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たんぽぽ舎メルマガ NO.2860〜経産省前テントひろば強制撤去された
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2860】
2016年8月21日(日)地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
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★1.経産省前テントひろば強制撤去された(21日未明)−1807日目
   本日、強制撤去に対する緊急抗議実施中・ 経産省前テントひろばへ
★2.原子力民間規制委・いかたと原子力民間規制委・東京が四国電力に聴聞
   伊方町で、中央構造線や地震についての学習会開催(8月20日)
   伊方原発の危険性、浮き彫りに
              坂東喜久恵(原子力民間規制委・東京 事務局)
★3.文明を断絶させた大噴火
     日本でもこの種のカルデラ噴火は、過去10遍以上も起きている
     「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」コラムその163
                島村英紀(地震学者)
★4.新聞より
  ◆  川内原発停止要請 「できるだけ早く」 鹿児島知事
                    (8月21日東京新聞より)

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※8/22学習会にご参加を!
 「日本会議と安倍政権の思想史−国家神道の戦前・戦後・今」
 お 話:島薗 進さん(宗教学者・上智大学特任教授)
 日 時:8月22日(月)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)   参加費:800円
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※8/24学習会にご参加を!
 「東京湾に浮かぶ2つの原子炉 米核空母の危険性」
 お 話:呉東正彦さん(弁護士)
 日 時:8月24日(水)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)   参加費:800円
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┗■1.経産省前テントひろば強制撤去された(21日未明)−1807日目
 |  本日、強制撤去に対する緊急抗議実施中・ 経産省前テントひろばへ
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  経産省前の脱原発テントひろばが今日未明(3時半頃から)強制撤去されました。反原
発・再稼働反対運動の大きな力であったテントの強制撤去に抗議していこう!

★ 緊急報告が届いています。 

 すでにご存知の方も多いでしょうが、140年前「福島県」が出来た「福島県民の日」、
また、「甲子園」決勝、「平和の祭典」リオオリンピックの閉会式の本日未明、
経産省前の脱原発テントひろばが強制撤去されました。
 http://twitcasting.tv/showering00/movie/299024145
 http://twitcasting.tv/tentcam/movie/299017557

抗議集会
 http://twitcasting.tv/tentcam/movie/299030965
 http://twitcasting.tv/tentcam/movie/299040257

とにかく、
 今の政権、原子力政策の矛盾、欺瞞を誤魔化させず、大きなニュースにするため、13時
、そして夕方にも大きな抗議集会をしますので、拡散、応援、御参集、宜しくお願いしま
す?

★報道より
 ◆  <東京地裁>「脱原発テント」を経産省敷地から強制撤去 
                       (8月21日毎日新聞より配信)

 東京・霞が関の経済産業省の敷地内にテントを設置して脱原発を訴えている市民団体の
メンバーに対し、東京地裁は21日未明、テントを撤去して敷地から退去させる強制執行に
着手した。市民団体側は大きな抵抗は見せず、約1時間半でテントは撤去された。
 東京地裁の執行官と経産省の警備員ら100人以上が午前3時半過ぎ、テント周辺に集ま
り、人垣を作るなどして周囲を立ち入り禁止とした。テント内には市民団体の男性5人が
いたが、執行官らに促されて退去した。午前5時過ぎにテントや脱原発を訴える看板など
が全て撤去された。
 市民団体は2011年9月からテントを設置して国の原発政策に抗議しており、国が13年3
月、立ち退きを求めて東京地裁に提訴した。1、2審判決はテントの撤去と土地の明け渡
し、土地の使用料の支払いを命じ、7月に最高裁で確定した。経産省によると、土地の使
用料は一部を回収したが、未回収の金額は今月1日現在で約3800万円に上る。

 ◆「脱原発主張の団体設置のテント 強制執行で撤去」 NHK 
   2016年8月21日(日) 7時23分 (動画)
   http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160821/k10010644821000.html

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┗■2.原子力民間規制委・いかたと原子力民間規制委・東京が四国電力に聴聞
 |  伊方町で、中央構造線や地震についての学習会開催(8月20日)
 |  伊方原発の危険性、浮き彫りに
 └──── 坂東喜久恵(原子力民間規制委・東京事務局)

○8月19日(金)松山の四国電力原子力本部で、「原子力民間規制委・いかた」と「原子
力民間規制委・東京」
が出してある『規制勧告』に対し、第2回目の聴聞(ヒヤリング)を実施。
 今回は(1)冷却材喪失事故での炉心損傷の防止 (11)逆U字管に溜まる水素について
、の2点に対する回答をを詳しく討議。白熱したやりとりになりました。
 又、当初設計時から大幅に数値を上げた地震動に対する対策についても回答を求めまし
た。
 四電の回答は、従前からの回答に終始し、踏み込んだものは出してこなかったため、今
後の課題となりました。
  ※詳細な報告は後日、たんぽぽ舎HP http://www.tanpoposya.com/
  の「原子力民間規制委・東京」にアップします。

○翌8月20日には、伊方原発立地の伊方町で「中央構造線と佐田岬の地震環境と防災」に
ついて、岡村眞先生(高知大学防災推進センター特任教授・地震地質学)を迎えての学習
会が開催されました。
 1200年の歴史を持つ由緒ある「法通寺」(第56番目札所でもあります)で、地元の方を
中心に民間規制委のメンバーも参加し、中央構造線による地震と南海トラフ地震の双方の
影響を受ける佐田岬の問題について、じっくりと学びました。わかりやすい説明に、地元
の方々も頷きながら聞き入っていました。

※主催者の「佐多岬半島の地質を考える会」の堀内美鈴さんから当日取材に来たNHKの
朝のニュースの報告が届いています。

○昨日(20日)、伊方町で高知大学の岡村総合研究センター先生の講演会が開催されまし
た。
以下からニュースを視聴いただけます。

 http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20160821/4441431.html
 活断層研究者が伊方町で講演
 08月21日 07時20分

 伊方原子力発電所が立地する愛媛県伊方町で20日、活断層に詳しい高知大学の研究者が
講演し、熊本地震の発生を踏まえ、「中央構造線断層帯」でも規模の大きな地震が起きる
可能性があるとして、しっかり対策をとっておくべきだと指摘しました。
 伊方町の住民グループが開いた講演会には、町内や隣接する八幡浜市から20人余りが集
まりました。
活断層に詳しい高知大学防災推進センターの岡村眞特任教授が、中央構造線断層帯で地震
が起きた場合、佐田岬半島にどのような影響が出るのかなどをテーマに講演しました。
 岡村特任教授は中央構造線断層帯の特徴について、「四国から近畿にかけて600キロ余
りにわたってS字型に存在し、佐田岬半島の沖合では特に伊方原発の前で断層のずれが大
きい」と指摘しました。
 その上で、熊本地震が発生したことを踏まえ、中央構造線断層帯でも規模の大きな地震
が起きる可能性があるとして、「地震が起きる前からしっかり対策をとっておくべきだ」
と述べました。
 参加した70代の女性は、「今後もこうした会に参加して勉強していきたい」と話してい
ました。


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┗■3.文明を断絶させた大噴火
  |   日本でもこの種のカルデラ噴火は、過去10遍以上も起きている
  |   「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」コラムその163
 └──── 島村英紀(地震学者)
                        
 6世紀の中世ヨーロッパに「暗黒時代」と呼ばれる時代があった。社会的な衰退と混乱
が長く続いた時代だった。現在までの過去2000年間で最も寒い10年間だったのが影響した
と思われている。
 これが、地球の反対側にある火山の噴火に起因するものだという発表が行われた。この
春、オーストリア・ウィーンで開かれた欧州地球物理学会。会議は欧州各地で持ち回りで
開かれるもので私も会員になっている。
 このとき「謎の雲」が欧州の空を覆った。当時ローマにいた歴史家プロコピウスが次の
ように書き残している。「その年中ずっと、太陽が発する光に明るさはなく、月のようだ
った。終わらない日食のようだ」。
 欧州の平均気温が2℃下がり、農耕に壊滅的な影響を与え、欧州の大半とその隣接地域
に大規模な食糧不足をもたらした。北欧の木には、この数年間だけ木の成長が悪くて年輪
の間隔がつまっていることも明らかになった。
 これは「カルデラ噴火」という大規模な火山噴火が起きて、日光をさえぎる硫黄の粒子
が成層圏に充満し、突然気温が低下したことによるものだった。この硫黄粒子は世界中に
降ってきて、グリーンランドや南極の氷河の下からも発見された。
 発表では、この噴火は2回あったという。だが北半球のどこかと熱帯地方のどこかとし
か言及されていない。だが、ほぼ間違いなくインドネシアのクラカタウ火山とメキシコの
エルチチョン火山ではないかと考えられている。

 クラカタウ火山の地元であるジャワ島西部にはカラタンと呼ばれた高度の文明が栄えて
いたが、この噴火で姿を消してしまった。またエルチチョン火山の噴火でマヤ文明も崩壊
したと言われている。
 クラカタウ火山は近年にも大噴火している。1883年に起きたカルデラ噴火は海面近くで
大噴火したので大津波を発生し、地元での死者は36000人にも達した。2004年に起きたス
マトラ沖地震までは世界最大の津波被害だった。
 この噴火のときにも世界の気候が変わってしまった。舞い上がった火山灰は世界の気候
を変えた。

 ノルウェーの有名な画家ムンクの「叫び」の絵の背景には異様な色の夕焼けが描かれて
いる。1883年に起きた噴火による世界的な気候変動で引き起こされたノルウェーでの異様
な夕焼けを描いたのでは、という学説がある。

 他人事ではない。日本でもこの種のカルデラ噴火は、過去10遍以上も起きている。いち
ばん近年のものは7300年前の鬼界カルデラの噴火だった。この噴火は鹿児島市の南約100
キロの九州南方で起きた。
 このときの噴火で放出されたマグマは東京ドーム10万杯分にもなった。
 この鬼界カルデラの噴火で九州を中心に西日本で先史時代から縄文初期の文明が絶えて
しまったと考えられている。縄文初期の遺跡や遺物が東北日本だけに集中しているのはこ
のカルデラ噴火のせいだと考えられているのである。
 火山の大噴火はたびたび文明の断絶を引き起こしているのだ。
       (島村英紀さんのHP「 http://shima3.fc2web.com/ 」
    「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より8月19日の記事) 

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┗■4.新聞より
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 ◆  川内原発停止要請 「できるだけ早く」 鹿児島知事

 鹿児島県の三反園訓知事は20日、九州電力に川内原発(薩摩川内市)の一時停止を求め
る要請を早期に行う考えを改めて示した。鹿児島市内で記者団に「周辺視察結果を踏まえ
、できるだけ早く文書をまとめ、今月下旬にも九電に申し入れたい」と述べた。
 「原発に頼らない社会を着実に少しずつでも進めたい」とも発言し、7月の知事選で公
約に掲げた「脱原発」を推進する方針を強調した。
 三反園知事は19日に川内原発周辺で、避難道路の状況を確認したほか、住民からも意見
の聞き取りを実施。その際、前知事時代に作成された原発事故時の避難計画を見直す意向
を示した。
 三反園知事は7月の就任会見で、今月下旬から9月上旬に九電に一時停止の要請をする
方針をあきらかにした。九電にはこのほか、原発稼働中に災害などが起きた際は、迅速に
情報提供することなども求めていく考えだ。
    (8月21日東京新聞より)

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