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「平和」という言葉も規制の対象でしょうか?〜絵本袋をとがめた警官

       森田麻里子

 安全保障関連法が成立した翌週、私は「平和がだいじ」という言葉を縫い付けた絵本袋(写真)を持って、宗教者平和ネットの呼びかけで国会前にいきました。日本山妙法寺の方が平和祈念をされていました。自分のメッセージとして絵本袋を持って、雨の中1時間スタンディングをしました。法案反対のために多くの方が集まり、SEALDsの意見表明に感心した場所です。私は若い人たちの命、自由、人権が守られる様にクリスチャンとして祈りました。

 帰り際、首相官邸前交差点にいた3人の警官の1人から呼び止められ、「何処に行くのですか」と聞き咎められました。「どうして聞くんですか?」と質問すると、絵本袋をさして「平和って書いてあるから」と。「この袋を持つ私はテロリストですか?」と再度聞くと、警官は返答に窮していました。遠くから2名の警官が様子を見ていました。若い警官にチェックさせたのだと思いました。

 夏からの国会前行動にはこの絵本袋を持って参加し、議員会館内で行われた院内集会にも持参しました。安全保障関連法が成立した途端に、ささやかな意見表明の絵本袋にチェックが入りました。安倍政権は国民のささやかな「表現の自由」にも監視する政権なのだと実感しました。

*〔編集部注〕この原稿は、朝日新聞「声」欄に投書したが、採用されなかったとのことです。


Created by staff01. Last modified on 2015-10-08 23:29:45 Copyright: Default

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