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「週刊金曜日」ニュース:理想の子どもになるために?道徳の時間
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 <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>     2016.3.18
_________________________________________________________『週刊金曜日』

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     第9回「金曜日文庫」:菅義偉の正体
       3月25日(金)開場18時
    http://www.kinyobi.co.jp/news/?p=3541

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                                        <http://www.kinyobi.co.jp/>

 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
 
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 【1】注目の記事


■理想の子どもになるために?
道徳の時間

安倍政権は道徳の教科化に踏み切った。すでに学校では個人の規範意識が強調される一方
で、生徒指導の厳罰化も進む。卒・入学式では「日の丸・君が代」の規制が続き、今年も
愛国心教育にしたがわない教師らは処罰の対象となっている。


●道徳の教科化で「修身」が復活?
平舘英明


◆佐貫浩 法政大学教授に聞く
真の道徳性は「憲法的正義」にこそある


●「自由の相互承認」の共有・実現へ
そもそも道徳とは何か
苫野一徳

人間には「こう生きなきゃいけない」ということがあるのだろうか。哲学における歴史的
論争を手がかりに、21世紀、われわれがいま必要とする社会の「原理」を、気鋭の哲学者
が明らかにする。


●12年間で延べ474人を処分
【東京】生徒にも「君が代」起立強制する都教委
永尾俊彦

卒業式シーズンがやってきた。道徳でさらに愛国心が強調され、教師はもちろん、生徒に
も「君が代」斉唱時に起立を促す場合があるという。「10・23通達」以降、処分された教
職員は延べ474人──。


◆「国旗・国歌を用いるのは五輪の理念に反する」
永野厚男


●「君が代」不服従の教師 奥野泰孝さんに聞く
【大阪】不起立は思想・良心の自由を守るため


●対談 憲法学者・木村草太×新右翼・鈴木邦男
「愛国心」なき愛国教育

常に冷静で論理的な分析をもって社会の問題を衝く木村草太さん。新右翼でありながら「
反日」「売国奴」と右派内部から批判される鈴木邦男さん。二人が「日の丸・君が代」、
愛国心教育から、押しつけ憲法論、放送法まで語り合った。



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 【2】  編集長後記

 週末、小学校に通う娘の同級生3人が家まで来た。1人は中国の女の子だった。娘の学
校には外国の子が増えていて、運動会などでも多くはないが多国籍な姿を見る。実際、町
中にも多くなっている。

 この時期、卒業式では国歌を斉唱させる学校は多い。その際に懐疑的な教員や生徒が起
立しているか、過去には歌う口元までチェックしたこともある。どこの独裁国家かという
話だ。昨年6月に文科相は国立大学にも「日の丸」掲揚と「国歌」斉唱を「要請」したか
ら頭が痛い。

 とうぜん「愛国心」イデオロギーの押しつけは国際競争でしのぎを削っている大学側か
らは失笑を買った。そんないびつな大学に国際的人材が好んで来るはずもないからだ。小
学校でも英語教育を積極的に導入し、「グローバル人材」を育てようとしているのにだ。
もちろんグローバル化を手放しで支持するわけにはいかないが。

 とくに今気になるのは社会の貧困化だ。ランドセルや制服が買えずに、入学式を欠席す
る子どもがいる。大人になにができるのか。


(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
 [編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/


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 【3】3月25日(1081)号予告

【特集】バンクシー

バンクシーとかけて「壁に現れた聖者の説法」と解く──その心は?
「バンクシー」という世界的知性とユーモア
〈対談〉いとうせいこう×しりあがり寿            

バンクシーって、何者なんだ?!
──イルコモンズさんに聞いてみた    

バンクシーはNYで何をやったのか? 作品解説・イルコモンズ 
◆コラム Chiyo Yamaguchi/安田登/大山エンリコイサム

映画評『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』 渡邉大輔
/書評『バンクシー・イン・ニューヨーク』 荏開津広
◆都市開発=拡張する権力にどう拮抗しつつ生きるか  高祖岩三郎  

『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』から考える
僕たちの都市とアートの行方
〈鼎談〉黒瀬陽平×齋藤精一×南後由和

バンクシーに続け!
アートはまちづくりにどう関われるのか?
〈東アジア〉江上賢一郎/〈インドネシア〉江口晋太朗/〈英国ブリストル〉〈東京〉鈴
木沓子



○緊急特集 3・29戦争法施行 自衛隊員が死ぬ日へ
法的整備なしで隊員を戦場に送る無責任
 川口創

自衛隊制服組は「軍事」を制圧するのか
  水島朝穂

南スーダンでの活動は自衛隊員の命をも危険に JVCスーダン・今井高樹さ
んインタビュー

そのほか

萎縮するメディアの現場!
『北海道新聞』が「言論の自由」制限へ秒読みか
〜社外活動を規制する新ルール導入へ  
小笠原淳

メディア自身が今、言論規制を強めることを問う
梓澤和幸


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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php


★僕がイスラム戦士になってシリアで戦ったわけ
著者:鵜澤佳史 1400円+税 四六判並製 304頁
ISBN:978-4-86572-007-5
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001909.php

シリアで戦士として戦い、瀕死の重傷を負った若者。
彼が体験した「戦争」とは──

僕は「イスラム過激派」といわれる仲間たちと生活を共にしてきた。3カ月と
いう短い間ではあったが、その中でみた彼らの姿は、それまでの日本のメディ
ア報道から抱いていたイメージとはまるで異なるものだった。(まえがきよ
り)

「鵜澤さんとは共通点が多い。でも死なないやり方でたたかって、何か変える
ことができるんじゃないかと思うから、自分はいま武器を持たずに路上で声を
上げている」元山仁士郎(SEALDs RYUKYU)



★「戦後」の墓碑銘

著者: 白井聡 1400円+税、四六並製 296頁
ISBN:978-4-86572-005-1
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001805.php

「戦後」の断末魔=安倍政権を歴史の屑籠に叩き込め!

「永続敗戦レジーム」という構造を歴史的、社会的、精神的に暴露し、生起しつつある新
たな民主主義革命のヴィジョンを示す必読のテキスト。

「追い詰められているのは、われわれの方ではない。奴らの方が追い詰められているので
ある。ゆえに、問題はいまや奴らに勝てるかどうかではない。すでに勝利は確定している
。真の問題は、この勝利からどれだけ多くのものを引き出せるのか、ということにほかな
らない」(政治学者)白井聡



★私の1960年代

著者:  山本義隆 2100円+税、四六並製・368頁
ISBN:  978-4-86572-004-4
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001792.php

元東大全共闘代表が、これまで一切語ることのなかった「安田講堂占拠事件」「ベトナム
反戦運動」そして「原発問題」等々、平和への思いを綴る歴史的書物!

「回顧談のようなものを公にする気にはこれまでなかなかなれなかったのですが、196
0年の安保闘争からの歩みと経験を活字にすることは、今の時代に合って、それなりに意
味があるのではないかと、自分に言い聞かせて承諾しました。」
2015年安保闘争の渦中で──
元東大全共闘代表 山本義隆




★『週刊金曜日』臨時増刊号 特別編集「戦争への不服従」(2015年9月14日号)

http://www.kinyobi.co.jp/publish/001782.php
サイズ:AB版 84ページ 定価:700円(税込)雑誌コード:22936-9/14

いまこそ平和を護るたたかいを!
多くの市民が反対の声を上げるなか、「戦争法案」は衆議院の強行採決を経て、参議院で
も可決されようとしている。集団的自衛権を核心とする同法案は憲法9条違反であること
は明白だ。国際社会の理想にも逆行する。日本を武力行使ができる「戦争をする国」に戻
す狙いはなにか。沈黙の「戦争協力者」になることに抗い、本書はさまざまな原論人や表
現者が結集する非戦のための統一戦線となった。緊急出版をし、世に問う。

〈主な内容〉
★グラビア「言うことを聞かせる番だ、俺たちが!」
写真・島崎ろでぃー 文・雨宮処凛 
★〈対談〉高橋哲哉×辺見庸   「1★9★3★7」が予言する日本の戦争
★国際的な連帯へ 戦後史でも類例のない運動の広がり    中野晃一
デタラメ政権を待ち構える100万人デモと違憲訴訟     横田一
戦争法案と若者                     西牟田靖+本誌取材班
歴代首相の集団的自衛権違憲論              成澤宗男
すべての元凶は「日米同盟」にあり              孫崎享 
特需期待にほくそ笑む軍需産業                宮崎信行

〈対談〉 小林節×佐高信    安倍首相の採点結果は0点
〈座談会〉白川勝彦×宮崎学×佐高信 政教一致体制で個人の自由は二度死ぬ  
二見伸明・元公明党副委員長に聞く 「世俗的利益は捨てて問題に向き合え」 
石川健治・東京大学教授に聞く    戦争法制で日本から立憲主義がなくなる
天木直人インタビュー       "ワシントンの威を借りる"外務省の歪な体質
坂田雅裕、宮崎礼壹・元内閣法制局長官インタビュー やっぱり集団的自衛権は違憲だ 
 
菅原文太・最後の講演禄   「百姓はかつて生きることに積極的だった」その他

○増刊号は書店のみの発売です。定期購読には含まれませんので最寄りの書店でお求め下
さい。
※★以外のものは、本誌掲載記事の再録で構成しました。
※音訳版も発行します。



┃Kindle版┃草の根歯医者のひとりごと

岡田弥生:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001888.php

きちんと歯みがきしているのに虫歯ができる、
歯周病がなかなか改善しない、
歯医者さんでインプラントを勧められたけど……などなど、
歯でお悩みの方は、ぜひ本書を読んでみてください。
岡田弥生先生は訪問診療専門の歯医者さん。
「目からウロコ」のユニークな提言の数々は、悩めるアナタの胸に響くはず。
また、要介護や胃瘻(いろう)の方の口腔ケアなど、
高齢化社会ならではの重要な提案もあります。
いくつになっても自分の歯で、自分の口で食べることは、
「自分らしさ」を失わないことにつながるのです。



┃Kindle版┃どうする? 親の介護

太田佐恵子:著 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001763.php

いつの時代でも、子にとって心配なのは「親の介護」のことですよね。
今は元気でいても、いつか「Xデー」はやってくる。
……やっぱり子が介護しないといけないんだよね?
介護っていくらかかるの? 仕事と家庭と介護、両立できるのかな?
仕事辞めないと無理かしら? かといって仕事を辞めちゃうと収入が……。
親の介護は子世代の人生設計にもからんでくる問題だけに、悩みはつきませ
ん。
そんな悩める子世代に、どう解決すればいいのか、どんな解決方法があるの
か、
長年、遠距離介護問題に取り組んできた太田さんが贈るアドバイス。
介護に直面している人、これからの介護に備えたい人、双方におすすめです。



┃Kindle版┃お金のギモン! 何で私に聞くんですか?

斉藤賢爾:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001727.php

著者の斉藤賢爾さんはビットコインに代表されるデジタル通貨の専門家。
ですが、本書はビットコインの解説本ではありません。
お金や経済についての素朴なギモンに、斉藤さんが答えます。
「今こそが物々交換の時代の始まり」「狩猟採集時代が復活する」──
と語る斉藤さんの回答は謎だらけ。
お金とテクノロジー、そして人間と社会の関係について考察した1冊です。



┃Kindle版┃強制起訴 あばかれた東電元最高幹部の罪

武藤類子、海渡雄一、明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:300円+税
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001889.php

 福島第一原発事故の刑事責任が、ついに裁判の場で問われることになった。
 東京地検が2度不起訴とした東京電力の旧経営陣3人について、東京第五検察審査会が
2015年7月17日、業務上過失致死傷罪で起訴すべきと2回目の議決をしたからだ(公
表は同年7月31日)。原発事故の刑事責任が裁判で問われること自体が初めてとなる。
 起訴されるのは、東京電力の勝俣恒久元会長(75歳)と、武藤栄元副社長(65歳)、武
黒一郎元副社長(69歳)。
 未曾有の原発事故はなぜ起きたのか。その責任は誰にあるのか──東京電力幹部らを刑
事告訴した福島原発告訴団の武藤類子団長、告訴団代理人の海渡雄一弁護士、ルポライタ
ーの明石昇二郎氏が強制起訴の意義と今後の見通しについて徹底的に話しあう。


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 【5】イベントのご案内

★Fight for Justiceシンポジウム
    「慰安婦」問題と現代韓国
    ──日韓「合意」の何が問題か──

講演:韓洪九(ハン ホング)
コメント:粱澄子(ヤン チンジャ)/吉見義明

日時:3月19日(土)12時30分〜15時45分(開場12時)
場所:東京・千代田区・中央大学駿河台記念館281教室
  (JR「御茶ノ水駅」3分)
参加費:1000円(非正規・学生500円)
問合せ:contact@fightforjustice.info
主催:日本軍「慰安婦」問題web サイト制作委員会
協賛:『週刊金曜日』


★安倍政治にNO!
参議院選挙で市民が勝つために
-市民意見広告運動集会-

講演: 中野晃一(上智大学教授)
パネル討論 高遠菜穂子・武井由起子・元山仁士郎・北村肇

市民意見広告運動集会を「市民の意見30の会・東京」と共催で開催します。参議院選挙で
安倍政権を震撼させましょう。「アベ政治を許さない!」闘いを。1人でも多くの方の参
加をお待ちしております。

日時: 2016年3月20日(日)13時半〜16時半(13時10分開場)
会場: 東京都千代田区一ツ橋2−6−2
    日本教育会館8階・第1会議室
   (地下鉄「神保町駅」A1出口3分)
参加費:500円
問合せ:03-3221-8521(金曜日)
共催:「市民の意見30の会・東京」/「金曜日」


★本誌主催講演会・第9回「金曜日文庫」

講演タイトル:菅義偉の正体

日時:2016年3月25日(金)開場18時、18時30分〜20時
場所:寺島文庫(東京都千代田区九段北1-9-17 寺島文庫ビル1階)
地下鉄九段下駅(5番出口)徒歩3分

登壇者:松田賢弥さん(ジャーナリスト)、佐高信(評論家)
参加費:1000円(1ドリンク付)、要申し込み、先着30人

申し込み先:book@kinyobi.co.jpまたはFAX 03-3221-8522
※申し込み件名に必ず「金曜日文庫9回目申し込み」とご明記ください。




★「戦争へまっしぐらの安倍首相」もうやめろの集い

問題提起:横田一
対談:横田一×三宅勝久

日時:3月26日(土)17時半〜20時半(開場17時)
場所:東京・杉並区 リズムーン
  (西武新宿線「井荻駅」2分/下井草5・16・9)
参加費:1000円
問合せ:実行委員会(090−1203−3589)
主催:「戦争へまっしぐらの安倍首相」もうやめろの集い
協賛:『週刊金曜日』


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 ※ 定期購読のお申し込みは以下のページから。
   https://ssl.kinyobi.co.jp/consult/input.php?id=tk

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  http://www.mag2.com/m/0000140118.html

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┃発 行  株式会社金曜日                                        ┃
┃     〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-23        ┃
┃            アセンド神保町3階            ┃
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