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誰も望まぬ「高プロ」自民強行の構え!〜6.26国会前行動

 6月26日午後7時半、国会前に「高プロ反対」「過労死許すな!」などのプラカードが立ち並び、集会が始まった。呼びかけたのは最低賃金の問題などに取り組む「エキタス」。立憲民主党で厚生労働委員会の石橋参議院議員が法案の審議状況を報告。「いったい誰のための法案なのか、高プロ制度は過労死促進にならないか、厚労省は全くその疑問に答えていない。にもかかわらず自民党は採決のみを主張していた」。加藤厚労大臣に問責決議をかけこの日の採決にはならなかったが、自民党は強行採決の構えだ。

 社民党の福島みずほ参議院議員は「誰も“高プロ”など望んでいない。ニーズはない。誰が望んでいるのか。経団連だけ。労働時間の規制のない労働者を誕生させてはならない。過労死を生んでしまいかねない“高プロ”を“多様で柔軟な働き方”と言う総理に労働行政をやる資格はない」と話した。

 「全国過労死を考える家族の会」の中原のり子さん(写真下)は「私の夫は高度プロフェッショナル労働制度のさきがけのようなかたちで過労自殺した。労働者のやりがい搾取だ。休日も深夜も働かせて残業代を払わない、労働者の未来を奪う働かせ方だ」と訴えた。NHKの報道記者で過労死した佐戸美和さんの母・佐戸恵美子さんは「これ以上地獄の苦しみを味わう遺族を増やしたくない。“高プロ”を何としても撤回させよう」と訴えた。

 「安倍さん!過労死遺族と面会してください」と叫ぶ家族会の方たちの叫びを政府は受け止めるべきだ。「長時間労働なくせ!」とか「働いた分のカネ払え!」とか当たり前のことを国会前で叫ばなければならない事自体がおかしい。集会の最後に「エキタス」の山本さんは「安倍首相は、労働者を守るなんて気はさらさらない。今でも日本では長時間労働が横行している。黙ってあきらめているわけにはいかない。ウチらが求めているのは、だれもが生活するのに十分な賃金が長時間働かなくとも得られる、そんな働き方だ。“高プロいらない”ってでかい声で言ってやりましょう」としめくくった。 〔尾澤邦子〕


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