沖縄から「台風並みの突風」を吹かせたい!〜参議院会派「沖縄の風」結成 | |||||||
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沖縄から「台風並みの突風」を吹かせたい!〜参議院会派「沖縄の風」結成西中誠一郎7月26日、参議院会派「沖縄の風」が結成され、沖縄選出の参議院議員糸数慶子議員と、先の参院選挙で現職の沖縄担当大臣・島尻安伊子氏に10万6000票余の大差をつけて当選した伊波洋一議員が、永田町の同議員会館で記者会見を行った。 会派を代表して糸数慶子参議院議員が挨拶した。 「今まで無所属で活動してきましたが、本日2人会派を結成し届出しました。会派の結成で沖縄の声を国政に届ける機会が増えます。沖縄の基地問題に関わる委員会や、沖縄振興措置に関わる特別委員会などで、野党四党に協力を求めながら、発言の機会を増やしていきます。『オール沖縄』の立場を堅持し、沖縄41市町村全ての首長と議会が署名し2013年1月28日に安倍首相に直接提出した『建白書』の理念の実現、つまりオスプレイ配備撤回、普天間基地の閉鎖•撤去、辺野古新基地建設断念などを求める取り組みを全力で行っていきます」
新会派「沖縄の風」は「7つの基本政策」を掲げている。辺野古新基地や東村高江ヘリパッド建設、先島への自衛隊配備など、新基地建設や軍事演習場の増強等の中止を日米両政府に求め、福祉、教育、経済等の課題について、沖縄の民意を国会に届け、沖縄県民の命と尊厳、日本の民主主義を守ることを目的としている。 沖縄県議会議員(2期)や普天間基地を抱える宜野湾市長(2期)などを経て、参議院議員に初当選した伊波洋一議員が意気込みを語った。 「私自身、97年から辺野古問題に関わり、海兵隊移転問題にもずっと取り組んできた。2005年米軍再編の日米協議が行われ、沖縄の海兵隊員とその家族合計1万8000人の海外移転と日本政府の費用負担で合意したが、一部しか実施されていない。しかし国政ではそのことがほとんど議論されてこなかった。現実的な課題があるにも関わらず、あたかも辺野古新基地建設や高江ヘリパッド基地建設が、日米両政府の大きな課題であるような、安倍政権の政策説明は間違っている。オスプレイ訓練による高江住民の被害実態についても無視されている。戦後71年続いている基地問題の解決に向けて、会派としても全力で取り組んでいきたい」
参議院会派「沖縄の風」は、「沖縄問題」に積極的に取り組む国会議員の参加も呼びかけている。沖縄選出国会議員の議連「うりずんの会」や野党四党、基地問題や日米地位協定、米兵による性暴力被害などの問題に取り組む全国の地方議会などとも連携しながら、国政に「台風並みの突風を吹かせて」(糸数議員)、安倍政権や米国連邦議会に立ち向かっていく。臨時国会は8月1日に招集予定。改憲勢力との対峙が始まる。 Created by staff01. Last modified on 2016-07-30 21:47:51 Copyright: Default |