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たんぽぽ舎です。【TMM:No3128】
2017年7月14日(金)地震と原発事故情報−
              5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1. 原子力規制委員会の「中途半端な安全管理への取り組み」を
    批判するNHK
   −「大洗事故」でも福島の廃炉でも同様の問題−
      原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その140
            木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.メルマガ読者からの原発情報3つ(抜粋) 黒木和也 (宮崎県在住)   
★3.メルマガ読者からの「新潟日報」情報
   1.柏崎市長の原発再稼働条件‐東電近く直接確認
            金子 通 (たんぽぽ舎会員)
★4.メルマガ読者からイベント案内(お問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆子どもを蝕む体内被ばく   チェルノブイリから31年   7月22日
   ウクライナ・ナロジチ中央病院マリア・パシュック院長が来日
★5.新聞等より2つ
  ◆安倍内閣支持29.9%に急落=2次以降最低、不支持48.6%
        ヨコ時事世論調査  (7月14日 時事通信 15:02配信)
  ◆ 手抜き除染、虚偽報告、水増し請求…
   福島を食い物にする「除染」のウソを暴く 
              吉田千亜(フリーライター)
                「週刊女性PRIME」7/13(木)9:00配信
━━━━━━━
※明日です。7/15(土)槌田ゼミ新シリーズ第24回学習会にご参加を!
 日本原子力研究開発機構「核燃料研究施設(茨城県大洗町)」で起きた
 被ばく事故!これから何が見えてくる?
 「大洗事故から見えてくる日本の科学技術のお粗末さ」
 講 師:槌田 敦さん(物理学者)
 日 時:7月15日(土)14:00より16:00 
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:800円
━━━━━━━
※7/20(木)新ちょぼゼミ「オルタナティブな日本を目指して」第1回
  好評!予約受け付け中です。お早めに申し込みを!
 講 師:金子 勝さん(慶應義塾大学経済学部教授)
 テーマ:オルタナティブ日本(もう一つの日本)の経済政策
     (ポスト・アベノミクス)
 日 時:7月20日(木)18時より21時 
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加申し込み:予約優先です。予約は電話 03-3238-9035 か
        メール nonukes@tanpoposya.net で
      ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。予約受付番号をお伝えします。
 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
━━━━━━━
※7/23(日)「避難者のお話と上映会」にご参加を!
 「避難生活と政策―生活者の視点から」「テントのある場所」上映
 講 演:森松明希子さん(東日本大震災避難者の会 Thanks&Dream代表)
 日 時:7月23日(日)14時より16時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:800円
━━━━━━━
※7/23(日)学習・討論会にご参加を!
 「安倍改憲反対・安倍政権打倒をめざして」―共謀罪下の市民運動の創意工夫
 方針提起:福山真劫さん(平和フォーラム共同代表)
 「加計学園追及・さらに追及を!」提起と討論:浅野健一さん(ジャーナリスト)
 日 時:7月23日(日)18時30分より21時 
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)  参加費:800円
━━━━━━━

┏┓
┗■1. 原子力規制委員会の「中途半端な安全管理への取り組み」
 |  を批判するNHK
 |  −「大洗事故」でも福島の廃炉でも同様の問題−
 |    原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その140
 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
                        
○原子力規制委員会は、原子力に係わる全ての組織が「安全管理を任せられる組
織となっているのか」、それを判断する責務を負っている
○JAEAに投げかけた勧告の結末を国民に明確に示すことが必要
○その上で、原子力規制委員会は、全ての組織に対して「安全管理ができる組織」
であるのか否かの判断をこれからも進めて行くことを明確に示さなければなりま
せん。
○JAEA、原子力規制委員会ともに中途半端な安全管理への取り組みにより、事故
が発生したと言わざるを得ません。

 これらは私が勝手に書いたものではない。大洗のプルトニウム被ばく事故につ
いてごくごく当然のことを言っているとは言え、これらはNHKの報道。
NHKテレビの「プルトニウム被ばく事故を考える」(視点・論点)で、宮野廣
(法政大大学院、元東芝、日本原子力学会)さんが7月11日(火)に話した。アー
カイブは次。
    http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/275478.html

 原子力研究開発機構JAEAの大洗研究開発センターで発生した「プルトニウム被
ばくの事故」について考えたいと、宮野さんは大洗事故が「2万Bqという極めて
大量のプルトニウムが体内に取り込まれたという発表があり」、1945年のマンハ
ッタン計画での作業員の被ばく事故以来のプルトニウム事故となりかねなかった
と指摘した。さらに、事故の背景を推察して、
・プルトニウムを貯蔵する容器を長時間放置  一般廃棄物の処分程度に考えて
いた
・ガスで膨らんでいる可能性を理解しながらプルトニウムの爆発的な飛散を想定
しなかった
ことを問題視しながら、
「本来厳重に管理すべきであるプルトニウム貯蔵容器を、20年以上点検していな
かった上に、どんな状態で保管されているのかも把握していなかったのであり、
プルトニウムの管理のずさんさが引き起こした事故といえる」と断言する。
 さらに、「なぜ、事故を起こさせてしまったのか」について、経緯は分かった
が、「その根本にある“要因”が何か、ということを明らかにして、対応しなけ
れば、同様の事故が再び起きることにもなりかねません。」と警告し、
「現場の行為のどこに問題があったのか、という単純な問題ではなく、安全を確
保する仕組み、管理上の問題が重要な論点である」と主張する。
 そして、「もんじゅ」の廃炉が決まってしまえばJAEAの重大な安全管理上の組
織問題はなくなったということではないとして、「今回の、プルトニウムの保管
容器の点検は、原子力規制庁、原子力規制委員会の指摘で行われたものであり、
どのように実施すべきと指摘されたのかは、知る由もありませんが、規制庁規制
委員会では作業を進めるにあたり、安全管理上、核物質の管理上、問題ないと判
断してのことであったのでしょうか。なぜ、作業マニュアルを出させるなどの安
全管理の確認と対応を取らせなかったのでしょう。」と原子力規制委員会を責め
る。
 そして、「国もJAEAも、加えて福島の廃炉プロジェクトの組織も、これを機会
に、安全確保の管理の本質に、真剣に取り組むことを願う」と結んだ。

 「大洗事故」について、安倍官邸の「確認できない」と同様にまともに真実が
知らされていない中、宮野廣さんがNHK視点・論点で語ったことは正論である。


┏┓
┗■2.メルマガ読者からの原発情報3つ(抜粋)
 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.玄海1号機、廃炉作業に30年 廃棄物どう処分、前途多難
   佐賀新聞 7/13(木) 10:02配信 
  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170713-00010001-saga-l41 
2.<東電HD会長>「稼ぐ」意識改革 福島第2廃炉是非示さず
   毎日新聞 7/14(金) 2:00配信 
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170714-00000005-mai-bus_all
3.防潮堤の地盤改良へ=東海第2原発、廃炉回避―日本原電
   時事通信 7/13(木) 17:13配信 
  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170713-00000104-jij-soci


┏┓
┗■3.メルマガ読者からの「新潟日報」情報
  |   1.柏崎市長の原発再稼働条件‐東電近く直接確認
 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)
 
  1.柏崎市長の原発再稼働条件‐東電近く直接確認

  東京電力柏崎刈羽原発の設楽親所長は13日の定例記者会見で、桜井雅浩柏崎市
長が同原発6,7号機の再稼働の条件として、1−5号機のいずれかの廃炉など
を求めていることについて、近く市長と直接会って「廃炉について聞き、我々が
できることとできないことを詰めていきたい」と述べた。
 東電の小早川智明社長は就任あいさつのため25日にも柏崎市を訪れる予定。説
楽所長は社長の訪問時に市長の考えを確認する可能性があるとする一方、「社長
はあいさつのために来るので、時間が足りない」とも述べ、これ以降も「引き続
き具体的な話をさせてもらえるようお願いしたい」との考えを示した。
  同原発の7号機タービン建屋地下2階(非管理区域)にある配管の接続部から
海水約250リットルが床に漏えいした問題については、接続部の気密性を高めるゴ
ム製部品の締め付けが十分でなかったことが原因とみられると明らかにした。
    (7月14日「新潟日報」より紙面のみで、ネット上に掲載なし)


┏┓
┗■4.メルマガ読者からイベント案内(お問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆子どもを蝕む体内被ばく   チェルノブイリから31年
  ウクライナ・ナロジチ中央病院マリア・パシュック院長が来日

  本来なら強制移住地域のウクライナ・ナロジチに、今も9000人の人が住み続け、
大人も子供も健康被害に苦しんでいます。
  2016年に訪れたナロジチ学校の5年生34人は全員病気でした。その子たちの食品
から放射能の汚染を95%以上減らすと、内部被ばくの値が下がり、病気が良くな
りました。
  ひどい健康被害の実情と34人の子の健康が良くなった驚愕の事実を、パシュッ
ク病院長に話していただきます。
  小若(食品と暮らしの安全・代表)が美酒を持ち込み、ウェルカム懇親会を兼
ねた会です。ぜひご参加ください。
 日 時:7月22日(土)13:30〜16:30
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:1000円(懇親会費を含む)
 主催・問合せ先:食品と暮らしの安全基金
    ホームページ http://tabemono.info
  Tel:048-851-1212 メール:mail@tabemono.info
 共 催:たんぽぽ舎


┏┓
┗■5.新聞等より2つ
 └──── 

 ◆ 安倍内閣支持29.9%に急落=2次以降最低、不支持48.6%ヨコ時事世論調査

 時事通信が7〜10日に実施した7月の世論調査で、安倍内閣の支持率は前月比
15.2ポイント減の29.9%となった。

 2012年12月の第2次安倍政権発足以降、最大の下げ幅で、初めて3割を切った。
不支持率も同14.7ポイント増の48.6%で最高となった。学校法人「加計学園」の
獣医学部新設をめぐる問題が響いた。東京都議選で稲田朋美防衛相が、自衛隊を
政治利用したと受け取られかねない失言をしたことなども影響したとみられる。
 加計学園に関する安倍晋三首相の発言を信用できるかどうか聞いたところ、
「信用できない」が67.3%に上り、「信用できる」の11.5%を大きく上回った。
首相が説明責任を果たしているかどうかについても、「果たしていない」79.9%
に対し、「果たしている」7.1%となり、首相に対する国民の不信感の高まりが浮
き彫りとなった。首相の政権運営は険しいものとなりそうだ。

 内閣を支持しない理由(複数回答)でも、「首相を信頼できない」が前月比8.
7ポイント増の27.5%と急増。前月と今月だけで14.9ポイント増となった。次いで
「期待が持てない」21.9%、「政策が駄目」15.8%の順。内閣を支持する理由
(同)は、「他に適当な人がいない」14.1%、「リーダーシップがある」9.0%、
「首相を信頼する」6.8%などとなった。
 支持と不支持が逆転したのは、安全保障関連法を審議していた15年9月以来。支
持政党別に見ると、全体の6割を超える無党派層では支持が前月比13.3ポイント
減の19.4%となった。自民党支持層でも支持は同13.4ポイント減の70.1%と急落
した。

 政党支持率は、自民党が前月比3.9ポイント減の21.1%、民進党は同0.4ポイン
ト減の3.8%。以下、公明党3.2%、共産党2.1%、日本維新の会1.1%と続いた。
支持政党なしは同4.5ポイント増の65.3%となった。

 調査は全国の18歳以上の男女2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率
は65.1%。 
     https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170714-00000071-jij-pol
                          (7月14日 時事通信 15:02配信)


 ◆ 手抜き除染、虚偽報告、水増し請求…
  福島を食い物にする「除染」のウソを暴く 
              吉田千亜(フリーライター)

          「週刊女性PRIME」7/13(木)9:00配信

○民間シンクタンクの試算では除染費用は30兆円

 福島第一原発事故に伴う除染事業の不祥事が相次いでいる。今年3月、環境省
職員が除染事業への参入に絡む汚職事件で逮捕されたのを皮切りに、5月に福島
市、6月にはいわき市と田村市、7月には南相馬市(すべて福島県)で除染事業
者の不正が発覚。住民の被ばく低減という重要な目的を持つ除染をめぐり問題が
噴出している。

 除染は放射性物質汚染対処特措法(以下、特措法)に基づき始まった。国が直
接除染を行う「除染特別地域」と市町村が中心に除染を行う「非直轄地域」に分
けられ、人が5年以上は戻れない「帰還困難区域」は除外されている。
 この費用について、経済産業省は約6兆円と見積もるが('16年12月時点)、民
間シンクタンクは5倍の30兆円の試算をはじき出す。
 一方、特措法に基づき除染費用を支払うべき東京電力は、政府から賠償資金
(賠償・除染費等)として約7兆5000億円の援助を受けている。
 莫大な金がつぎ込まれてきた除染によって、実際のところ、どれだけの効果が
上がっているのだろうか? 
 特措法の基本方針に基づき市町村が策定した「除染実施計画」では、空間放射
線量を2年間で「50%減少」「60%減少」と目標値を掲げている。
 しかし除染の有無にかかわらず、時間がたてば放射線量は自然に下がる。例え
ばセシウム134の場合、放射能が半分に減る半減期は2年だ。こうした経年変
化を踏まえると、除染後の放射線量は、実質的に20%の低下でしかない。
 それでも「除染すれば元に戻る」と思う人は多いが、放射線量は減っても、事
故前の数値に簡単には戻らない。

○年度ごとの業者変更がもたらす“除染土放置”

 また、効果だけでなく“やり方”にも批判が出ている。
 飯舘村にある『いいたてファーム』の管理人・伊藤延由さん(73)は除染作業
のずさんさにあきれ返る。
 「除染で出た土が敷地内に積んだままだったので、撤去するよう作業員に伝え
たら“昨年度に作業した組の責任だからできない”と。強く何度も言って、やっ
と応じてくれたけど、言わなければそのままでしたね」      (後略)
   全文は
   https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170713-00010109-jprime-soci
   
──────────
☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事
 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
 します。
  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

【編集部より】
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 なお、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙
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