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沖縄の元海兵隊員による性暴力・殺害から1年〜「基地反対集会」に230人

動画(集会 15分40秒)動画(デモ 3分15秒)

 「沖縄の元海兵隊員による性暴力・殺害から1年 基地・軍隊はいらない!4・29集会」が東京・千駄ヶ谷区民会館で開かれた。会場は2階席まで満席で、約230人が参加した。米元海兵隊シンザト容疑者が、20歳の女性にあの忌まわしい事件を起こしてから1年が経った。集会では、ジェンダー問題を考える会代表で元沖縄県高教組委員長である安次嶺美代子(あしみね・みよこ)さん(写真)がメインスピーチを行なった。

 安次嶺さんは、「日本はこれからどこに行こうとしているのか。その青写真が見えるのが沖縄。沖縄には戦後がなくいまも戦争が続いている」「シンザト容疑者は証言のなかで“逮捕されることにはまったく心配していなかった”と言っているが、基地内でそういう教育をされているから。基地に逃げ込めば安心という日米地位協定にかれらは守られている」。また、安次嶺さんは戦後ずっと続いてきた米兵による殺人・強姦・強盗など凶悪犯罪の実態を語った。なかでもわたしが恐怖を感じたのは、わずか3歳の女の子が米兵にレイプされた事件だった。「その悲惨さを想像できますか? 話せないです。幼児が米兵の大男にレイプされるということが・・」。衝撃的な話だった。


 *蝶々のかざり。亡くなったら沖縄では黒い蝶になるといわれており、蝶1つ1つにその時起きた事件が刻まれていた

 ほかにスピーチでは、僧侶の知花昌一さんが命の重さを語り、日本政府のまやかしの対応を批判した。また米兵レイプ被害者のキャサリン・ジェーン・フィッシャーさん(写真上)は「沖縄わるくない! わたし、わるくない! 勝つためには、わたしはあきらめない!」と語った。参加者を魅了したのは、与儀睦美(よぎ・むつみ)さんの琉球舞踊だった。集会終了後、参加者は神宮前公園までデモ行進を行い「基地・軍隊はいらない!」と訴えた。【見雪恵美】


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