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<<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>    2014.10.31
_________________________________________________________『週刊金曜日』

┃┃書籍即売会┃┃戦争前夜 本の街で「平和」を考える

◆日時:11月1日(土)10:30〜19:00
◆場所:神保町「STORAGE」(地下鉄神保町駅・小川町駅)
◆詳細:http://jimbocho-bookmarket.hatenablog.com/

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                                        <http://www.kinyobi.co.jp/>

 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】催し物のご案内

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 【1】注目の記事

■歴史修正主義 日本の政治家に蔓延する病


●なぜかくも愚かで低次元な議論がまかり通るのか
国会内外の妄言に見る「自民党・右派の醜態」
能川元一

自民党や右派は、『朝日』バッシングによって自分たちの「慰安婦」をめぐる主張が正当
化されたとでも思ってい

るのか。その言動を検証すると、あまりに見当外れの暴論ばかりだ。こうした結果、世界
での日本の評価を決定的

に貶めている現実を彼らは理解できないのか。


●右派に媚びた単なる国内向けポーズか
「クマラスワミ報告」に安倍内閣が修正要求
前田朗

安倍内閣は、日本軍「慰安婦」の問題をまとめた「クマラスワミ報告」について、一部修
正を「国連をはじめ国際

社会に」求めていくと言い出した。だが、これは理不尽極まる不可能な要求である。


●福島みずほ参議院議員が語る「慰安婦」問題
女性への性暴力、人権侵害だということを今一度共有すべきです

『朝日新聞』の「慰安婦」を巡る吉田清治氏の証言記事報道によって「日本のイメージは
大きく傷ついた」と安倍

晋三首相が発言するなど、まるで日本人が「傷つき悲し」んだ“被害者”だったかのよう
な発言が相次いでいる。

だが、日本のイメージを傷つけているのはいったい誰なのか──。


●復命書が示す「拉致同様」の動員
「百田尚樹さん! 朝鮮人強制連行は戦時の徴用とは違いますよ」
篠田悠三

『朝日新聞』の「慰安婦」報道訂正記事で、歴史修正主義者たちが活気づいているが、そ
こには理性を欠いた論理

の飛躍がみられる。「慰安婦」同様に、近年狙い撃ちされてきた強制連行にもう一つ、朝
鮮人「労務者」の問題が

ある。


●地方議会に波及する「慰安婦」問題「否定」
右派系団体が展開する「草の根保守運動」戦略
山口智美

「河野談話」の見直しを求める意見書など、「慰安婦」問題を否定するかのような「意見
書」が地方議会で相次い

で決議された。「慰安婦」問題を契機に勢いづく歴史修正主義の流れが加速している。


◆勢いづく「慰安婦」否定パネル展
斉藤正美


●吉見義明・中央大学教授インタビュー
改めて「慰安婦」問題の本質を問う

最初に、日本軍の「慰安婦」への深い関与を示す資料を発見した吉見教授。『朝日』の吉
田清治氏の「証言」取り

消し以降、この国を襲った右派メディアを中心とするすさまじい虚報、誤報に批判を加え
ながら、専門家としてこ

の問題について何を議論し、行動するべきかを解説する。


●まず隣国に過去の真摯な反省と心からの謝罪を
日本びいきの私が考えた「日本の役割」
ロジャー・パルバース

「日本が大好き」という米国生まれのオーストラリア人が、日本に直言する。素晴らしい
文化を誇るこの国が世界

で役割を果たすためには、まず過去のけじめをつけるべきだと。




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 【2】  編集長後記

 今週号は日本の「歴史修正主義」を考える特集である。確かに歴史は修正されていくも
のだ。新しい史料が発見

されれば、史実は上書きされていく。だから歴史の修正自体は否定されるものではない。

 しかし、昨今の歴史修正は自らのイデオロギーや価値観、思い込みに沿ったように歴史
を書き換えようとする。

これは修正ではなく歪曲、捏造である。海外ではホロコーストはなかったという人々が歴
史修正主義者と呼ばれた

が、日本のそれは「慰安婦」や南京虐殺を歴史から消そうとする集団であろう。彼らは自
国に“不利”な事実を認

める人々を「自虐史観」と批判し、自らを「自由主義史観」と名乗ってきた。歴史も規制
緩和なのだ。一つの訂正

、一回の謝罪を見つけると、鬼の首をとったように全否定する単純な手口だが、それは繰
り返され、ばらまかれて

いる。

 「吉田証言」や「吉田調書」の記事を取り消しても、記事のすべてが間違いではないと
は考えないのか。知るこ

と、読むことの難しさがあらためて身にしみる。	(平井康嗣)


(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
 [編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/


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 【3】11月7日(1015)号・創刊21周年記念号

『週刊金曜日』は1993年11月5日号の創刊号から数えて本号で21年目をむかえました。
ひとえに読者のみなさまに購読していただいているおかげです。本当にありがとうござい
ます。
来年は戦後70年を迎えます。戦後60年目の8月15日には当時の小泉首相が「小泉談話」を
発表しましたが、来年に
は安倍首相がその立場にあれば「安倍談話」が出されるでしょう。
首相が掲げる「積極的平和主義」は日本国憲法の恒久平和主義を消極的なものだという印
象を与えるレトリックで
す。
小誌ではその懸念を共有する論者と21周年記念号で「戦後平和主義」を考えていく予定で
す。
(『週刊金曜日』編集長・平井康嗣)


安倍首相と戦争
葬られる戦後平和主義

2大対談 
半田滋×山口二郎    集団的自衛権と憲法 
田島泰彦×福山哲郎   特定秘密保護法    



『週刊文春』×『週刊金曜日』両誌で掲載
激論「南京大虐殺」 藤岡信勝×本多勝一


現地直撃 11月16日投開票 米軍基地とカジノで揺れる沖縄知事選


今月の百田尚樹氏 どこまで続く”永遠の暴言”


北朝鮮現地取材 よど号グループの今

山田火砂子監督、渡辺梓、映画「望郷の鐘」を語る
国家の?、満蒙開拓団を忘れるな


好評連載
白井聡         戦後の墓碑銘
ろくでなし子の漫画「ワイセツってなんですか? 」
北原みのり      メディア仕分け人
マイケル・ペン    ペンと剣



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 【4】近刊のご案内

★新・買ってはいけない10
著者:  渡辺雄二、1200円+税、A5判並製・208頁
ISBN:  978-4-906605-98-9
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=3266

必要じゃないものを買わされていませんか?
超便利な「食品添加物事典」がついています!

主な内容
第1章 「買ってはいけない」
・めでたい正月も地獄になる!? 安全・安心を求めたい「おせち料理」
・増粘多糖類に要注意、調味料の進化系「ぽん酢ジュレ」
・保存料・着色料不使用でも添加物の多さがマイナス「セブン-イレブンのお弁当」
・「スクラロース」の危険性、そろそろ真剣に考えませんか
・なんでこれがトクホなの?大いに疑問「キリン メッツコーラ」
・体に悪いものも入っている「乳酸菌飲料」
・「エナジードリンク」って何がエナジー?
・過信するべからず「二日酔い防止ドリンク」
・「見た目はミネラルウォーター」。しかしその実態は……!?
・熱中症の不安につけこむ「熱中症対策ドリンク」
・カラメル色素に注意しよう「ノンアルコールビール」
・「美白化粧品」危ないのはロドデノールだけなのか?
・風邪をひいたら飲んではいけない「風邪薬」
・ペットの健康を害する「ペットフード」
・ペットの体に農薬をつける「ペット用ノミ取り」グッズ
このほか「フロッシュ」、「ウィルス除菌製品」、「ボディシート」、「制汗ウォーター
」、「ゼオライト入り歯

磨き剤」等、話題の商品を取り上げます。

第2章 すごく役立つ!食品添加物事典 


★ウォルマートはなぜ、世界最強企業になれたのか
グローバル企業の前衛
著者:  ネルソン・リクテンスタイン    訳者:  佐々木洋、3500円+税、A5判並製 400
頁
ISBN:  978-4-906605-97-2
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=3273

米国の片隅で生まれたちっぽけな小売店が、わずか50年で世界最強企業にのし
あがった。米国小売業界を支配し、日本では西友を飲み込んだウォルマート。そ
の成功の陰には知られざる「闇」があった。綿密な調査・取材で隠された実態を
暴く衝撃の書、ついに日本上陸! 


★愛国者の憂鬱 
坂本龍一・鈴木邦男 、1470円、 四六版並装 336頁 
ISBN:  978-4-906605-95-8 
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=3074

「世界のサカモト」と新右翼の論客が激突!! 

脱原発から「日の丸・君が代」、ヘイトスピーチ、憲法問題、天皇制。 
あるいは三島由紀夫、高橋和巳、小田実などの文豪。 
そして音楽の起源まで、2人は徹底的に語り尽くした。 
本誌掲載時から大きな反響を呼んだ対談に大幅加筆しての単行本化。 

至近距離で見た鈴木さんの目の、なんと穏やかなこと。 
もう少しで仙人になってしまいそうな目です。 
こんな優しい目をした人にあった記憶がありません。──坂本龍一 

坂本さんのお父さんの一亀さんは多くの作家を見いだし、育て、 
多くの作品を作った。でも、この世に生み出した最大の作品は 
「坂本龍一」だと思う。──鈴木邦男


★読んでやめる精神の薬 

浜 六郎、 1365円、四六判並装 200頁 
ISBN:  978-4-906605-94-1 
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=3055

危ない薬から抜け出す方法を教えます。 
いまや「国民病」となったうつ病。しかし、その治療法は間違いだらけ。ベストセラー『
のんではいけない薬』の

著者が、うつ病や統合失調症の正しい対処法を伝授する。医者が信じられない人も、病院
に行くかどうか悩んでい

る人もぜひ読んでほしい。病気がよくならないのは、その薬のせいかもしれません。 


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 【5】催し物のご案内

★「戦争前夜 本の街で『平和』を考える」 〜「言葉」の力で平和、人権を取り戻そう!
〜

「改憲・右傾化・戦争を許さない」そんな気持ちで中小の出版社が約20社集まって書籍の
即売会をおこないます。
「集団的自衛権」「特定秘密保護法」「原発再稼働」「歴史歪曲主義」「ヘイトスピーチ
」など日本社会をとりま

く状況は悪化の一途をたどっています。もちろん、勝手に悪化したわけではありません。
社会の構成員ならばだれ

もがこの状況に責任があります。
とりわけ出版社には「知の供給者」としての責任が求められます。これ以上傍観者であっ
てはいけない、われわれ

はなにをなすべきか?座談会、ミニシンポジウムも交えつつ「平和」を考えるための書籍
の販売をおこないます。
ぜひ、お立ち寄りください。

日時 11月1日 10:00〜19:00(予定)
場所 神保町「STORAGE」
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-6-8伸幸ビル4階 

〈参加出版社〉
あけび書房 大月書店 凱風社 学習の友社 かもがわ出版 金曜日(週刊金曜日) 
現代書館 現代人文社 合同出版 高文研 子どもの未来社 コモンズ 彩流社 
三一書房 自治体研究社 旬報社 新泉社 新日本出版社 水声社 柘植書房新社 
デイズジャパン 同時代社 (10月10日現在)


★明石昇二郎が語る原発の真実
〜収束などしていない福島の現状〜
〜四電が説く伊方被害想定は机上の空論〜

日時:10月25日(土)14時〜16時半(開場13時半)
場所:愛媛県生活文化センター2階第1研修室(上一万駅5分)
参加費:500円(高校生以下無料)
問合せ:090−9771−9572(國元)
主催:『週刊金曜日』松山読者会


★「慰安婦」専門サイトFight for Justice
   開設1周年シンポジウム 「性奴隷」とは何か 
 
発言:小野沢あかね/前田朗/大野聖良/吉見義明
日時:10月26日(日)14時〜17時半(開場13時半)
場所:東京・在日本韓国YMCA9階ホール(JR水道橋駅東口5分)
参加費:1000円(学生・非正規500円)
問合せ:ffjiannfusite@gmail.com
主催:日本軍「慰安婦」問題webサイト制作委員会

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