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「仲間を返せ!」炎天下のなか激励行動〜5.28経産省前弾圧事件

「3ヶ所への分散留置!接見禁止!」。5月28日夜、経産省敷地に入ったとして「建造物侵入罪」で逮捕された3人の処遇をみるだけで、この事件が「治安弾圧」事件であることがわかる。事件は、経産省の門扉の外でのささいな出来事にも関わらず、強引に立件されており、沖縄辺野古の山城議長逮捕事件を彷彿させる。3人とも、反原発・戦争法反対・沖縄問題の抗議行動の先頭に立っていた人たちだ。中央署と丸ノ内署そして東京の最南端にある東京空港署にそれぞれ留置されているが、31日午後には、炎天下の中、東京空港署に130人が押しかけ激励行動を行った。警察署前では10名以上の警察官が阻止線を張っていたが、「仲間を返せ!」「ガンバレ!ガンバレ!」の大コールに圧倒されていた。その声は確実に留置された仲間に届いてはずだろう。5.28経産省前弾圧救援会もつくられ、反撃が始まっている。(M)

動画(4分44秒)

救援会ブログ

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5.28経産省前弾圧救援会の声明

去る5月28日、「戦争法案反対国会前集会」を終えた3名の仲間たちが、経済産業省本館の門扉外側のスペースで抗議行動を行っていたところ、警備員の通報を受けた警察官により身柄を拘束されてしまいました。

拘束された3名の仲間たちは、日頃から経済産業省が関わる社会問題(原発政策、TPP、「武器産業」推進政策等)に抗議する行動を呼び掛けるなど、さまざまな市民運動に積極的な役割を担ってきただけに、一緒に運動に参加してきた多くの市民のみなさんから大きな心配の声が上がっています。

そうした市民の声をモチベーションとして、逮捕拘留された3名の「仲間たち」の即時解放と彼等のサポートを目的に、一人ひとりでは小さな力でも結集して大きな救援の力となるように、「5.28経産省前弾圧救援会」が立ち上がりました。

「弾圧」の語義を改めて調べてみると、「力や権力の不当な行使によって抑圧されること」とあります。

今回のケースは、経産省という「権力」が、建造物ではなく敷地内に市民が少々立ち入ったというだけで、なんら実際的な被害が無いにも関わらず警察に通報し、現場の状況に鑑みて逮捕が妥当かどうかの十全な検討を欠いたまま警察が強制力を「不当に」行使して逮捕に至り、現在においても、依然勾留が続いている状態は、まさに「抑圧」であり、「弾圧」に他ならないと考えます。 もちろん、逮捕された3名の仲間たちが警官らに対して暴力行為を働いたことも一切ありませんし、公務執行を妨害したことも一切ありません。

そして、「戦争法案」国会審議や原発再稼働政策が現前化した今、まさにこの国の在り方そのものが問われている状況の中で、市民の声を牽引する役割であった3名が弾圧されている状態は、国会情勢と市民運動の分断を謀ったものと疑われても仕方がないでしょう。

救援会では、現在も勾留されている3名に対するこうした基本的人権侵害を許さないことをここに表明し、3名を即時釈放することを強く要請します。

また、この弾圧が市民運動全体への抑圧へと拡大することが無いように、みなさんと力を合わせて行動してまいります。


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