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86人の女性記者が立ち上がる〜「メディアで働く女性ネットワーク」設立会見

動画(6分半)

 厚労省記者会見場が、70人以上の記者と10台のTVカメラで溢れかえった。5月15日午後に開かれた会見は、財務省セクハラ問題をきっかけに設立された「メディアで働く女性ネットワーク」の発表会見だった。ネットワークには新聞、テレビ、出版、ネットなど31社・86人の女性記者が加わった。

 代表世話人の林美子さん(写真右)は開口一番「ほとんどの女性記者はセクハラを受けてきた。例外はまずいない。今回の福田事務次官の問題でセクハラがなくなるかと思ったら、とんでもない。このままではだめだと会を立ち上がることにした。『声なき声』を代弁してきたはずのメディアだが、じつは足元の私たち自身が『声なき声』を当事者だった。セクハラをはじめ人権侵害をなくすことが報道の権利、知る権利を守ることであり、民主主義の根幹を強化することになる」ときっぱり語った。会の最初の仕事は各方面への要請だった。この日、テレビ朝日、麻生財務大臣、安倍首相、野田総務大臣に「要請書」を送付し、セクハラ対策を強く申しいれた。

 会見で、松元千枝さん(代表世話人/写真左)は会員の生の声を紹介した。「自治体幹部に無理矢理キス、地方議員に口説かれ断ったら取材拒否にあった。最大級の侮辱で心はズタズタ。一体どれだけ痛めつければ気がすむのか。民主主義の危機です」(新聞・通信社50代)「はめられた、セクハラ罪はない、の発言は決して許せない。このネットワークが日本の社会が変わる一歩になりますように」(新聞・通信社30代)。企業をこえた横断的な「メディアで働く女性ネットワーク」は職能集団で日本では初めての試み。セクハラ政権の逃げ切りとセクハラ社会を許さない、新たな運動がジャーナリズムの中から始まった。(M)


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