ボトムアップの政治が動き出す〜「立憲民主との大対話集会」に500人

　　　白石孝（文・写真）

　1月28日夜、東京文京区にある文京区民センターで、「市民と立憲民主党との大対話集会」が開催された。主催は、この5～6年の参議院や都知事選挙で市民派選挙にチャレンジした自治体議員や社会運動家が主要メンバーの実行委員会。冷え込みが強いうえ日曜の夜にもかかわらず、のべ500人を超える方が来場し、サテライト用の第2会場も使用した。

　会の趣旨は、ずばりサブタイトルにした「市民の政治のつくり方」だ。単に新しい政党の応援団集会ではなく、結党の際の枝野幸男議員の「ボトムアップの政治」を、選挙後も本当に進めようとしているのか、一方では市民社会運動はどうするのか、それを直接双方向ですり合わせようという試みから発案した。参加された国会議員は、ベテランから新人まで枝野、長妻、菅議員をはじめ16名。会場からは33人が発言した。枝野代表は多忙にもかかわらず1時間出席し、真摯に対応した。18時から21時の休憩なしの長丁場だったが、居眠りもヤジも途中で空席が目立つこともなく、集中した3時間だった。

以下、プログラムをざっと紹介する。

●第１部　市民と立憲民主党とのつながりをどのようにつくっていくのか
主催者あいさつ、枝野代表あいさつ
＜意見交換、対話＞
テーマごとに、会場から一人1分発言、それを受けて、枝野代表とプラス議員から発言
①ボトムアップの党組織、党運営のありかたについて、地方組織について
②草の根の市民との対話を場、多様なつながりの形成について
③市民活動、市民運動との意見交換、政策立案について
④無所属の自治体議員、ローカルな政治団体との連携について
⑤国政選挙（次期参議院選挙）で、市民活動、市民運動からの候補擁立は？
枝野代表退席（退席前にあいさつ）

●第２部　主要な政策をめぐって
枝野代表以外の議員から自己紹介と第１部を受けた感想など
＜意見交換、対話＞
①改憲と安全保障、②税制・財源、③社会保障、④原発、⑤ジェンダー、LGBT、ヘイトスピーチ、人権、⑥若者、⑦沖縄、朝鮮半島
第１部も含めて各議員からの発言、主催者からのあいさつ