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表現の自粛はだめ!〜「禁演落語」を聴く会が国会で開催される

5月26日(火)参議院会館講堂で「禁演落語」を聴く会が開催され、噺家の林家たい平さんが廓ばなしの「お見立て」を演じ超満員の観客を魅了した。

落語の前に、読売新聞編集委員の長井好弘さん(写真下)が「禁演落語」についての解説をした。

長井さんは、昭和16年、真珠湾攻撃で日米開戦になる2か月前に、落語を贔屓にしていた東条英機内閣に対して、当時の落語講談協会が「廓ばなし」「花柳界(茶屋)」「妾」「間男」「艶笑」「残酷」をネタにした53個の落語演目を選定して、台本を浅草の本法寺に埋め『はなし塚』として封印し、寄席を守ったことを報告した。

「上演禁止というよりはむしろ『禁演落語』として、上演することを自粛したといえます。 戦後『はなし塚』は掘り起こされ、『禁演落語』は今は上演されています」と語った。

林家たい平さん(写真)は「お見立て」の随所に「TPP」「オスプレイ」「野々村議員の記者会見」など時事ネタを取り入れ、上演後 「アドリブで仕込んだ話題については、聴いた人に少しでも考えてほしいと思います。私にも子どもが3人いて、平和な社会に生きてほしいと常に考えています」と語った。

この落語会は、社民党の福島みずほ参議院議員がたまたま新幹線で乗り合わせた林家たい平さんに持ちかけ、超党派の国会議員が呼びかけ人になって実現した。

呼びかけ人は以下の17名

小坂憲次(自民・参)秋元司(自民・衆)大沼みずほ(自民・参)枝野幸男(民主・衆)細野豪志(民主・衆)羽田雄一郎(民主・参)小川敏夫(民主・参)津田弥太郎(民主・参)初鹿明博(維新・衆)真山勇一(維新・参)清水貴之(維新・参)小池晃(共産・参)主濱了(生活・参)吉田忠智(社民・参)平野達男(無・参)薬師寺みちよ(無・参)福島みずほ(社民・参)

(ジョニーH)


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