|
こういう人を「気骨ある人」というのですね〜映画『五島のトラさん | ||||||
|
Menu
おしらせ
■サブチャンネル ・映画祭報告(7/27) ・レイバーネットTV(12/10) ・あるくラジオ(11/1) ・11.3「抵抗川柳句集」シンポ報告 ・ブッククラブ(12/13) ・シネクラブ(10/11) ・ねりまの会(6/28) ・フィールドワーク(6.1報告) ・三多摩レイバー映画祭(5/25報告) ・夏期合宿(8月23-24日) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第107回(2025/11/10) ●〔週刊 本の発見〕第415回(2025/12/18) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2025/11/6) ●川柳「笑い茸」NO.164(2025/11/25) ●フランス発・グローバルニュースNO.19(2025/8/5) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第101回(2025/10/14) ●「美術館めぐり」第17回(2025/11/24) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・OurPlanet-TV・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・CLP
|
こういう人を「気骨ある人」というのですね〜映画『五島のトラさん』笠原眞弓トラさんは、長崎県五島のうどん屋、つまり製麺屋だ。7人の子どもがいる。彼は考えた。家族を幸せにしたい。子どもらを真っ当な人に育てたい。それで、2歳の子どもから製麺の仕事をさせる。この子の仕事は、とても大事な仕事だが、2歳でもできる。手伝わせているのではない。ちゃんとタイムカードがあり、1人1時間づつ、年齢に合わせた仕事が割り振られる。働いた時間と、年齢に見合った賃金が小遣いとして支払われるが、自己申告だ。 朝5時、すでに仕込みに入っているトラサンの呼ぶ声で小学4年の女の子が起きてくる。塾に行く子は誰もいない。勉強は学校で、それ以外のことは家で学ぶ。友だちの家の田植えには、学校を休ませて手伝いにいく。学校は毎日あるが、田植えは1日だけだというのが、トラさんの主張だ。自分もそうしてきたと。
そして世代が代わり、そこにも現代のトラさん一家がいる。子育てに熱心な父親は、トラさんに自分を投影するのだろうか。いい悪いではなく、これほど自分の主義主張をはっきり持ち、自己を律し、さらに子どもたちに愛情を注ぐトラさんは、もしかすると天然記念物かもしれない。 とはいえ、父親であることを追求していく人がいる限り、この一家に魅せられて、22年間も長崎テレビの番組として撮り続けた大浦勝さん(写真)のような人がいる限り、日本は大丈夫と思えてくるのだった。 *8/6よりポレポレ東中野で上映開始。初日上映ごとに、トラさん家族と監督の舞台挨拶あり。2015年FNSドキュメンタリー映画大賞のグランプリを獲得。6月、上海テレビ祭でドキュメンタリー部門最高賞のマグノリア賞受賞 Created by staff01. Last modified on 2016-08-05 12:54:02 Copyright: Default | ||||||