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LNJ Logo 牧子嘉丸のショート・ワールド : 「2016都知事選」異聞―東京を走り抜けた人々
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    第33回 2016年8月1日

「2016都知事選」異聞―東京を走り抜けた人々

●石田純一さん

 参院選投票をひかえた7月8日にいきなりの立候補宣言。野党統一候補として「我に立つ用意あり」と発表。その声明のなかで「東京の学校教育はもっと自由で、のびやかだった」との発言は心にしみた。本当に都政を都民の手に取りもどすために手をあげたというその勇気はすばらしい。が、その後諸般の事情で、ポシャる。おまけに野党統一候補の応援もしないので、いささか情けなかったが、スポンサーの締め付けなどあって致し方なしか。でも、この人はどこか憎めないキャラがあって、野党統一候補を誘因したことを評価しましょう。石田さん、これからも無理のない程度でがんばって下さいね。

●宇都宮健児さん

 過去二回の都知事選に立候補し、その後も都議会のウオッチングをつづけ、都政にもっとも精通した人。今回、野党統一候補の大義のために潔く辞退した、大局的・戦略的見識をもった人、だったはずである。一部の心ない連中の辞退を促す声やまた応援を強要する声に不快を感じられたことは事実だろう。だが、そこはこの人のことだから選挙の終盤には応援に入ってくれるだろうと誰もが期待したにちがいない。
 鳥越候補の政策に反対や疑問があるなら仕方ないが、「読売新聞」ではほぼ賛成・賛同を表明しておきながら、応援するか否かは仲間と検討するとのこと。結果はご存知の通り、政策より週刊誌ネタを採用。なんのために都政ウオッチングだったのかね。 日本のサンダースだなんて、買いかぶりもいいところ。極右阻止のために支持者を説得するサンダース氏に較べると、実にちっぽけな人物にうつったと言えば言い過ぎだろうか。

●増田寛也さん

 WHO IS MASUDA? WHAT IS MASUDA? MASUDA IS 「元岩手県知事」「東電社外役員(報酬?千万円)」「自公の操り人形」、それから思いつくことといえば、そう「マスダ」を連呼するだけの人でした。

●小池百合子さん

 「厚化粧のウソつき年増女」なんて暴走老狂人の発言はいただけないが、このひとは化粧じゃなく仮面をつけている。テレビで同窓生が神戸からプレゼントを持って応援にかけつけた一シーンを見たが、「あっそう」と受け取って終わり。お前はヒロヒトか?この女の虚飾の仮面の裏には原発推進・核武装支持の素顔とエリート女性の冷酷さが見える。

●「連合」御中

 雨にも負けず風にも負けず、いつも自分の生活と利益のことだけを考え、東にブラック企業で苦しんでいる若者がいれば、じっとがまんするんだよとなぐさめ、西に解雇があれば自分でなくてよかったと安心し、みんなからデクノボーとよばれ、ヌエといわれても、自主投票する、そんな人間にだけはわたしはなりたくない。

●「週刊文春」と「週刊新潮」編集部殿

 かつて捨てたガセネタを文春に使わせ、それを見届けてから新潮が人身攻撃に参戦するという完全な出来レース。こんな権力の番犬・ハイエナがジャーナリストを名乗っているのが、日本のマスコミの現状だ。真のジャーナリスト魂をもって権力と闘ってきた鳥越俊太郎が気に入らないはずである。こんな記事を書いては人を貶めることばかりやっていて本当に恥ずかしくないのだろうか。おっと、恥というのは真っ当な人間に言う言葉でした。

●山口敏夫さん

 お元気で何よりでした。かつて政界の牛若丸と言われただけ、その舌鋒は衰えていない。森喜朗に尋問の筋これあり、なんてさすがいいところを衝いていました。石原親子の馬鹿さ加減も痛快に口撃。これから都議選にでも出てもぜひご活躍を。

●NHKから国民を守る立花孝志さん

 政見はただひとつ「NHKをぶっ壊す!」それをNHKでやっちゃうんだから、すごい。モミイ体制をもっと鋭く追及してほしかったので、これからもお願いします。それから撃退シールもほしいですね。NHK包囲デモにも来て演説してください。

●異色の無職女性候補武井直子さん

 この女性のポスターを見て、「他に写真、なかったんかい!?」とツッコミをいれたくなったとネットに出ていたが、どんなヒトだろうと思った人は多いにちがいない。「どもる、とちる、言葉が出ない」と前置きした政見放送は、「まず平和憲法9条を守る」と護憲の立場を表明。次は何と「天皇制を廃止して、跡地は観光施設にする」という。それから「オリンピックは中止」して、なぜかトルコに移譲すると主張。その革命的な意見に思わず、「武井さんがんばれ」と叫びそうになる。ただ最後に「舛添さんを深く尊敬しておりました」と告白して、どっちらけ。ようわからん人なり。

●山本太郎さん

 沖縄高江から鳥越候補の応援に駆けつけた太郎さん、開口一番「国会の野良犬、山本太郎です」と自己紹介。野良犬、上等。番犬・忠犬じゃ、しょうがない。高江の現状を報告しながら、鳥越知事を誕生させて日本を真の独立国にしようと呼びかける。権力と闘っている人のそばには、必ず同志山本太郎がいる。あの弁護士センセーとは大違い。

●鳥越俊太郎さん

 この人はノーテンキな人である。またタフな人でもある。あれだけひどい攻撃を受けながら、どの演説会でもひょうひょうとしている。ボケ・ヨロヨロ・ボロボロ・病み上がり・売国奴。かつて、選挙戦でこれほどの悪罵・中傷が個人に向けられたことがあるだろうか。
 鳥越さん、お疲れ様。しばらくゆっくり休んで下さい。そして、今まで以上の反権力ジャーナリストとしてますますのご活躍を。
 都政を都民に取りもどすために奮闘したみなさん。
小池都政は必ず破綻する。まず都議会で紛糾し、アベ政権にすりより、ますます都民の願いとの矛盾は激化するだろう。そのときに備えて、この団結のパワーを維持しましょう。


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