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LNJ Logo 大雪の中、労働組合の意義を熱心に討論
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「労働組合は役に立つのか」シンポジウムに70名が参加

 2月15日午後、大雪の積もった東京都心の専修大学で雑誌『情況』が主催する「労働組合は役に立つのか」と題するシンポジウムが開かれた。悪天候にもかかわらず70人が参加した。はじめに前田裕晤氏(労働情報発行人)の挨拶と司会の兵頭淳史氏(専修大教授)が問題提起したあと、以下6人のパネラーが発言した。
 東京東部労組副委員長の石川源嗣氏は、日本で非正規労働者が4,200万人のうち組織されているのは10万人、0.2%に過ぎない中で、自分たちは労働相談、職場闘争、組合員教育そして地域共闘に力を注いでいると報告。下町ユニオン事務局長の加瀬純二氏は、自分たちはニッチな職場で働く者が安心して働ける地域の組合を目指し、ネットワークと当事者性を大事にしていると話した。全統一労組副委員長の鳥井一平氏は、 1)労働力を安売りしない、2)労働者をモノ扱いさせない、3)社会の公共性を守る、の3つが労働組合の役割と提起した。
 続いて全国一般なんぶ委員長の平賀雄次郎氏は、40分会で構成される組合で執行部は30代が多数を占める一方、60代が大半の分会もあり、問題意識に差がある中で労働者として自立させる運動を追及していると話す。パネラーの中で唯一産別労組である全港湾書記長の松本耕三氏は、農家で育った自分が19歳で組合に加入し、組合を通じて労働者に変わり、ストライキで目覚めたと語った。最後に神奈川シティユニオン委員長の村山敏氏は、日本で働く外国人が全国からユニオンにやってくるが、彼らが求める最低限の権利防衛のために大企業やその下請け、孫請け会社の社長宅など毎日のように抗議に押しかけたり、労働委員会に訴えたり、何でもやっていると実情を報告した。

 

   ↑ 前田裕晤氏 

   ↑ 兵頭淳史氏

     ↑ 石川源嗣氏 

   ↑ 加瀬純二氏

 

   ↑ 鳥井一平氏 

   ↑ 平賀雄次郎氏

 

   ↑ 松本耕三氏 

   ↑ 村山敏氏

 6人の報告はそれどれの組合の特徴を示す労働者の様々な課題と闘争を示しいる。会場から、組合を次世代に引き継ぐために何をすればいいのか?ナショナルセンターや労組の分れる状況をどう乗り越えるのか?非正規労働者の多数を占める女性が組合の中心に座るためにどうすればいいのか、等の質問に答える形で熱心な議論が午後5時過ぎまで続けられた。最後に兵頭氏は、今日の討議が有意義であり、もっと継続して討論していくべきだと集約した。

 <報告・写真 報道部・高幣真公>


Created by takaheims. Last modified on 2014-02-16 17:22:30 Copyright: Default

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