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めちゃ楽しかった「ダイバーシティパレード」

 元国労組合員の久下格です。
「だれでもおったらええやん!」をスローガンに、皆がつながろうというダイバーシティパレード2018。4月1日、1,000人が参加して大阪で行われたパレードに、3つあるフロートのうち、労働梯団に参加しました。

 最高。めちゃ楽しかった。始まる前から様々な衣装を着た様々な人々の集まる様子を見てわくわく、2人の若者と話して写真撮ること、FBで公表することをOKしてもらいました。ありがとうございます。

 梯団の先頭を行くトラックからの大椿裕子さん(写真/大阪教育合同労組)のアジテーション(年寄りはあえてアジテーションと言う…笑い)に、隣を歩いてたエキタス京都の仲間と一緒に魂を揺さぶられました。

 「雇い止めを通告されて組合に相談に言った。3時間話を聞いてくれた専従に、『もしかすると、あなたの闘いは勝利できないかもしれない。しかし、あなたが立ち上がれば、あなたが闘えば、このあと同じように雇止めにあう仲間の勝利につながる』と言われた」

 この言葉に心を揺さぶられて立ち上がった大椿さんの闘いは勝利できなかった。しかし、闘いを経て専従となった大椿さんは、仲間とともに、非正規労働者の不当な雇い止めを次々と撤回させています。めちゃええ話や、映画にしたいと思いました。

 闘いぬいてきた確信を、大椿さんは参加者に、街いく人々に、大きな良く通る声で伝えます。

「今日、日曜日も働いている仲間の皆さん。ちゃんと生活できる賃金ですか? 残業代は払われていますか? 労働者には、憲法28条で、労働組合を結成して闘う権利が保証されています」
「一緒に闘いましょう。今からでも一緒にパレードしましょう!」

 分会長が何者かに襲撃されたエムケイ分会が無期限ストライキを継続中の、連帯労組近畿地区トラック支部は、「連帯」と大書した旗とともに多くの組合員が参加していました。エムケイ分会の決意表明を、身の引き締まる思いで聞きました。

 そして、特筆すべきは、女性の梯団に参加していたスウォッシュの仲間から連帯発言があったこと。セックスワーカーの権利と健康、安全のために闘ってきた。セックスワークを特別な何かととらえて忌避するのではなく、分断を超えて闘おうという訴えでした。発言している彼女自身が、労働梯団で受け入れられるかどうか不安を持ちながら話し、途中、「伝わってますかぁ?」と不安げに問いかけました。私は「伝わってるぞぉ!頑張れぇ!」と思わず大声をあげました。

 最賃1500円 あげろ! あげろ!
 ちゃんと暮らせる賃金払え
 苦しい奴らは声あげろ
 (…)
 路上から職場へ
 職場から路上へ
 声あげろ! 立ち上がれ!

 軽快なコールが御堂筋に響きました。

 1,000人のパレード。この隊列を1万、10万と増やしていくことができれば、最賃1500円は実現できる。だれでもちゃんと希望を持って生活できる社会は実現できると思いました。新し労働運動が始まることを予感させるパレードでした。私の住む京都でもパレードやれんかなあ。

 私の Facebook ページでは、美しい民族衣装を着た若者の写真なども見れます。
https://www.facebook.com/KUGE.Itaru


Created by staff01. Last modified on 2018-04-02 17:55:42 Copyright: Default

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