんが、1992年に不二越を訪問し、未払い賃金の支 払いと謝罪を要求。当該の被害者らと、不二越を提訴したのが始まりです。この第1次不 二越訴訟は、2000年に画期的な勝利和解を実現しました。さらに2003年、全面的・根本的 解決をめざして提訴されたのが第2次不二越訴訟ですが、2011年に敗訴。しかし、2013年 に不二越韓国訴訟第1次提訴、2015年に同第2次提訴、同第3次提訴と、法廷闘争は続け られています。現在、不二越韓国訴訟の早期進行と、新日鉄訴訟・三菱重工訴訟における 大法院(最高裁)判決を促す運動が焦点です。同時に当初から、不二越正門前行動、株主総 会行動、東京本社行動が継続され、近年では中国の戦争被害者による日本国・戦犯企業に 対する闘いとの連帯行動が実現しました。   韓国では文在寅政権になり、民衆の闘いにより、朴槿恵前政権時代の諸問題が暴かれつつ あります。その中で、梁承泰・前大法院長が、朴政権の意に沿うような判決を出したり、 司法人事を行ったのではないか、との疑惑が浮上。5月に出された調査報告書には、強制 徴用裁判に関する内容も含まれており、現在この司法行政権乱用疑惑の解明のため検察も 動いています。また民主労総などが中心になり、ソウルや仁川に「徴用工像」を建ててお り、今後この動きは各地に拡がるでしょう。日本政府による「明治日本の産業革命遺産」 のユネスコ登録をめぐる問題も、「強制労働」や植民地主義の観点から、見逃すことは出 来ません。共に頑張りましょう。   【北陸連絡会】http://fujisosho.exblog.jp/ 【写真報告】https://blogs.yahoo.co.jp/tocka_jikkoi/66903619.html 【参加報告】佐藤和之(佼成学園教職員組合)

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