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怒りの赤!平和への情熱の赤!〜二重三重に国会包囲

                   尾澤邦子

「レッドカード・レッドカード安倍政権」「戦争反対 命を守ろう!」 1月17日、国会を取り巻く人々の輪は、2重3重にもなり、7,000を超える人々が安倍政権にレッドカードを突きつけました。「赤いファッションアイテムを身に着けて集まりましょう」の呼びかけに応え、赤いコート、マフラー、帽子、手袋、手編みのセーターなどなど、怒りの赤!平和への情熱の赤!を身にまとい、平和への思いを国会に投げつけました。

国会正門前ではひとり1分のリレートークが行われました。音楽家の湯川れい子さんは、ジャズが好きだったお兄さんを赤紙で戦場にとられたこと、子どもの頃傷痍軍人をたくさん見てきたことなどを話し、「絶対に人が人を殺してはいけない」と訴えました。「明日 の自由を守る若手弁護士の会」の黒澤いつきさんは小さなお子様を連れて参加。「子どもたちを守るために何ができるか。安倍政権は外交の失敗のツケを国民に回すな。安倍の野望をうちくだく執念の赤、情熱の赤でとことんがんばろう」と話しました。

在日本朝鮮人人権協会の金静寅(キムジョンイン)さんは「ヘイトスピーチがなぜ街を闊歩できるのか。2006年、第1次安倍内閣の共和国への制裁で仕事を奪われ、学校でも差別されることがおこった 。高校無償化からの朝鮮学校除外は、教育を受ける権利を子どもたちから奪った。上からの排外主義は下からの排外主義をあおっている」と話しました。

福島原発告訴団団長の武藤類子さんは「原発事故をおこした者たちの責任が問われていない。福島をよく見れば、この国のあり方が見えてくる。一人一人が大切にされる、命が尊ばれる世界に向けて、日本中にこの炎を拡げよう」と訴えました。

Wam(女たちの戦争と平和資料館)の渡辺美奈さんは「日本軍性奴隷システムは、被害女性たちの勇気ある行動により明らかになった。被害女性たちは現在もなお身体的・心的苦痛を抱えており、戦争は終わっていない。過去の戦争を美化し、慰安婦をなかったことにする歴史修正主義、安倍政権にレッドカードを突きつけたい」と話しました。

1時43分、司会者から国会包囲が全てつながったことが報告され、歓声が上がりました。沖縄から高里鈴代さんが参加され、発言しました。「今この時間、辺野古で座り込みが続けられている。ジュゴンの海に基地はつくらせない。去年7月1日、集団的自衛権行使容認 が閣議決定された日に、辺野古の工事が着工された。日本は米軍の戦争に関与している。この状況にNO!を言おう」と。

午後2時、みんなで手をつなぎ上にあげ、一斉にシュプレヒコールを行いました。国会を取り巻く人々の波は2重になり、戦争反対、平和への思いは高く大きく響きました。午後3時まで4回のシュプレヒコールが行われました。その間、正門前のステージでは雨宮 処凛さん、澤地久枝さん、落合恵子さん、宮城晴美さん、坂本洋子さん、神田香織さん、赤石千衣子さんが発言しました。どの方のお話しも力強く、説得力があるものでした。

中央大教授の歌人太田美和さんが、「女の平和」のテーマソングができたと、歌ってくれました。「弱い者いじめをするな」という歌です。閉会のあいさつは弁護士の杉浦ひとみさん。参加者は7,000人を優に超えていること、お天気に恵まれ、大成功だったと話しました。

コールを紹介します。
女たちは、集団的自衛権の行使を認めません!
女たちは、人を殺しあうのは嫌です!
よその国の戦いに加わりません!
だれ1人戦争に行かせません!
憎しみと戦いを拡大させません!
差別をなくし自由を守りそだてます!
この国の主権者は私たちです!
安倍政権にレッドカードを突きつけます!


Created by staff01. Last modified on 2015-01-18 09:15:08 Copyright: Default

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