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笑い茸 ２０１６年１月　No.59

普天間も辺野古もしゃぶる苦い飴
普天間に鼠賊美ら海猿の賊
争いを逃げた黒幕勝ち名乗り

国縛る縄をほどいて民縛る
派兵先　慰霊の旅の露払い
兄弟で武器原発を売り歩く

金じゃない心ないから起つ少女
有識者みんな上手に空気読み
一面のトップ媚び売る顔も読め

できるならドリルあてたい秘書の口
大雪に跡を眩ませ海外へ
羊かんを載せたお皿に記憶ない

孫三人娘内職座りだこ
今月はどれを滞納して暮らす
改善と言われ職場の首すくむ

免震棟　審査通ればもう要らぬ
腹のなか避難訓練ぼやいてる
口封じされて復興飲む煮え湯

「笑歌」

１
美しい国の大王は
なにからなにまでゴジャイマス
祖父の教えがかれの歌
憲法着せ替えかれの夢
国の宝は貧しい子
ゴジャイマス　ゴジャイマス
ゴジャゴジャゴジャイマス

2
美しい国の副大王
漫画愛するコウコウヤ
カポネの真似をし笑わせて
国の財布で博打うつ
枕の下には『わが闘争』
コウコウヤ　コウコウヤ
　 コウコウコウコウヤ

3
美しい国の大王の
一の家来のシュクシュクシュ
自信たっぷり目をそらし
いつもゴジャイの尻ぬぐい
問題ないと幕を引く
シュクシュクシュ シュクシュクシュ
シュクシュクシュクシュクシュ

4
美しい国に住む人は
だれでも名前はワスレンボウ
働き者で慎ましく
長いものにはよく巻かれ
見ないふりする　悪いくせ
ワスレンボウ　ワスレンボウ
ワスワスワスレンボウ