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LNJ Logo たんぽぽ舎メルマガ NO.2716〜炉心損傷を隠した東電 経産省も一体で隠し通す
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2716】
2016年2月26日(金)地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.炉心損傷を隠した東電 経産省も一体で隠し通す
   メルトダウンを5年間隠した東電−マスコミは東電の責任を問うている
   しかし正しくは国の責任をも問うべきなのだ
                    山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.柏崎刈羽原発再稼働反対にむけて
   「東電前抗議行動」に加え、改めて「新潟現地連帯行動」再開を
                    米山創(たんぽぽ舎会員)
★3.金曜抗議は、今夜も多彩。夜空に響く、
   制服向上委員会の「戦争と平和」
   福島の子供甲状腺がんとその疑いは167名(うち良性1名)
      2/19第184回金曜首相官邸前抗議の報告
                 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
   ◆3月2日「原発事故から5年 被害者を切り捨てるな!全国集会」のお知らせ
      【ひだんれん(原発事故被害者団体連絡会)より】
★5.新聞より
 ◆ 原発事故の説明もなく「逃げろ」/爆発、TVで知った
  情報なき避難を証言 本社で座談会   (東日本大震災5年)         
                            (2月26日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
 ・脱原発川柳【原発の 嘘デタラメも 秘密法】  乱 鬼龍 (転載自由)
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   ★たんぽぽ舎27周年記念の集い・2人の記念講演★
日 時:2月28日(日)13:00開場
 第1部 13時30分より  第28回総会
 第2部 15時より 記念講演 広瀬  隆さん「電力自由化で原発と東電を葬る」
                      内田雅敏さん「戦争法案と今後の私たち」
 第3部 17時15分より懇親会 懇親会費:2500円
          記念講演(資料代800円)と懇親会の両方出席の場合は3000円
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
  第28回総会も含め、会員でない方の参加も歓迎です。
 お問い合わせは、たんぽぽ舎(TEL 03-3238-9035)までお願い致します。
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┗■1.炉心損傷を隠した東電 経産省も一体で隠し通す
 |  メルトダウンを5年間隠した東電−マスコミは東電の責任を問うている
 |  しかし正しくは国の責任をも問うべきなのだ。
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
    
 事故当時東電は独自に定めていた「炉心溶融判断基準」を無視し、原子炉の状態を「メ
ルトダウン」だったと認めたのが二ヶ月後の5月であると各社が一斉に報道している。
 この報道のきっかけは、新潟県技術委員会が原子炉の状態を東電がどのように把握して
いたかを調査していた過程で、委員会に東電から提供された過酷事故対策マニュアルの記
述が明らかになったことだった。
 東電はこれまで、炉心損傷は事故段階から認めていたが、それが炉心溶融に至っていた
ことを明確にせず、国も同様に明確にしてこなかったが、過酷事故対策マニュアルでは炉
心燃料の5%の損傷を確認した段階で炉心溶融が起きたと見なすことになっていた。
 1号機については3月11日深夜には炉心の30%損傷が推定されていたので、この段階で
炉心溶融が始まっていることは、マニュアルに照らせば明確だったにもかかわらず、その
ことを発表しなかった。
 これでは過酷事故対策は成り立たないし、自治体の原子力防災も特に避難判断に重大な
誤りを引き起こす。
 この情報は国によっても隠ぺいされた。当時、報道対応をしていた中村審議官が「メル
トダウンを起こしている」との趣旨の発表をした結果、西山審議官と交代させられた。枝
野幹事長が「水がある」(水位が確認できたとの意味)と発表していたのにメルトダウン
をしているとなると、大きな矛盾を来すからだろうと考えられたが、実態はもっと深刻で
あることが分かる。東電の過酷事故対策マニュアルは、経産省ももちろん知っていたし、
原子力安全・保安院はそれを認可した当事者だ。
 メルトダウンを想定していたが発表はしないことにしていたのに、記者会見で語ってし
まったからだった。そのこともいわば「裏付けられた」のだ。
 東電と官僚により隠されたメルトダウンの評価について、新聞各紙は東電の責任を問う
ている。しかし正しくは国の責任をも問うべきなのだ。
 当時メルトダウンの評価を「隠ぺい」した官僚は、規制委員会で工事計画認可申請書類
の「隠ぺい」の作業を続けている。

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┗■2.柏崎刈羽原発再稼働反対にむけて
 |  「東電前抗議行動」に加え、改めて「新潟現地連帯行動」再開を
 └──── 米山創(たんぽぽ舎会員) 

○泉田裕彦知事(56歳)は4選出馬を答弁
 2月26日新潟県県本議会で自民党所属小峯議員の質問に答え、10月24日任期満了に伴い
、「次期知事選挙で県民に信を問いたい」と答弁した。
私達にとってとても良い事です。
 泉田県政は現在3期目です。この間「ゆめおこし政策」など実績をあげている。新潟県
農業の中心である米作は堅調であり、輸出米の40%を占めている。TPPで影響を受けるだ
ろう「こしひかり」から新たに非こしひかり系米として「新之助」を開発し2017年より販
売を行うとしています。
 県政全般はほぼ及第点を付けられるだろう。
○柏崎刈羽原発再稼働と日本ロジッテク64億円問題
 たんぽぽ舎メルマガ柳田報告にもある様に新潟県は「福島メルトダンウン公表問題」へ
の東電の姿勢を厳しく批判し公表しています。知事選を巡り安倍内閣・自民新潟県連と対
立するのは柏崎刈羽原発「再稼働問題」と「64億円の欠損問題」にあります。
 新潟県企業局は新電力「日本ロジッテック協同組合」への売電、県内11ヵ所の水力発電
から得た売電収入=1キロワット当たり日本ロジッテク協同組合15.9円(ちなみに東北電
力7.46円)契約は昨年4月から来年3月までです、県は売電で得た収入は「福祉にあてる
」企画だったのです。今後日本ロジッテクへの未回収金回収と新たな売電先を開拓しなけ
ればなりません。
 恐らく県自民党議員はこの事を追及してくるだろう。
 昨年来自民党県連はこの知事選に別の新人を擁立する動きも行っており、また知事選に
先立つ、今夏「参議院選」にも「一票でも多く」として選対本部を立ち上げています。
 一方野党共闘の中で民主党の動きは「菊田衆議院議員の参議院へのくらがえ」は果たし
て県民の投票行動にどう結びつくのか疑問です。
 かかる状況の中で、たんぽぽ舎も加わる「再稼働阻止全国ネットワーク」の行動の中に
「東電前抗議行動」に加え、改めて「新潟現地連帯行動」を再開する時期が来ていると思
います。
※柏崎刈羽原発差し止め請求裁判
 第14回口頭弁論 3月7日(月)15時 新潟地方裁判所

┏┓
┗■3.金曜抗議は、今夜も多彩。夜空に響く、
 |  制服向上委員会の「戦争と平和」
 |  福島の子供甲状腺がんとその疑いは167名(うち良性1名)
 |  2/19第184回金曜首相官邸前抗議の報告
 └──── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

○2月19日(金)、恒例の金曜首相官邸前抗議が行われました。東電福島第一原発事故から
、丸5年になろうとしています。今なお、10万人以上の被害者が仮設住宅などで、不便で
不安定な避難生活を余儀なくされています。2月15日の福島県の「県民健康調査検討委員
会」で、子供甲状腺がんとその疑いは167名(うち良性1名)との報告があり、子供甲状
腺がんは増加し続けています。
 原発事故の原因究明もなされず、また、事故収束作業や放射能汚染水対策も困難を極め
る中、原発再稼働や原発輸出を推進する自民党安倍政権や財界などの動きは、正気の沙汰
ではありません。

○当日の抗議の様子を、簡単に紹介します。詳しくは、たんぽぽ舎の
 新ホームページ http://www.tanpoposya.com/ を参照してください。
 ・たんぽぽ舎:財務省交差点などでの抗議行動
 ・経産省前テントひろば:設営1623日目(廃炉招福)
 ・2/19国会議員会館前総がかり集会(7800人):野党からの「安保法廃止法案」提出と、
党首会談での4点一致に対し、大きな拍手と歓声が上がりました。
 ・希望のエリア:制服向上委員会メンバーの新曲「戦争と平和」が、夜空に響いた。こ
の曲は、日本共産党小池晃さんや社会民主党福島みずほさんとコラボ、参院選より一足先
に野党共闘。
 ・反原連:首相官邸前と国会正門前

○子供甲状腺がんと映画「A2−B−C」について
・知人から、「A2−B−C」というドキュメンタリー映画の内容を聞いた。
この映画は、外国人監督が福島の現状を淡々と取材したものです。「君たち大きくなった
ら、どんな日本をつくりたい?」福島の子供たちにインタビューしている。
みなさんなら、何と答えるでしょう。「放射能の無い国!」子供たちは、そう答えた。
「美しい日本」でも、「世界に冠たる日本」でもない。
・私たちは、今、生き方を根本から問われている。


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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

 ◆3月2日「原発事故から5年 被害者を切り捨てるな!全国集会」のお知らせ
      【ひだんれん(原発事故被害者団体連絡会)より】

○東京電力福島原発事故から5年。日本政府と福島県は原子力災害にふたをして無かった
ものとし、被害者を見捨てる「棄民政策」をとっています。
 ?10時から、【子ども・被災者支援議員連盟】の国会議員のみなさまとともに、政府に
対して「住宅、区域指定・賠償、子ども・被災者支援に関する緊急要請書」を提出し、交
渉を行います
 全国集会、デモとあわせて、10時からの政府交渉にも、多くの方々のご参加をお願い致
します。

?<3月2日(水)>
 10:00 政府交渉  <場所:衆議院第一議員会館 多目的ホール > 
 14:00 全国集会 開会(開場は13:30) <場所:日比谷野外音楽堂>
 15:30 デモ行進   16:30 終了予定

  チラシ表http://xfs.jp/vIva3W 裏http://xfs.jp/40F2Z8
     ※福島からバスがでます。
?
☆お問い合わせ☆
 ひだんれん 「原発事故被害者団体連絡会」
 メール hidanren @gmail.com
 ブログ? http://hidanren.blogspot.jp/

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┗■5.新聞より
 └──── 

 ◆  原発事故の説明もなく「逃げろ」/爆発、TVで知った
   情報なき避難 証言 本社で座談会   (東日本大震災5年)

 東京電力福島第一原発事故後の避難状況や今の思いを語り合ってもらおうと、東京新聞
は二十五日、福島からの避難住民を東京都千代田区の本社に招き、座談会を開いた。どの
人も、原発事故を知ったのは発生翌日で、避難を指示された時も理由を知らされなかった
と証言。すぐ戻れると思って着の身着のままで避難したため、非常に苦労することになっ
たと訴えた。 (中略)
 参加者に、原発事故をいつどのように知ったかを尋ねたところ、東電や公的機関から情
報を得た人はいなかった。大熊町の女性が、地震後に「原子炉は安全に停止しました」と
いうスピーカーの呼び掛けを聞いただけだった。
 事故発生の翌日、防護服姿の警察官を見て異変を感じたり、言われるまま隣町に逃げ、
そこで見たテレビで建屋の水素爆発を知ったりという状況だった。
 どの人も数日で帰れると思い、普段着にジャンパーを羽織っただけといった軽装だった
。後に原発事故を知り、「もう帰れない」と絶望感にかられたり、健康保険証を持参しな
かったため、病院で多額の請求をされたりしたという。参加者は「理由も知らされず避難
し、人格が否定された気がした」「せめて、何と何を持参してほしいくらいは言うべきだ
」などと訴えた。
               (2月26日東京新聞より抜粋)

     ※座談会の詳報は、27日朝刊に掲載

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