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「テント撤去」控訴審判決が迫る〜再稼働反対!10.23金曜行動レポート

       木下昌明

動画(6分43秒)

 10月23日金曜日。26日に、いよいよ東京高裁でテント裁判の控訴審判決が行われる。その裁判の話をきくために午後6時すぎにテントひろばへ訪れると、川柳人の乱鬼龍さん(写真上)がいた。かれはテント闘争がはじまると、その中心メンバーの一人として、昼は仕事に出かけ、夜は泊まり込む日が多い。いわばテントの主の一人である。かれは「撤去の判決が出れば、一、二週間でテントはなくなるだろう」と、その危機感を訴えた。

 テントは脱原発の拠点であり、抗議にくる人々のシンボルとなっている。それがなくなると今後のたたかいはどうなるのだろう。川内につづいて伊方原発でも再稼働をはじめようとしているなかで、政府は真綿で首をしめるようにじわじわと反原発の声を封じ込めようとしている。

 財務省前では、斉藤美智子さん(写真)が一人でマイクを握って声を上げていた。彼女に「どちらからいらっしゃったんですか?」と尋ねると、東京の西で電車を3つも乗りついできているという。彼女が小さな体でヨタヨタ歩きながらも、原発と戦争反対の声を上げている姿には胸打たれる。国会周辺での貴重な存在である。

 今夜は官邸前ではなく、直接国会正門前に向かった。そこでは老若男女が次々とスピーチしていた。そのなかで、六ヶ所村の再処理工場など現地調査してきた藤野保史共産党議員(写真上)の報告に感心した。また、川内原発に反対して8ヵ月と20日間も久見崎テントで抗議していたという80歳になる老人がスピーチした(写真下)。老人パワーの威力というか執念を改めて感じた。

 地味ではあるが、戦争の悲惨と戦後の飢えの時代を生きた老人たちが、いまの抵抗運動を根っこのところで支えているのだと痛感した。


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