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LNJ Logo 「週刊金曜日」ニュース:「人文系不要論」は愚民化か
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News Item 1440119725856st...
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  <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>      2015.8.21
_________________________________________________________『週刊金曜日』

┳━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃Kindle版┃
┗━━━━┛どうする? 親の介護
      [太田佐恵子:著]
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いつの時代でも、子にとって心配なのは「親の介護」のことですよね。
今は元気でいても、いつか「Xデー」はやってくる。
……やっぱり子が介護しないといけないんだよね?
介護っていくらかかるの? 仕事と家庭と介護、両立できるのかな?
仕事辞めないと無理かしら? かといって仕事を辞めちゃうと収入が……。
親の介護は子世代の人生設計にもからんでくる問題だけに、悩みはつきませ
ん。
そんな悩める子世代に、どう解決すればいいのか、どんな解決方法があるの
か、
長年、遠距離介護問題に取り組んできた太田さんが贈るアドバイス。
介護に直面している人、これからの介護の備えたい人、双方におすすめです。

Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001763.php
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                                        <http://www.kinyobi.co.jp/>

 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 
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 【1】注目の記事


■「人文系不要論」は愚民化か

「改革」の名の下に、大学が危機に晒されている。下村博文文科相は入学・卒業式での国
旗掲揚・

国歌斉唱を「要請」、さらには人文社会系など役に立たないものは排除を、と通知を出す
始末。一

方で「役に立つ」理工系は、国からのカネを獲得できる軍事研究に邁進する。これらの状
況は、戦

争法案を強行する政権の動きと通底するものだ。まずは「学問の自由を考える会」の二人
が、「知

」を否定し、愚民化へと突っ走る政策を熱血批判する。


●対談 寺脇研×広田昭幸
新自由主義イデオロギーを教育に持ち込むな
大学はカネ儲けのためにあるのではない!


●学びとはメタ視線で捉える想像力の培養だ
二本木かおり


●「軍学共同」はここまで進んでいる!
安倍政権の軍事化路線と、大学のジレンマ
中村富美子


●池内了さんに聞く
軍学共同とどう闘うか


●「すぐに役立つ人間は、すぐに役立たなくなる」
伊藤氏貴


●吉見俊哉・東京大学教授インタビュー
大学は国に奉仕しているわけではない。「人類的な価値」に奉仕しているんです。




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 【2】  編集長後記


「安倍談話」が発表され、予想以上に世論は批判的だった。評価したメディア
はNHKの“安倍番”、岩田明子記者の解説や『産経新聞』くらいだろうか。
安倍談話は「侵略」「植民地」「反省」「おわび」という村山談話、小泉談話
の最大公約数であるキーワードをとってつけたように盛り込んだ。事前にメ
ディアなどがキーワードの有無にこだわったことへの答えなのだろうが、ス
ピーチライターを始めとする首相サイドが談話を「可」と考えていたならばお
粗末すぎる。もしかしたら最後にはやけくそで談話をつくったのかとまで思う
代物だが、それはそれで責任放棄だし、本気であるならばその「知性」がおそ
ろしい。安倍談話はいろいろな角度から世界に恥をさらした。メディアやSN
Sが批判することで国際社会とのバランスをとるしかない。

 さて今週の特集は大学問題だが、政権は「日の丸・君が代」を大学に強制し
ようとしつつ国際化をめざす矛盾に気づいていない。安倍政権のガラパゴス化
した「保守」は一貫している。(平井康嗣)



(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
 [編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/


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 【3】2015年8月28日号(1053号)予告


【特集タイトル】
追い込まれる安倍政権
戦争法案違憲訴訟とだ大規模反戦デモ

総理を待ち構える集団違憲訴訟
自衛隊イラク派兵違憲判決で撤退した自衛隊
核軍縮で日本政府の二枚舌 
8月末に100万人想定の大規模反戦デモ 
リベラルと保守と永田町   
脳天気・磯崎首相補佐官に自民内部から不満
安倍首相の信任選挙となるか9月の山形市長選
田岡俊次が斬る戦争法案論戦

グラビア 長崎と原爆 新藤謙一
米帰還兵から戦争反対の声

東芝と原発 山岡淳一郎
キューバの“花咲かじじい” 井上久男
市進学院に見るブラック化する学習塾業界 



【強力連載】
それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
新・政経外科    佐高信
犬の遠吠え 花に風 落合恵子
俺と写真     本多勝一
はじめて老いった   石坂啓
虹の向こうへ   ブルボンヌ
話の特集 矢崎泰久 野坂昭如 中山千夏 松元ヒロ 小室等
メディア一撃 岩本太郎 


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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php


┃Kindle版┃お金のギモン! 何で私に聞くんですか?

斉藤賢爾:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/001727.php


著者の斉藤賢爾さんはビットコインに代表されるデジタル通貨の専門家。
ですが、本書はビットコインの解説本ではありません。
お金や経済についての素朴なギモンに、斉藤さんが答えます。
「今こそが物々交換の時代の始まり」「狩猟採集時代が復活する」──
と語る斉藤さんの回答は謎だらけ。
お金とテクノロジー、そして人間と社会の関係について考察した1冊です。



★反知性主義とファシズム

著者:  佐藤優・斎藤環 1400円+税、四六並製・264頁
ISBN:  978-4-86572-002-0
http://www.kinyobi.co.jp/publish/000493.php

知の怪物と気鋭の精神科医がカルチャー(AKB、村上春樹、宮崎駿)から
反知性主義がはびこる日本社会を読み解く。振り幅の大きい対談は
ファシズムよりも恐ろしい状態を私に示唆する。

「知的に興奮する対談だった。斎藤環氏と話していると、
既視と未知の感覚が私の心の中で交錯する」(佐藤優)
「本書の最大の読みどころは、佐藤さんと私の意見が
もっとも対立した『風立ちぬ』論でしょう」(斎藤環) 


★貧困なる精神26集 「戦争」か侵略か

著者:  本多勝一 1400円+税、B6版並装 184頁
ISBN:  978-4-86572-003-7
http://www.kinyobi.co.jp/publish/000495.php

朝日新聞入社以来約六〇年、ジャーナリズムの第一線で書き続ける本多勝一。これまで数
多くのル

ポを記してきたが、ジャーナリストとしての転機になったのは、ベトナム戦争を取材した
『戦場の

村』であった。その体験は彼の生涯に決定的な「あるもの」を投げかけ、その後の『中国
の旅』、

『南京への道』へと続く。「満州事変の前夜に相当する」と言われる今、ジャーナリズム
に求めら

れるものとは何か?著者渾身のシリーズ最新刊。


★絶望という抵抗

著者:  辺見庸・佐高信 1500円+税、四六判上製・208頁
ISBN:  978-4-906605-99-6
http://www.kinyobi.co.jp/publish/000490.php


「人間はここまでおとしめられ、見棄てられ、軽蔑すべき存在でなければならないのか」
──辺見

庸

侵略という歴史の無化。軍事国家の爆走と迫りくる戦争。人間が侮辱される社会・・・。
二人の思

索者が日本ファシズムの精神を遡り、未来の破局を透視。誰かが今、しきりに世界を根こ
そぎ壊し

ている。日本では平和憲法を破棄しようとする者が大手を振っている。
喉元に匕首を突きつけて私たちは互いに問うた。なぜなのだ?あなたならどうする?呻きに
も似た、

さしあたりの答えが本書である。 



★『週刊金曜日』臨時増刊号 特別編集「従軍慰安婦」問題(2014年10月29日号)
http://www.kinyobi.co.jp/publish/000489.php 

「慰安婦」問題で日本が問われていること

『朝日新聞』の検証記事以降、「従軍慰安婦」問題がさまざまな論議を呼んでいます。
全国紙や有力雑誌による『朝日』バッシングは苛烈さを増し、政府与党からも批判の声が
相次いで

います。
しかし、歴史修正主義者がどのように主張しようと、「従軍慰安婦」の強制性を裏付ける
証言・資

料は否定できません。
歴史修正主義の蔓延する現在の状況では「本当のこと」を把握するのはたやすくありませ
ん。
肝心の資料の解説がねじ曲げられたり、証言が過小評価されたりすることが多いからです
。
そこで、この問題の核心をわかりやすく解説する臨時増刊号を刊行します。
『週刊金曜日』掲載記事のほか主要な資料を添付した、まさにまるごと一冊「従軍慰安婦
」号です

。

〈主な内容〉
対談 梁石日×辛淑玉 「国家」にしかよりどころがない日本人
半藤一利氏に聞く 歴史とは人間がどういうものか学ぶこと  

今だからこそきちんと知りたい「慰安婦」問題の基礎知識  川田文子 
右派論壇誌にはびこる「慰安婦」否定の手口        能川元一 
『産経』が渋々「訂正」お粗末すぎる記事         梁澄子
証言が明かす軍「関与」の実態              西野瑠美子
河野談話と加害責任                   東郷和彦
「報道」検証より「慰安婦」問題を            上野千鶴子
被害者証言「法廷」で裁かれた日本軍           松井やより
座談会 歴史歪曲の動きにとどめを!
高嶋伸欣×俵義文×西野瑠美子×山田朗
元オランダ人「慰安婦」は「強かんと暴行」を証言     テッサ・モーリス=スズキ
グレンデール市従軍「慰安婦」碑の撤去を求める訴訟をめぐって 小山エミ
吉見義明教授に聞く 右派の思惑が外れた「河野談話」検証 
『産経新聞』の「河野談話見直し」キャンペーンに反論   林博史         
  

『文春』、大高未貴氏による?でっちあげ?報道を韓国人教授が告発 
永田浩三・元プロデューサーに聞くNHKの「慰安婦」報道  
元『朝日』記者の社会的抹殺を狙う?テロ?を許すな! 
中曽根元首相と故・鹿内産経新聞元社長の無自覚な告白 その他

○増刊号は書店のみの発売です。定期購読には含まれませんので最寄りの書店でお求め下
さい。
※本増刊号には一部、本誌掲載記事を再録しています。
※音訳版も発行します。 


★新・買ってはいけない10
著者:  渡辺雄二、1200円+税、A5判並製・208頁
ISBN:  978-4-906605-98-9
http://www.kinyobi.co.jp/publish/000487.php

必要じゃないものを買わされていませんか?
超便利な「食品添加物事典」がついています!

主な内容
第1章 「買ってはいけない」
・めでたい正月も地獄になる!? 安全・安心を求めたい「おせち料理」
・増粘多糖類に要注意、調味料の進化系「ぽん酢ジュレ」
・保存料・着色料不使用でも添加物の多さがマイナス「セブン-イレブンのお弁当」
・「スクラロース」の危険性、そろそろ真剣に考えませんか
・なんでこれがトクホなの?大いに疑問「キリン メッツコーラ」
・体に悪いものも入っている「乳酸菌飲料」
・「エナジードリンク」って何がエナジー?
・過信するべからず「二日酔い防止ドリンク」
・「見た目はミネラルウォーター」。しかしその実態は……!?
・熱中症の不安につけこむ「熱中症対策ドリンク」
・カラメル色素に注意しよう「ノンアルコールビール」
・「美白化粧品」危ないのはロドデノールだけなのか?
・風邪をひいたら飲んではいけない「風邪薬」
・ペットの健康を害する「ペットフード」
・ペットの体に農薬をつける「ペット用ノミ取り」グッズ
このほか「フロッシュ」、「ウィルス除菌製品」、「ボディシート」、「制汗ウォーター
」、「ゼ

オライト入り歯磨き剤」等、話題の商品を取り上げます。

第2章 すごく役立つ!食品添加物事典 



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