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深刻化する原発事故、脅かされる「避難の権利」〜原発避難者が思い語る

アーカイブ録画(69分)

 「620シーベルトのデブリは格納容器の外周部に散らばり取り出しは不可能。石棺して100年、200年放射能が減るのを待つしかない」。山崎久隆さんは、収束どころか深刻化する原発事故の実態を解説した。

 3月8日のレイバーネットTVは「3.11から6年目のフクシマ」で「住宅提供打ち切り」に直面する避難者二人が思いを語った。鴨下祐也さん(写真下)は「線量が下がったと言われるが、私も計っているが実際の数字はまったく違う。避難の権利を認めてほしい」と。

 「子どもを病気にさせるために産んだのではない」、二度目の爆発でいわき市からの避難を決意した河井かおりさん(写真下)は、離婚後、二人の子どもを抱えて埼玉に避難している。「お金もらっていいわね、と差別の眼で見られてきた。私はもらっていなかったが精神的にまいった。私たちは事故で本来のすみかを奪われた。経済的不安に加え、家をなくす不安が重なり本当につらい。いま同じ思いの人が3万人いるが、避難住宅の無償提供を続けてほしい」と切々と訴えた。

 河井さんが声を上げるきっかけはある院内集会だった。「その時まではまわり全部が敵に見えていた。しかし私が話したあとに皆が“あなたは間違っていない”と言ってくれた。それがうれしくて目がさめた。自己責任じゃないんだと思えるようになった。それから、もっと伝えていかなくてはと思い、取材に応じたり集会で発言するようになった」。笑みがなかった河井さんの表情が、この話からぐっと明るくなった。「いまははっきり言える。お金を積まれても私たちの傷は癒えることはない。国と東電には、きちんと謝罪し責任をとってほしい」と。

 この日のために「3.11から6年目のフクシマ」をテーマにした川柳を募集したところ、18人・35句が集まった。それぞれ1句を選んで18枚のパネルをつくって紹介した。フクシマ6年目の現実を反映した力作ぞろいだった。なお、この日の番組の企画担当は乱鬼龍さんで当日は司会も行なった。(レイバーネットTVプロジェクト)。

↓ギャラリー参加が多かった

↓国と東電の責任を問う3.11抗議行動へ 詳細

↓出演者記念撮影

↓川柳紹介

*以下は、紹介された川柳一覧。

のら猫を先頭として反核デモ   マブソン青眼

ロボットさえストに入るや生き地獄   独狼

コンパック6年物に熟成中   へらずぐち亭誤字脱字

6年目花に罪なし双葉町   白眞弓

被災地が冷めた目で見る五輪記事   木根川八郎

人権も踏みにじるままの原発   フーマー

十万年まだ六年と神嗤う   一志

セシウムに追い回されて春は消え   おおとり

ロボットもたどり着けずに息が絶え   奥徒

ふるさとで待つはフレコンバッグ山   なずな

帰宅しろ危険なとこは走り抜け   里見羊

しんさいはぼくしらないと一年生   無位史膳

村追われムラで働かされる日々   中仁也

この国の未来なのだようつくしま   斗周

帰りたいでも帰れない自主避難   わかち愛

のうのうと加害者花見知らん顔   笑い茸

帰還せよ体は利かん自主避難   英卯蝶

ただちにはとうに過ぎたよ六年目   春うらわ

*写真撮影=小林未来


Created by staff01. Last modified on 2017-03-09 13:03:12 Copyright: Default

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