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LNJ Logo 千葉5区:ジャーナリストはあくまでも追求する〜 山田あつし候補が鼎談
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ジャーナリストはあくまでも追求する 鼎談 日本人は幸せか? 立憲民主党候補 山田あつし氏ほか

千葉5区は、市民連合の中で活動していた山田あつしさんが立憲民主党から市民連合の統 一候補として立候補することになった。最終的に決断したのは、公示6日前だという。そ れから大車輪で準備をして、本日10月17日は午後2回の青空鼎談を実施した。新浦安駅で は経済と「戦争は他人事か」をテーマに、私が参加した妙典駅頭では、「私たちの子ども たちの未来」と「憲法と私たち」をテーマに話した。 山田あつしさんの左右に並ぶのは、元文科省官僚の寺脇研さんと経済学者の金子勝さん。 平場に机を1つ置いた簡単な設営で、話はすぐに本題へ。 まず教育行政、子どもたちの未来は明るいか?との山田さんの問いかけに、寺脇さんは少 子高齢化の中で、暗いようだけれどそうとも言えないという。安倍の幼稚園・大学無償化 は財政的にも無理と断言し、学びを受ける機会は平等でなければとして「高校の完全無償 化をするべき」という。その根拠は、新自由主義国家になって親が負け組に入ると子ども もそこから抜けられないからと。そのうえで、授業料の安い放送大学を無償化すればいい とも。子どもたちだけでも同じスタートラインで「学び」の自由を国が補償するというこ となのだろう。 金子さんは、「最近所得の増えた人はいないでしょう」と。安倍政権になってから、100 万くらい所得が落ちている。家計の中で、最後に削るのが教育。教育へのお金をかけ方で 子ともの将来が決まるのに、家計が教育費の支出に耐えられなくなっている。 未来を担う子どもに関しては、お金持ちも貧乏人も等しくチャンスがなければならない。 親の収入によって、差があってはならないと力説。 安倍のやっていることは、子どもの世代に大きなツケを回している。ハイパーインフレ( 急激なインフレ)然り、原発の後始末然りと。未来の世代の人たちのために、いま私たち がしておかなければならないことはなにかということだ。今や自動車も原発産業もだめに なった。何が未来の産業として残していけるか。山田あつしさんは経済記者なので、国会 での活躍を大いに期待したいと結んだ。 つづいて山田さんは、企業が最近非常に近視眼的になっているという。今から3月期の決 算どう乗り越えるか、4半期ごとの決算にきゅうきゅうとしていて、「今だけ、金だけ、 自分だけ」の世の中になっている。 周りには、自分さえよければと公害を垂れ流したような“公害企業”ばかりで、子どもた ちや労働者につけを回している。AIやロボットをどう使いこなしていくか。AIが普及すれ ば労働者の仕事を奪う。だか、ロボットを使うのは人間。どう使うかで大きな違いが生ま れる。例えば、鉄腕アトムと鉄人28号の違いは何か。自分で考えるアトムと、指令する人 の意のままによくも悪くもなる鉄人28号。私たちは賢い28号の使い手にならなければなら ないという。そのために経済の根本を変えなければならない。「今だけ、金だけ、自分だ け」での経済では、ロボットが人間にとって変わって、人間は働く場を失う。それではど うするか、それが政治だと話す。 ここで金子さんからの突っ込み。「せめてガンダムとかヤバンゲリオンでなければ、若い 人はついて行けない」(笑)。 寺脇さんは、続けて「子どもたちは未来なんですよ。子どもたちに残した借金をどうする か、未来をどうするかそのために我々が考えなければならないんですよ」と強調。そして 憲法変えようという話があるが、変えるなら子どもの未来がよくなるように変えてほしい と。そして子どもにも選挙権をと、面白い提案も。「子どもが3人いたら3票あって、それ を親が子どものために行使すればいいんです」と。 憲法の話に自然と移っていった。 金子さんは寺脇さんの話を受けて、「憲法を変える前に、現行憲法を守ってほしいと思い ます」といい、寺脇さんも大きくうなずき、聴衆からも賛同の声が。「集団的自衛権を閣 議決定するなんて考えらないですよ」と続ける。米国と北朝鮮の紛争に巻き込まれてしま う。まず解散権の乱用をやめてほしい。森友・加計で臨時国会を開かない。一国の首相に 通じているだけで、利益を得られるのはおかしい。「安倍は3権の長・独裁者になったつ もりらしい。山田さんは国会で前川さんが証言するときに脇についていた人ですから、山 田さんに議員になってもらいたい」と力説する。 寺脇さんも、ジャーナリストの仕事は、追求していくことだという。だから山田さんを国 会に送ってきっちり追及していくべきだという。 山田さんも、40年ジャーナリストを続けてきて、今の政権はひどすぎる。市民連合のみな さんに推されたとき、まともな世の中にして子や孫に渡さなければとの思いから立候補を 決意したと締めた。 およそ1時間。時間のたつのも忘れるほどの、充実したときだった。 立憲民主党からの立候補者、山田あつしさんの当選を期待する。 (笠原眞弓)

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