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「勉強するほど恐ろしい安保法制」〜5.20金曜行動で中学生が訴え
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「勉強するほど恐ろしい安保法制」〜5.20金曜行動で中学生が訴え

     木下昌明

 *中学生もアピール

動画(6分50秒)

 5月20日金曜日、朝刊各紙の一面に20歳の沖縄女性の遺体が発見され、死体遺棄の疑いで元米兵(軍属)が逮捕された記事がのっていた。沖縄県知事は「基地があるがゆえに事件は起きた」と憤りをあらわにし、「日本政府が当事者として対応できない」無能力を批判していた。

 今夜も国会周辺で反原発と高校生グループ(ティーンズソウル)の「憲法守れ」の抗議行動が同時に行われた。官邸前では90歳近い斎藤美智子さん(写真上)の小さい姿に目についた。大きくよく通る声でコールする野球帽の男性もいた。坂を下ると『琉球新報』の一面を飾している男性を見かけた。

 国会前の高校生グループ集会には、国会議員らがスピーチしたが、沖縄事件への言及はなかった。

 この日初めて中学生が登壇した。中学3年の男子は、「勉強すればするほど安保法制の恐ろしさが浮きぼりになり、行動せずにはいられなくなりました」と訴えた。もう一人、仙台から新幹線でかけつけた高校2年生の女子もスピーチした(写真下)。「自分は普通の子。でも安倍政権に不安と怒りがあるからここに来た」と語っていた。

 最後に18歳のリーダーが、もっと国会前に来てほしい、と訴えた。昨年の夏、シールズの奥田さんが「もっと国会前に来てください」とよびかけていたことが思いだされた。今夜も高校教員からのスピーチはなかった。

 この日は一日、両手にVの字の笑顔の女性写真が思い起こされ、そのたびに胸がはりさけそうになった。「これが戦争なんだ」。


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