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フランスから日本が見えた!〜レイバーネット2015総会開かれる

3月7日、東京「スペースたんぽぽ」でレイバーネット総会が開かれた。二部の特別イベントでは、フランス映画『スカーフ論争』上映と菊池恵介さん(同志社大教員・写真)の解説があった。「フランスの移民排斥の背景に新自由主義がもたらした貧困・格差がある。1981年ミッテランの左翼政権は“福祉国家”を掲げたが、すぐに新自由主義に転換し“小さな政府・福祉削減”を進めた。これに失望した層は無関心になったり、極右に投票するようになった」。そして菊池さんは「移民・イスラム問題は政治とメディアによって作られたもので、民衆の眼を社会の根本問題からそらすために使われている」と断じた。1月のパリ銃撃事件のあと、フランスでは激しいイスラムバッシングが続き、「愛国法制定」の動きも進んでいるという。小泉改革・在特会の話も出たが、フランスから日本の「現在・未来」がくっきり見えてくる集いとなった。

第一部の総会では、ことしの活動をめぐって短時間ながら活発なディスカッションがあった。安倍政権の戦争準備の動きに対する危機感が大きく、「いよいよ切羽詰まった正念場」「きちんと安倍と向き合う情報発信を戦略的に考え、実行しよう。お金もかけよう」などの意見が出され、確認された。またレイバー映画祭と同時期に取り組まれる映画『ジョン・ラーベ〜南京のシンドラー』大上映会(7/20・日本教育会館)に協力し、安倍の歴史修正主義に対抗していこう、という提起があった。また今回、新運営委員を8名増やしたが、活動領域をより拡充していきたい。二次会のみの参加も含め、全体で約40人が集まった。(M)

↓菊池恵介さんを囲んで二次会

*当日上映した『スカーフ論争〜隠れたレイシズム』は大変好評でした。なお、DVDはこちらで入手できます。


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