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渋谷センター街で賑やかに〜生活できる賃金を!時給1500円キャンペーン

    松元ちえ

 *マクドナルド店舗前

動画(6分半/日本語)英語版


 *レイバーネットTVで現場レポート(筆者)

 「あたり前の生活、人間らしい生活を時給1500円で実現させよう」。そう呼びかけながら低賃金労働者や労働組合が、4月15日、東京・渋谷のセンター街を練り歩いた。ロナルド・マクドナルドの着ぐるみや、1万円札をデザインしたチラシなどを配布しながら、生活底上げを実現するには労働組合に加入しようと訴えた。

 マクドナルドの店舗前でマイクアピール。北海道のさっぽろ青年ユニオンから参加した病院勤務の女性(25/写真上)は、正社員だが、時給換算すると1500円には届かない給料で生活する苦しさを訴えた。「北海道の最低賃金は764円。マクドナルドのようなファストフードやコンビニでのおにぎりなどの値段は全国変わらないのに、地方の最低賃金が低いのはおかしい。年収300万円は私にとって夢のよう。これから結婚や子育てのことを考えると不安しかない」と将来への不安感を渋谷の街頭で語った。単純計算でも1500円では年収300万円にも満たない。


 *ノルウェイ人も飛び入り

 不当解雇の裁判でたたかっている仲間は、毎週のようにハローワークに行くが、神奈川県の最低賃金905円を超える仕事がめったにない現実を語り「1日もはやく人間らしく暮らしたい」と訴えた。
 首都圏青年ユニオンの神部紅委員長は、若者と女性の二人にひとりは不安定な仕事を選択せざるをえない現状に触れ、残業代未払いや1分単位の賃金計算がされていない企業の不正によって、時給907円の東京でさえいろんな形で労働者が搾取されている構図を語った。労働組合に加入して、こうした違法行為を是正し、あたり前の願いを実現していこうと呼びかけた。

 最低賃金引き上げキャンペーン実行委員会は、労働組合の潮流をこえて取り組まれ、世界アクションとも連動しながら、国内の最低賃金の増額や労働組合の加入を推進していく。5月17日には、院内集会も予定する。
 15日の世界同時アクション渋谷行動の後、実行委員会は集会を開き、前日からかけて世界300都市で展開されたストやデモ行動の写真や映像を確認。海外の低賃金労働者からの連帯メッセージなども紹介した。

●世界の同時アクション ●国内の同時アクション ●メディア報道


Created by staff01. Last modified on 2016-04-16 19:50:33 Copyright: Default

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