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フリーランスはしつこくやり続ける!〜秘密保護法違憲訴訟で不当判決


 *参院議員会館で開かれた報告集会

 「予想されたとはいえ悔しい」。報告集会で原告一人ひとりが思いを語った。2014年春にフリーランス43名が提訴した秘密保護法違憲訴訟の判決が、11月18日東京地裁(谷口豊裁判長)であった。原告は「秘密保護法は知る権利を奪い取材の自由を制限する」憲法違反の法律であるとして、「違憲無効確認と国家賠償を求めて」争ってきた。今回の判決は「裁判所は具体的な紛争を離れて、法律が憲法に適合するか否かを判断できない」と憲法判断を回避し、「違憲無効確認請求は不適法」と訴えを退けた。また国賠請求についても、「原告らの法的利益が侵害されているとは認められない」として請求を棄却した。

 報告集会で原告たちは異口同音に司法を批判した。とくに法廷冒頭撮影を司法記者クラブにのみに許可し、フリーランスを不許可にしたことに怒り心頭だった。「裁判所は死んだ」「いや真の独立した裁判所は生まれてもいない」「権力の番人そのもの」と厳しい言葉が続いた。原告の林克明氏は語る。「小さいけど1年半の裁判を通じて世論の喚起ができた。われわれフリーランスの強みはしつこいことだ。これからもしつこくしつこくやっていこう」と訴えた。原告らはただちに控訴することを決定した。(M)

判決要旨(pdf)

参考 : レイバーネットTV第79号「ダメよ〜ダメダメ、秘密保護法」

↓報告集会では山下幸夫弁護士が判決内容を報告した。

↓山本太郎議員は何度も法廷を傍聴してきた。

↓原告の一人であるレイバーネットTVコラム担当の山口正紀さん。裁判所のフリーランス差別を厳しく批判した。

↓法廷で「秘密保護法による取材萎縮の実態」を証言した寺澤有さん。


Created by staff01. Last modified on 2015-11-18 23:05:02 Copyright: Default

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