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寒さに負けず「再稼働反対」の声上げる〜ことし最初の官邸前行動

写真報告=shinya

1月9日、新年になって初めての首相官邸前抗議行動が行われた。年が代わっても、福島第一原発から高レベル放射性物質が毎日300トンも海に流れ、大気中にも飛散しつづけている。それを止めることも出来ないまま安倍政権は、事故や被害は収束したかのように原発の再稼働を進めようとしている。この日も沢山の人たちが官邸前、国会周辺で「川内原発再稼働反対」「高浜原発再稼働反対」と抗議の声を上げた。毎回毎回駆けつけ声を上げている人たちに高齢者を多く見かける。防寒対策をしっかりして疲れを見せないその姿から、子や孫に原発を遺してはいけないという強い思いと意志が伝わってきた。「原発も戦争も、その被害に誰も責任を負えない。だから脱原発!戦争反対!」という福島瑞穂社民党副党首に、みな寒さに震えながら大きな拍手を送っていた。

↓国会議事堂正門前

↓映画『フタバから遠く離れて』の監督舩橋淳さん

「経団連が将来の日本のエネルギービジョンなるものを発表しました。2030年に総電力に占める原発の割合を25%にする、4分の1原発でまかなえって言ってる。とんでもない中味じゃないでしょうか。こんな逆戻りは許せない。こういう闘いを進める一年にしていこうではありませんか。正月6日、福井県の高浜町に行って参りまして、原発を視察して、住民の皆さんとじっくりお話、伺って参りました。3.11以降、高浜でも大きな変化が生まれている。反対となかなか言えなかったけれども、反対と言いやすくなった。こういう方が沢山いらっしゃいましたし、賛成という方でも避難の問題では大変大きな関心があるとおっしゃっていました。話しのとっかかり、共働の糸口が沢山生まれているというお話お聞きして参りました。こういう共働を進める一年にしたい。」

↓共産党衆議院議員池内沙織さん

「共産党衆議院議員池内沙織です。安倍政権の無責任さは、原発問題で極まっていると思います。火山地帯の上に建つ川内原発、いつ噴火が起こるかなど、誰にも分かりません。せめてもの、住民の避難計画さえつかんでいない。東日本大震災から4年目を迎える今年、暮らしの目処は立たない、第一原発の事故の収束の期待すらもてない、そんな中で、高浜原発、川内原発、次から次へと再稼働を狙っている政権は、もう頭がおかしいとしか言いようがありません。大きな怒りの声で、安倍政権を追い詰めましょう。原発ゼロの新しい日本を、一緒に切り開いていく一年にしていきましょう。」

右隣の堀内照文共産党衆議院議員「おとつい、関西電力に申し入れに行きました。高浜の再稼働反対、電気料金の値上げ撤回、そして原発からの撤退を求める要請であります。関西電力は昨年末、家庭向け10%以上、企業向けには20%近くもの電気料金の値上げを経産省に申請致しました。その理由がほんとにひどいんです。原発再稼働が大きく遅延しているからだ、料金値上げがイヤなら再稼働をやれと国民に押しつける。とんでもない。人間のいのちや環境と企業の経営とを天秤にかけるようなやり方は、そのものが間違っているといわなければなりません。


↓福島瑞穂社会民主党副党首

「今日静岡から帰ってきました。浜岡原発再稼働反対をずーとやっている皆さんと交流をしてきました。『日本と原発』映画上映会を30カ所以上やろうと張り切っていました。全国各地でほんとにみんな頑張っています。一年半以上、原発は一基も動いていません。私たちはこれを更新し、日本の中で原発は動かせない、という状況を一緒に作っていきましょう。大飯原発3、4号機差し止め判決が去年出ました。これから川内原発の判決も出る予定です。全国各地で原発裁判で勝っていくこと、原発の自治体で反対の声を上げて止めていくこと、そして国会の中で脱原発基本法案を出して論争し、政治の意志決定で脱原発を決めていきたい。ところで桜島の形が変わって、噴火するんじゃないかって記事が二三日前に出ていました。川内原発、動かしてはだめです。浜岡だってだめです。大飯もだめです。大間もだめです。上関原発だって造ってはだめです。日本のどこでも安全な原発などありません。
 いよいよ東電の幹部に対する起訴をするかどうかという決定を、検察庁がやると言われています。東電は3.11より前に、津波がもっと高くやってくるというデーターを、しっかり役員会で、幹部で議論し、これは大変だ、しかしこんなことやったら、お金がかかるからやめようというふうに決めたわけです。東電が福島原発事故に責任がある、幹部が責任を引き起こしたことは明確だと思います。原発の事故に誰も刑事責任を取っていません。起訴をして刑事裁判の中で、何が問題だったか明らかにするべきだと思います。そして原発事故に最も責任のあるのは自民党でもあります。政権党として40年以上も原発推進やってきたその責任を取らせたい。br>  幌延地層処分センター、岐阜県瑞浪、両方行きました。そして茨城や栃木の特定廃棄物の最終処分場の現地にも行きました。日本は天然バリアがあるから人工バリアがだめになっても、地層処分だから大丈夫、そんな説明を聞きました。特定廃棄物どうやるかご存じですか。二重にコンクリートでやって土嚢を投げ込むだけなんです。そんなのだめだと思っています。日本ではどこでも地下水が出る、地震がある、どこも不適任です。最終処分場を決められない政府に原発を推進する資格はありません。
 日本の全国の現場が、国会やこの東京での市民運動本当に期待しています。原発と武器を持って金儲け、そんな安倍内閣を退陣させていきましょう。原発も戦争も被害は誰も責任を取りません。誰も責任を負えません。だから戦争反対、脱原発です。戦争法案が5月連休明けに出てこないように、わたしはそのことも国会の中で暴れまくりたい。」

↓財務省上交差点

↓総理官邸前


Created by staff01. Last modified on 2015-01-10 19:52:00 Copyright: Default

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