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LNJ Logo たんぽぽ舎メルマガ NO.2918〜台湾が原発全廃へ−反原発の民衆運動の高まり
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2918】
2016年10月27日(木)地震と原発事故情報−
              5つの情報をお知らせします
                       転送歓迎
━━━━━━━
★1.台湾が原発全廃へ−反原発の民衆運動の高まり
   台湾も日本と同様に地震が多い
★2.政府と一体化し原発推進に走る「連合」は解散せよ
   原子力利権集団は消え去るべき
           山崎久隆 (たんぽぽ舎)
★3.垣根を越え集った脱原発の象徴
   −経産省前テントひろばの5年とこれから−
        乱 鬼龍 (川柳作家、テントひろば運営委員)
★4.メルマガ読者からイベント案内
                                  (問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆11/26【講演と報告の会】
   講演: おしどりマコ&ケン 報告: 吉田千亜
   会場:三鷹市市民協働センター
   主催:さよなら原発!三鷹アクション
★5.新聞より
  ◆ノルウェーで原子炉事故 小規模な放射性物質漏れ
                        (10月26日東京新聞朝刊より抜粋)
━━━━━━━
・脱原発川柳【東電は 面の皮だけ 防護壁】 乱 鬼龍 (転載自由)
━━━━━━━
※10/30「放射能の脅威−放射能は人類を滅ぼす」

   お 話:落合栄一郎さん(バンクーバー在住)
 日 時:10月30日(日)14時より16時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
   共 催:脱被ばく実現ネット・たんぽぽ舎
   参加費:800円
━━━━━━━
※10/31ドキュメンタリー上映とトーク
 「東京に原発がやってくる!?」(NNNドキュメント80)
  福島と沖縄「小の虫は黙らない」

 お 話:森口 豁(もりぐちかつ)さん(ジャーナリスト)
 日 時:10月31日(月)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
━━━━━━━
★11月2日(水)2つの抗議行動にご参加を!

☆九州電力川内原発今すぐ止めろ!九州電力東京支社抗議
 日時:11月2日(水)17:30より18:20
 場所:九州電力東京支社(JR有楽町駅前電気ビルヂング前)
                        東京都千代田区有楽町1-7-1
 主催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

☆東電は原発事故の責任をとれ!第38回東京電力本店合同抗議行動
 東電解体!汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
 原発再稼働は日本を滅ぼす
  日時:11月2日(水)18:30より19:45
  場所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分)
  よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
  賛同団体:東電株主代表訴訟など約126団体
━━━━━━━

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┗■1.台湾が原発全廃へ−反原発の民衆運動の高まり
 |  台湾も日本と同様に地震が多い
 └──── 

台湾が原発全廃へ
 https://www.youtube.com/watch?v=OEFaTs6EFSg   1分34秒
2016/10/23 に公開(上記のアドレスで下記の文章を読むことが
           できます)

台湾の蔡英文(ツァイインウェン)政権が2025年に「原発ゼロ」にするこ
とを決め、行政院(内閣)は、再生エネルギー事業への民間参画を促す電
気事業法の改正案を閣議決定した。太陽光と風力発電を中心に再生エネの
割合を20%まで高めることを目指す。東日本大震災後の反原発の民意を受
けたもので、改正案は近く立法院(国会)で審議に入り、年内の可決を目
指す。
 世界的にはドイツが2022年までの原発全廃を決めるなど、欧州を中心に
脱原発の動きがある。一方、増える電力需要に応えるため中国やインドが
原発を増設させており、アジアでは台湾の取り組みは珍しい。
 改正案は20日に閣議決定され、6〜9年かけて発送電分離も行う。蔡
総統は「改正は原発ゼロを進め、電源構成を転換する決意を示すもの」と
している。
 台湾では原発が発電容量の14.1%(15年)を占め、現在は第一〜第三原
発で計3基が稼働中。だが、東京電力福島第一原発の事故で台湾でも反原
発の世論が高まり、原発ゼロを公約に5月に就任した蔡氏が政策のかじを
切った。台湾も日本と同様に地震が多い。稼働中の全原発は25年までに40
年の稼働期間満了となる。同法改正案では25年までに全原発停止と明記し、
期間延長の道を閉ざす。

※参考 2014.3.9台湾・自由時報
自由時報2014.3.9 http://www.nonukesasiaforum.org/jp/127b.htm
ノーニュークス・アジアフォーラム通信2014.4.20号より

台湾各地で原発廃止を叫ぶ 
―「第四原発はいらない!」13万人がデモ ―
              湯佳玲・邱俊福 自由時報 3月9日 
 凍えるほどの寒さと雨のなか、脱原発魂ともいえる市民の情熱は
消えることない! 
● 低温と雨、市民の情熱が消えない
● 全国各地の市民が街頭に 
● 1万人が原発事故の怖さを訴えて横たわる 
● 道路占拠は「非協力運動」の序曲にすぎない


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┗■2.政府と一体化し原発推進に走る「連合」は解散せよ
 |  原子力利権集団は消え去るべき
 └──── 山崎久隆 (たんぽぽ舎)

◆事故直後に脱原発を阻止する活動
 多くの加盟労働組合からの「上納金」と幹部の派遣で成り立つナショナ
ルセンター「連合」。基幹労働組合は自治労や日教組などの公務員労働組
合と私鉄総連やJR総連のような鉄道労組そして経団連のトップを出して
いるような大手のIT、重電メーカー、そして電力総連。このような巨大
労組が多く加盟する上部組織が「連合」だ。
 以前から、電力関連労働組合の連合体である電力総連が原発推進派であ
ることは周知の事実だった。福島第一原発事故直後の電力総連の行動は驚
くべきものだった。
 事故の影響でまだ15万人もの人々が避難生活を余儀なくされている時に、
民主党議員に対し、脱原発政策に反対する組織的陳情活動を行った。ある
議員は「脱原発に方向転換されては、従業員の生活が困ると陳情を受け
た」と朝日新聞に語った。民主党が当時も今も原発政策に灰色の方針をと
り続けているのは電力総連が金も人も握っているからだ。
 原発事故で大量に被曝した組合員の命や生活、被災者の命や生活より
も何が大事だというのだろう。

◆新潟県知事選挙でも

 「連合」が新潟県知事選挙で自民、公明が推薦する森民夫候補を支持し
たとの報道に接し、もはやこの団体の存在意義は消滅し、今後は国や原子
力ムラと一体となって脱原発を目指す自治体や運動に対して敵対行動を取
ることが明確になったと判断するほかないと考える。
 労働組合の存在を否定してはならないが、ナショナルセンターとして数
多くの労働組合の上部団体として君臨し、貴重な組合費を使ってやってい
ることが、労働者を搾取し労働安全をないがしろにし、さらに加えて住民
の命や生産活動まで奪いかねない現政権の支持と原発推進を行う、などと
いうのでは、そもそも不当な存在でしかないことは明らかである。
 「連合」も官公労組合(自治労や高教組)が力を持っていた時代は、ま
だそこまで酷くはなかった。しかしいまや「身も心も」堕落してしまった
と言わざるを得ない。心ある組合は脱退するべきである。

◆労働組合の体をなさない

 賃金要求闘争も長年にわたり経営側に敗北を続けてきたあげくに、安倍
首相の「鶴の一声」で賃上げがいわば「実現」してしまい、官製春闘が
「連合」の立場を喪失させた。一体今まで何をしてきたのか。組合員から
素朴に非難をされることになった。言い換えれば「労働組合です」などと、
恥ずかしくて人前に出られない体たらくということだ。
 「同一労働同一賃金」は、組合のメインのスローガンだったが政府の政
策目標にされてしまった。いうまでもなく言葉は同じでも目指すべき地平、
内容は異なるのだが、ここでも労働組合の存在意義が疑われる事態になっ
たことは事実だ。
 もはや労組組織率(2015年で17.4%)が喫煙率(2013年で21.6%)よりも
はるかに低い現状では、高い組合費を払うイミを理解できない若年労働者
が大勢現れても仕方が無い。
 そんな地盤沈下の中での、新潟県知事選挙における与党候補応援さらに
は原発再稼動推進の姿勢を見せつけられては、「連合」の存在そのものが
市民の安全にとって有害であると言うほかない。
 米山隆一氏の支援をしなかった連合と、その連合から票や資金の支援を
受けている民進党が、あろうことか自主投票にしてしまった後に、それを
押して独自に米山候補の応援に立った蓮舫代表の勇気は高く評価したい。
 このあと連合から、あるいは利権を共有する民進党議員から横やりが入
るだろうが、負けずに脱原発の政策を高く打ち出すことを期待したい。そ
うでなければ民進党を責任のある野党、そして政権運営の可能な政党へと
進化させることはできない。

◆連合ではなく他のナショナルセンターを

 「連合」の他にもナショナルセンターとしては「全労連」と「全労協」
という団体が存在する。大きさはかなり違うが、連合よりもまともな労働
運動を展開する集まりだ。未組織労働者の組織化、派遣労働者等の権利擁
護は、労働組合の重要課題である。「連合は要らない」と主張しても「労
組無用論」を唱えているわけではないことを付け加える。


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┗■3.垣根を越え集った脱原発の象徴
 |  −経産省前テントひろばの5年とこれから−
 └──── 乱 鬼龍 (川柳作家、テントひろば運営委員) 

 2011年9月11日、国家権力の牙城・中枢部とも言うべき、東京・霞が関、
経済産業省の“一角”に、突如として政府、経産省、東京電力などの原子
力ムラ・帝国と対峙し、原発再稼働阻止、原発全廃炉等を求める「テン
ト」が立った。
 それからほぼ5年間、24時間、いつでも、誰かが必ずいるという態勢を
組み続けて、たび重なる右翼や在特会などの攻撃にもたじろぐことなく、
また警察権力の介入等もはね返して、テントを維持し続けてきた。
 しかし、去る2016年8月21日(深夜3時半)ついに権力の手によって、強
制撤去される事態に至った。
 よりによって、日曜日の夜、それも真夜中に執行してくるということは、
国家権力の側も、白昼堂々と行えないという、後ろめたさと、大義のなさ
等の表れでもあると思う。
 しかし、テントに結集し5年間守り抜いてきたわたしたちテントの内側
にいた人間も、また毎週金曜日夜の「金曜行動」をはじめ、この間「テン
ト」に寄り集まって語らい、また全国、全世界から賛同と支援の声を寄せ
てくださった多くの皆さんも、決して落胆してはいない。
 これは、まったく強がりでもなんでもない。「テント」という形がなく
なったとしても、脱原発、東電の責任追及をはじめとする数々の問題に、
これからも懸命にとりくまなければならないことは自明のことだからだ。
このことは、志を同じくする人ならば、皆、誰でも思っていることだ。
 仮に、わたしたち個々の事情や思いにそれぞれ差異があるとしても、放
射能をはじめとする原発問題は、逃げようとしても決して逃げられるもの
ではない。だからこそ、これからも黙々と愚直に、たたかいを継続してい
かなければならないのだと思う。
 原発問題は(そして、そのウソとデタラメの限りは)2011年3月11日の大
地震と福島原発の大事故という形で、あまりにも明らかに、そして深刻な
形で、わたしたちの眼の前に突きつけられ、多くの人びとは文字通り歴史
的な衝撃と体験を受けた。
 「原発ノー」という世論、「政府、経産省、東電等は、きちんと責任を
とれ!」「被害者に謝罪と賠償をしろ!」という、あまりにも当然の圧倒
的世論の存在の中で、経産省前テントひろばは支持を受けて、この5年間、
小さなテントの中に大きな志をかざして維持することが可能になったのだ
と思う。国家権力の側もまたそのことを知っており、そうした両者のバラ
ンスの上に、テントひろばが成り立ってきたとも言えるだろう。
 だが、時代が3・11から5年を経て原発再稼働、さらには外国への輸出
にまで乗り出すといった反動化がすすむ中で、参院選も東京都知事選挙も
終わったあとのこのタイミングで、権力の側がついにその本性を表したと
も言えるだろう。
 わたしたちは、テント撤去後もさらに意気高く、テント前での座り込み
抗議行動(平日は昼〜午後6時まで、土・日・祭日は昼〜午後4時までとい
う体制で)をつづけている。これは「テント」が存在した頃よりも、かえっ
て人数が増えているほどで、撤去されたら、それでおしまい、などという
ことはまったくないということを示している。
 また、9月11日には、「テント5年・怒りのフェスティバル」を催し、
およそ700人がテント跡地に結集し、経産省包囲ヒューマンチェーンをはじ
め、多彩な抗議行動を展開した。そしていま、「テント」はこれから何を
するのか、どう行動するのか等を鋭意協議し、様々な行動計画を練ってい
るところである。それらのことを、ひとつひとつていねいに検討し、形あ
るものにしていきたい。
 テント5年の運動、たたかいは、今までのステレオタイプ化した左翼、
労働、市民運動といった垣根を越えて、文字通り老若男女、全人民一丸と
なったたたかいであり、またそうならざるを得ない必然性を持ったもので
あったと思う。
 だからこそ、ここから学んだことをさらに発展させ、改善すべき点は改
善していく努力を行い、全国の、否、全世界の人びととともに、手を結ん
でこのたたかいをさらに前に進めていくことに、わたしたちの知恵と勇気
を、ますます合わせあわなければならないと思う。
(「社会評論」2016年秋号より)


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┗■4.メルマガ読者からイベント案内
 |       (問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆11/26【講演と報告の会】

講演: おしどりマコ&ケン
    「福島第一原発事故徹底検証−ツッコミたいことありすぎ!」
   原子力規制委員会の傍聴や東電記者会見などに出席、現地にも
   足を運んでいるお2人。その取材ぶりは、記者たちも舌をまく
   ほどです。
報告: 吉田千亜「母子避難」
     (岩波新書「母子避難」の著者、
      ママたちに寄り添い、一緒に声を上げている)
日 時:11月26日(土)13:30から16:30
会 場:三鷹市市民協働センター (三鷹駅南口から徒歩10分
            下記ブログのURLから地図付きチラシが閲覧できます)
主 催:さよなら原発!三鷹アクション
        http://mitaka2011nonukes.blog.fc2.com/ 
    *保育有り(要申し込み)
    *連絡先:080-5465-8138
資料代:500円 定員 130名


┏┓
┗■5.新聞より
 └──── 

 ◆ノルウェーで原子炉事故 小規模な放射性物質漏れ

 【ロンドン=共同】ノルウェー南部ハルデンにある「エネルギー技術研
究所」の研究用原子炉で24日午後(日本時間同日夜)、小規模な放射性物
質漏れがあったことが25日明らかになった。同研究所とノルウェーの「
放射能防護局」が発表した。
職員や周辺住民の健康や環境に影響はなく、同研究所は「状況は制御でき
ている」としている。
 漏れたのは、放射性ヨウ素131と132で、施設内では警報が鳴り、職員が
退避した。燃料の処理の過程で「技術的な障害」が発生したといい、研究
所と防護局が詳しい原因を調べている。防護局は、研究所から連絡があっ
たのが25日朝になってからだったため、通報の遅れについても調査すると
している。
 ハルデンはオスロ南方にあるスウェーデンとの国境の町。経済協力開発
機構(OECD)による国際研究事業として研究炉が置かれ、欧米諸国や
日本も研究に参加している。(10月26日東京新聞朝刊より抜粋)

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