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News Item 1113tomiyama
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どうしてもこれだけは言いたい!〜富山正樹さんのFBから

*レイバーネットTVに出演した富山正樹さんがFBで思いを綴っています。以下、転載して紹介します。

11月11日。レイバーネットTV出演までの空き時間に訪れた参議院の見学を終え、参議院議員会館前と参議院をつなぐ横断歩道の脇に立って行った、「自衛官に憲法99条 憲法尊重擁護義務違反の汚名を着せるな!」ひとりスタンディングアピール。目の前を国会議員、議員秘書さん、国会関係者など多くの人が通り過ぎてゆきました。この国を現実に動かしている人たちに向けサイレントアピールを約90分行いましたが、彼らはそんな私とアピールのぼりに、誰ひとり声をかけるでもなく一瞥をくれるだけで完全に黙殺しました。「あぁ、これは彼らの図星で、触れられたくない事なんだ」と、スタンディングをしながら私は直感しました。

レイバーネットTV出演の機会に、皆さまにお話したいことがさまざまありました。しかしこの国を動かすスーパーエリート達が無視を決め込んだ、彼らが触れられたくないかのように思われる「自衛官に憲法99条 憲法尊重擁護義務違反の汚名を着せるな!」アピールのぼりを訴えることに私の意識は集中して行きました。それがあの放送での私のお話した内容となりました。

では、私の訴えたかった筈のこと。

生放送初出演の私は、放送スタッフに短時間で私の語りたいことの意思疎通を図るため、私がお伝えしたいことを原稿・資料にしてあらかじめお送りしていました。

さらに直前のスタンディングでも、人前で話すことの緊張を考慮して原稿内容を3回スピーチし、内容を確認するなどA型らしい生真面目さを発揮していたのですが、あの直感を前に用意していた原稿内容は吹き飛んでしまいました。資料提供等、ご協力をして下さった仲間への感謝を込めて、あらかじめスタッフにお送りしていた【2015/11/11レイバーネットTV「安保法と自衛官」特集でお話ししたかった筈のこと】として、優先順位を念頭にした順位構成の予定原稿をここに掲載します。

******************

毎回のスタンディングでは、同じ話はしないというか出来ないです。毎回毎回その時の世論を喚起できる内容をツイッターやFBで探してスピーチしています。

RKBニュースでは自衛官の家族として話を聞きたいというオーダーでしたから、その立場で取材を受けました。RKBニュースの公式動画は、権利関係の理由から1週間程度で削除するというRKBの意向により削除されました。残念なことです。しかしレイバーネットTVさんが、また新たなアピールの場を作ってくださいました。その映像をぜひ大切に保存利用させていただきたいと思います。

実はRKBから取材を受けるまでは、自衛官の家族という自分の立場を強調してあまりアピールに使ったことはありませんでした。息子が自衛隊内で立場を悪くすることを恐れたこともあります。息子の国防に対する想いを傷つけたくないとも思いました。

しかし私は、自衛官の家族、予備自衛官、自衛官OB・OGの方々の思いこそ、安保関連法を使わせないための最後の防波堤になる。それを最大限に使おうと最近思うようになりました。何をいまさらと思われるかもしれませんが、当事者というのは自分のことに対する意識はだいたいそういうものです。・・・私だけかな?

スタンディングをやっていると、人には優先順位があるのだなとつくづく感じます。多くの方は安保関連法の先の国会での成立には反対。議論不足だし、説明不足だし、国会の答弁にまともに答えないし、答えられない。それに国会運営の仕方やメディア規制があからさま過ぎて国政の運営に危機感を覚えるから、こんな危険な法律をこの内閣に委ねてはならない。そういう危機感だと思われます。しかし自分もしくは身近なところに危機が迫っていなければ、リスクを背負い人前で自分の意見を話したり、意思を表明することをしない。街角に立つスタンディングメンバーに会釈や挨拶、握手、差し入れ等はしたいが、実際に共にプラカードを掲げる行動までは控えたい。

世間一般の方の優先順位がそうだとするならば、一番危機感を共有する皆さんとともに立ち上がることが手っ取り早い世論形成につながるのではないかと、思い到っているところです。私の言う世論形成とは、緊急避難として安保関連法をまず使わせないということです。何がなんでもまずは自衛官を海外に派遣させない。集団的自衛権行使を自衛官に命令させない。そのための国民世論の形成の意味です。

まず国民の皆様にお願いしたいこと

世論調査で8割近くの方が先の国会中に安保関連法の成立について疑問を抱いておられるという数字が出ています。この国の掲げている平和主義。不戦の誓いを左右するような大きな分岐点となる法律が、8割の国民が納得いかないという状況で、なし崩し的に押し切られるということはあり得ないのではないですか? 

これは民主主義の危機でしょう。立憲主義の危機でしょう? この国は独裁国家じゃないのだから、政府は民意をしっかり政治に反映させなければならない。国会の議員の比率と世論調査でみる国民の意見がかけ離れているならば、再度選挙で民意を問うか、時間をかけて大方の国民の理解を得ないとならないはずです。

こう云う状況、国民の皆さんが納得していない法律に基づいて、集団的自衛権行使の名のもとに、自衛隊員は命を張って海外の戦地に派遣されようとしています。多くの国民が納得した形で自衛隊員を日本と国際社会の安全保障のために送り出すというのなら、自衛官も胸を張って決意を新たに行動もできるでしょう。

しかし主権者である国民がこの法律を納得も理解もしていない状況で、民意を汲み取ろうともしない内閣と国会の決定事項だけれど、もう可決成立してしまった法律による命令だから、よくわからないけれど自衛官に命をかけてくれというような『消極的な民意』では、自衛隊員だって、その家族であっても、とても納得はいかないと思います。

少なくとも私はとても納得いきません。ですから私は街頭に出て、皆さんに『憲法違反の法律に基づいて自衛隊を命がけの海外の戦地に派遣することは、おかしいという声を上げてください』と語りかけています。どうかいま一度お考えください。自衛官たちの命がかかっているのです。この国の行く末が、命運がかかっているのです。

あの大震災などの災害派遣で黙々と身体を張って被災地に尽くした、あの自衛官たちを主権者である国民の自分たちが納得も理解もしていない法律を根拠に、海外の戦地に派遣されようとしている。 国際貢献と政府が言っているのだから、その内実はよくわからないけど頑張ってきてくれ。しかしもし犠牲者が出たらかわいそうだな・・などと、他人事のように無関心を装わないでください。

自衛隊員にも守るべき家族がいるし、親、兄弟、恋人からすればかけがえのない大切な家族です。納得も出来ていないことなのに、私の力の及ぶことではないからしょうがないとか、無関心とか、見て見ぬふりとか、沈黙して黙りこむことで彼らを見捨てないでください。こころからお願いいたします。

国務大臣、国会議員、裁判官、その他の公務員および、公務員である自衛官の方々にも一国民としてお願いしたい。

万が一、安保法に基づく影響により自衛官や日本国民の身に不幸が起きるような事態となった場合、私は憲法99条、憲法尊重擁護の義務に違反して安保法成立を図った国務大臣、国会議員、裁判官、その他の公務員は厳しく責任を問われるべきだと思います。

自衛官は入隊時の宣誓を、そもそも現在の憲法とその解釈に基づいて行っている。【事に及んでは危険を顧みず、もって任務の完遂に務め、国民の付託に応えることを誓います】と専守防衛、武力による威嚇又は武力の行使を国際紛争の解決の手段としないと誓った平和憲法の解釈に基づいて宣誓しているわけで、一内閣の勝手な解釈改憲なんて、あからさまな労働契約における不当な条件変更であり、そもそも認められるはずもない。現場の自衛隊指揮官も、部隊隊員たちに指揮命令を下す場合、憲法に忠誠を誓うのか、内閣に忠誠を誓うのか、よくよく考えていただきたいものです。

自衛官もその他の公務員の一員であり、当然のこととして憲法99条でいう憲法尊重擁護の義務を負うわけですから、その指揮命令の根拠は、主権者である国民の厳粛な信託が大前提であることを忘れて貰ったら困ると思います。

現行憲法のもとでの自衛隊の活動であり、そのことを前提とした自衛官各位の宣誓である以上、それは内閣や国会、裁判所ら国の三権との契約ではない。主権者である国民からの厳粛な信託に基づいて自衛官は、専守防衛という職務を委託されたものであると私は思うのです。それを勝手に逸脱して貰っては困る。

憲法違反疑いが濃厚な集団的自衛権の行使を日本国の公務員集団である自衛隊が行うということは、一自衛官としては国民としての基本的人権の侵害であるとともに、憲法の定めに違反し、平和を希求する日本国民の厳粛な信託を裏切る行為となるはずです。

安保法に従うか否かという問題は憲法問題であって、基本的人権の問題であって、単純な自衛隊の指揮系統の問題ではない。それぞれの自衛官が自らの良心に基づいて誠実に憲法と向き合い判断するべき問題であって、私はその忠誠を憲法という最高法規に則って、公務員の義務として行使して貰わねばならないと考えます。

憲法違反の法律を強行採決した、まさに立憲主義に基づく日本国民に政治的クーデターを起こしているような内閣や国会の意思決定に盲目的に従うというのなら、その自衛官もまた憲法99条に背くということを忘れないでいただきたいものです。

「自衛官に憲法99条 憲法尊重擁護義務違反の汚名を着せるな!」これが私の新しいプラカードスローガンです。このことを世論形成していただきたいです。

私はいままでスタンディングのスピーチでもあまり自衛官の息子がいることをアピールポイントにしてきませんでした。息子が自衛隊内で立場を悪くすることを恐れたこともあります。息子の国防に対する想いを傷つけたくないとも思いました。しかしいま私は、自衛官の家族、予備自衛官、自衛官OBOGの方々の思いこそ、安保関連法を使わせないための最後の防波堤になると最近思うようになりました。連絡組織を立ち上げてでも、私たちの愛する人を戦地に送るな!の意思を明確に示さないといけません。

少なくとも誇り高い自負を抱いた自衛官の心根を思うに、「自衛官に憲法99条 憲法尊重擁護義務違反の汚名を着せるな!」だけは、死守しなければなりますまい。命がけで仕事に臨む自衛官とその家族に、政府は誠実な誠ある態度で臨むべきです。

自衛官に憲法尊重擁護義務違反を無理強いさせ、国民の厳粛な信託もない行為を一内閣の意思でやらせようとしています。国民の意思を受けた憲法改正を行い、憲法99条憲法尊重擁護義務違反のそしりを払しょくして、自衛官が胸を張って職務に邁進できる環境を整備することが政治の役割でしょう。

2015/6/28しんぶん赤旗の記事に陸上自衛隊の教科書入手

派兵反対運動を敵視という記事があります。自衛隊海外派兵に反対する国内の運動も「行動阻害勢力」と敵視し、その行動を「探知」し「無力化」するとしているそうです。

参照 しんぶん赤旗日曜版2015/6/28

自衛官・予備自衛官とその家族、恋人、自衛官OB、OGなど、切実に誇り高い自負を抱いた自衛官の心根を思い、自衛官に憲法99条違反の汚名を着せるな!と願うものたちまでもが、行動阻害勢力」と敵視されるのでしょうか?

街頭アピールをしているとき、「戦争は起きないと思いますよ」と話しかけてくる現役自衛官の方もいらっしゃいました。

私たちはまさに自分たちの想いや発言行動が杞憂であることをこころから望んでいます。しかしですね、しんぶん赤旗10月4日版で、戦場での医療行為想定 衛生隊員に医師の代役 自衛隊が戦争法具体化 米軍実戦例を検討の記事によると、自衛官ナースである衛生隊員の役割を医師の領域であるのどを切開する気道確保や、外傷を受けた胸に針で穴を開け、空気を体外に出す胸腔穿刺(きょうくうせんし)、出血性ショック防止のための骨髄点滴、鎮痛剤投与など、2001年の「9.11同時テロ戦争」以降の「対テロ戦争」(01〜11年、イラク、アフガン)の米軍の作戦行動における死傷者の分析をもとに、自衛官ナースに特別な法律を用意して、医師まがいの外科処置をさせようとしている体制作りが見受けられる。これはもうやる気満々じゃないですか?こういうことを現場ももっと切実に感じたほうがいい。

また自衛官ナースである衛生隊員の積極的な募集をやっている事実もあります。看護師人材派遣会社の『ナースフル』という会社が登録しているナースに自衛官ナースの募集をかけてきている事実があります。これらはどこがその募集を出しているのかは、議論を待つことはないと思われます。一説には派遣会社が自衛官ナースをリクルートした場合、その年収の3分の1が派遣会社に入るとも聞きます。これはもちろん原資は税金だということです。

ナースフル記事1
https://nurseful.jp/career/article/magazine/%E8%87%AA%E8%A1%9B%E5%AE%98%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E5%89%8D%E7%B7%A8/

ナースフル記事2
https://nurseful.jp/career/article/magazine/%E7%9C%8B%E8%AD%B7%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%81%A8%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%81%A7%E5%9B%BD%E3%82%92%E8%AD%B7%E3%82%8B%E3%80%81%E8%87%AA%E8%A1%9B%E5%AE%98%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%EF%BC%882%EF%BC%89/

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