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市民の熱い思いに溢れる〜1.23稲嶺進・名護市長選決起集会

   現地レポート=佐藤茂美

    *会場の名護市「21世紀の森屋内運動場」

 この集会の全体を覆っていたのは、この選挙の相手は相手候補者ではなく、日本政府(安 倍政権)だということだった。あいさつに立った、翁長知事、後援会会長、20歳の学生の 青年部長、など数名の弁士の共通していた話の中心は、「辺野古新基地を造らせては名護 、ひいては沖縄の未来はない」という危機感であったように思う。この選挙での敗北は日 本政府の間髪入れずの沖縄への襲いかかり、辺野古新基地建設の強行が目に見えているか らだろう。

 久しぶりに沖縄辺野古シュワブゲート前の座りこみに参加し、機動隊、沖縄防衛局、の 傲慢さ、そしてその横暴さに驚かされているが、その背景には辺野古新基地の建設を強行 するたに、安倍政権のなりふり構わない暴挙を強く感じたからだ。

 とはいえ危機感ばかりではない。数日前に終わった南条市長選挙で、大方の、とりわけ 相手陣営の予想を覆し「憲法を政策の基本に置く。辺野古NO!建白書を実現する。政策は 市民の要望を実現していく」を掲げて闘った瑞慶覧長敏氏が65票さの僅差で勝利したこと は辺野古絶対阻止の陣営に対し勇気を与えたといえる。その証拠にこの集会には3850名が 参集し、会場は熱気にあふれていた。

 登壇した稲嶺氏は、「市長2期で公約を一つ一つ実現してきた。市の財政も基地押しつ けの再編交付金がなくても現実に健全化してきた。通信簿でいえばほとんど5に近い」と 自信を見せた。ただ一つ実現できていないのが辺野古基地建設を中止が実現できていない ことだ。3期めで必ず実現したい」と訴えた。そして3期目の中心政策は「子供の夢、 未来をつぐむ名護の町ー子供が幸せになれば親、おじい、おばあも幸せになる」と熱く語 り、会場から大きな拍手が上がった。何としても稲嶺進の勝利を願う市民の熱い思いが伝 わってきた集会であった。

 余談ですが、20歳の学生青年部長の挨拶に感動。「私は稲嶺進さんと相手候補渡久地 さんの政策をよく読み比較したら、稲嶺さんのほうが現実的でよくわかる。渡久地さんの は抽象的で言葉が躍っている。また沖縄は基地で経済が潤っているではないかと政府など が言う。しかし、沖縄は基地を自ら作ってくれといったことはない。勝手に作られてきた んだ。ここで辺野古に新基地を作られたら沖縄、若者も自立の将来はない。決して作らせ てはならない。稲嶺さんを絶対勝たせよう」と力強く率直に語ったことだ。「若いって率直でいいなー」と思った。


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