デモクラシー・ナウ!情報:DVD新刊 「新たな冷戦?」 | |
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メルマガ登録はこちらへメール → http://ow.ly/pky3O ツイッター(http://twitter.com/democracynowjp) やフェイスブック (http://ow.ly/6qMaU )でもお知らせしています。 クラウドファンディング第2弾 みなさんの投票で字幕を付ける3本の動画を決定します! ぜひ ご参加ください http://democracynow.jp/editorblog/14-07-09-7997 DVD新刊のご案内です 第28巻 「新たな冷戦?」 2011年に世界を席巻した大衆抗議の波。その皮切りとなった「アラブの春」は、新自 由主義による失業と貧困化への不満が「民主化」要求の一 点に集約され、独裁者を 引きずり降ろすことだけが目的にすり変わった感もあります。欧米が民主化の支援を 口実にリビアやシリアでしたことは、ロシアに強い 猜疑心を植え付け、冷戦の再来 とも言われる現在の危機的な対立に発展しました。米国によって都合よくつまみ食い される「民主化運動」の罠について考えます。 内容の紹介はこちら → http://democracynow.jp/dvd/2014/06 DVDのお申し込みはこちらから → http://democracynow.jp/dvd 新着ストリーミング ******************************************** 2014/6/5 シアトル市が最低賃金15ドルを採択 残る課題とは ******************************************** 米ワシントン州シアトル市議会は2014年6月、市の最低賃金を現行の9.32ドルから15 ドルに引き上げる法案を可決しました。最低賃金としては世界でも最高水準となりま す。従業員が500人以上の企業は最短で3年、500人に満たない企業は7年の実施期間が 与えられています。60%以上の引き上げとなる今回の法案が成立するまでの経緯をシ アトル市議のクシャマ・サワントに聞きます。サワントは、最低賃金15ドルを公約に 掲げて社会主義政党から立候補、2013年に当選しました。市議に就任するとすぐ「15 ドル・ナウ」を立ち上げ、運動を率いてきました。 つづきはこちら→ http://democracynow.jp/video/20140605-3 (動画10分) ゲスト:*クシャマ・サワント(Kshama Sawant): シアトル市の市会議員。社会主 義政党「ソーシャリスト・オルタナティブ」の党員で組合活動家。 字幕翻訳:川上奈緒子/ 校正:桜井まり子 新着ストリーミング ******************************************** 2011/12/30 ソ連崩壊から20年 共産党が大躍進 〜ロシアの民主化とショックドク トリン ******************************************** 2014年7月17日ウクライナ東部でマレーシア旅客機が撃墜された事件で、米国は再び プーチン大統領への非難を強めています。嫌がるEUに無理や り押しつけた対ロシア 経済制裁も、この事件をきっかけに強化される模様で、これまでの笛吹けど人踊らず 状態から脱却するチャンスと国務省はみているのかも しれません。事件の調査もな されぬうちから、オバマもケリーもロシアが黒幕と決め付けていますが、そんなに急 ぐのは危機感の裏返し。ロシアと中国のエネル ギー協定締結に続いて7月15日には両 国が中心となった新開発銀行「BRICS銀行」の設立が宣言され、世銀・IMFを基盤とし たドルの基軸通貨としての 地位は本格的に揺らぎ始めています。ドルを防衛する てっとり早い手段は、もちろん戦争です。旅客機撃墜の犯人はまだ判りませんが、大 はしゃぎしているのは米国です。 つづきはこちら→ http://democracynow.jp/video/20111230-2 (動画20分) ゲスト *スティーブン・コーエン(Stephen Cohen) ニューヨーク大学とプリンストン 大学名誉教授。専門はロシア研究と政治学。近著は Soviet Fates and Lost Alternatives: From Stalinism to the New Cold War(『ソ連の運命と逸した選択 肢:スターリニズムから新たな冷戦まで』) 字幕翻訳:齋藤雅子/ 校正:中野真紀子 ********* DNJ Blog ********************************* ************************************************* 今週の お勧めトピックス(英語のみ) ************************************************** ○ 負傷した一般市民を治療するノルウェー人内科医「爆撃を止め、ガザに対するイ スラエルの免責を終わらせよ」 http://www.democracynow.org/2014/7/14/norwegian_physician_treating_wounded_c ivilians_stop ノルウェー人医師のマッズ・ギルバートが、いまだに続くイスラエルの攻撃によって 犠牲となった子どもを始めとする多くの人を治療しているガザ地区から参加します。 ギルバート医師は、病院は電気や水道、きちんとした医療器具がないと話しています が、「医師として訴えたいことは、包帯や注射器、医療団を送らないでほしい。イス ラエルに爆撃をやめさせ、ガザの包囲を解除させることが今みんなができる最も大事 な医療援助です」と話しています。先日、ギルバートは、2014年のガザ地区医療部門 の現状について国連に報告書を提出しました。「ガザ地区全市民にひどいことをする イスラエルを免責する米政府の良識はどこへ行ったのでしょう?」とギルバートは問 いかけています。 ○ガザで192人が死亡したあとで、イスラエル占領下での長期的な停戦は可能か? http://www.democracynow.org/2014/7/15/after_192_killed_in_gaza_is ガザ地区で200人近くのパレスチナ人が死亡した武力衝突が次にどうなるかは、エジ プト停戦提案をうけて流動的な状態です。エジプト政府は、衝突の一時的な停止と、 ガザの国境検問所の再開、その後の長期停戦に関するカイロでの協議を提案しまし た。イスラエルの安全保障閣僚会議はこの提案を承認しましたが、ハマスはまだ公式 には応えていません。ハマスの軍部はこの協定は「降伏」だとして拒否し、停戦はハ マスが求めている主要な要求のどれにも応えないと述べています。この要求の中に は、ガザの包囲攻撃の解除、イスラエルの襲撃で最近拘束された囚人の釈放、占領地 区へのイスラエルの攻撃の終結、パレスチナ統一政府の尊重が含まれています。しか し、最終決定権を持つのはハマスの政治部門です。イスラエルのベンジャミン・ネタ ニヤフ首相は7月15日、ハマスが停戦を拒否し、ロケット弾攻撃を続けるなら、ガザ への攻撃を拡大すると明言しました。今回の停戦提案にいたる1週間の間に、世界で 最も人口密度が高い地域の1つに対するイスラエルによる空爆で少なくとも192人のパ レスチナ人が死亡しています。国連は、36人の子供を含むガザの死亡者の80%以上は 一般市民だと推定しています。同時期にガザから1000発以上のロケット弾がイスラエ ルに発射されましたが、都市部に到達したのはほんの一部にすぎません。十数人のイ スラエル人が負傷しましたが、死亡者は報告されていません。ラマラ(ヨルダン川西 岸の都市)から、ハアレツ紙のパレスチナ占領地区の記者であるアミラ・ハスから話 を聞きます。彼は、ガザとヨルダン川西岸に住み、取材を数年間続けている唯一のイ スラエル人ジャーナリストです。 ○パレスチナ統一政府合意後、イスラエルは新たな「平和攻勢」を避けるために暴力 を誘発したのか? http://www.democracynow.org/2014/7/15/after_palestinian_unity_deal_did_israe l イスラエルと占領地区の紛争の過熱は、1ヶ月以上前に起こったヨルダン川西岸地区 での3人の10代のイスラエル人少年たちの誘拐から始まったと広く考えられていま す。しかし本日の2人のゲスト、作家のノーマン・フィンケルステインとパレスチナ 人の政治評論家モイーン・ラバーニは、この見方は、数十年にわたる占領のより大き な文脈を無視しているとし、最近の出来事は、占領下のパレスチナの土地におけるイ スラエル政府の拡張論者の目標を強調するものだと言います。「パレスチナ人たちが [ファタハとハマスの]統一政府発足のように、紛争の和解をしようとしているよう に見えるときはいつも、その時点でイスラエルは暴力反応を誘発するのにできること を全てします。今回の場合はハマスからの反応を引き出しし、統一政府を壊し、そう してイスラエルには口実ができるわけです」と、フィンケルステインは言います。ラ バーニとフィンケルステインは、近刊予定のHow to Solve the Israel-Palestine Conflict(『イスラエル・パレスチナ紛争の解決法』)の共著者です。 ○ 緑の恐怖:毛皮養殖所からミンクを逃したことで動物愛護運動家らがテロリズム 罪に直面 http://www.democracynow.org/2014/7/15/green_scare_animal_rights_activists_fa ce 米政府は、イリノイ州農村部の毛皮養殖所からミンクとキツネを逃すのを助けたとし て、2人の動物愛護運動家らを連邦テロリズム罪で起訴したことを明らかにしまし た。新たに明らかにされた起訴状の中で、検察側は、タイラー・ラングとケビン・オ リフが毛皮養殖所の檻の中から約2000匹のミンクを逃がし、ミンクが出られるように 施設の周りのフェンスの一部を外したとして訴えています。この2人の活動家らはさ らに、同養殖所の壁に「解放は愛だ」とスプレーで描いたことでも訴えられていま す。ラングとオリフは、物議を呼んでいる「動物事業者テロリズム法(AETA)」 (Animal Enterprise Terrorism Act )の下で起訴され、各訴因は最大5年間の禁錮 刑と25万ドルの罰金を含んでいます。「グリーン・イズ・ザ・ニュー・レッド・ドッ トコム」(GreenIstheNewRed.com)で、動物の権利と環境問題について取材してい る、記者のウィル・ポーターから話を聞きます。「動物擁護団体や、こうした動物窃 盗犯罪疑惑について人々がどう感じているかは全く問題ではないのです」と、AETAに ついてポーターは言います。彼はAETAは、抗議行動と市民的不服従を犯罪化する一方 で、あまりにも大まかすぎると主張しています。「これは、反対者を悪者扱いし、抗 議行動を止めさせるためにテロリズムの概念を利用する企業のキャペーンにすぎない のです」。また、畜産場での虐待を写真撮影するために無人機を購入するという、大 成功した彼のキックスターター(資金調達サイト)のキャンペーンについてもポー ターから話を聞きます。 ○告発の穴:環境法違反でもほとんど刑事責任を問われない企業汚染者 http://www.democracynow.org/2014/7/15/the_prosecution_gap_corporate_polluter s_rarely 7月14日に発行された「ザ・クライム・レポート」(The Crime Report)による新た な調査は、大気浄化法や水質浄化法といった環境法に違反することで企業が犯罪捜査 に直面することはほとんどないことを実証しています。環境保護庁(EPA)によって 記録された環境違反の調査によると、刑事告発につながったのは、たった0.5%で す。ザ・クライム・レポートのグラハム・ケイツから彼の調査について話を聞きま す。彼から、例えばアルファ・ナチュラル・リソーシズという会社が、2007年から 2013年の間に6000件以上の違反を重ねながら、民事制裁金を払うだけですんだ過程に ついて話を聞きます。ケイツは、環境を汚染している企業の告発がはかどらないの は、政府が限られた資金しか当てていないからだと言います。EPAは、全米でたった 200人しか職員がおらず、司法省の環境犯罪部門はたった38人しか検察官がいませ ん。 ○「イラクは既に分裂した」: ISISが拠点を拡大 米国がイラクの軍隊に疑念持つ との漏えい情報 http://www.democracynow.org/2014/7/16/iraq_has_already_disintegrated_isis_ex pands スンニ過激派がイラク北西部に勢力を拡大したため、イラクは3つの国に分裂する危 機に瀕しています。先月「イラクとシリアのイスラム国」(ISIS)は、イスラム国の 樹立宣言であるカリフ制を宣言をし、イラク北西部とシリア東部の大部分を支配して います。イラク治安部隊へ助言を努める上でのペンタゴンの懸念が漏えいされた中、 ティクリート市を含むISISの進攻が進められています。一方イラクの政治家達は、 シーア派、スンニ派とクルド人がそれぞれ独立し、イラクが分裂することを避けるた め、連立政権を形成するために躍起になっています。本日はバグダッドから中継でマ クラッチー紙の海外特派員、ハンナ・アラムとインデペンデント紙の中東特派員であ り、新著The Jihadis Return: ISIS and the New Sunni Uprising (『ジハードの復 活:ISISおよび新スンニ派の蜂起』)の著者であるパトリック・コックバーンにロン ドンから話を聞きます。 ○イラン核開発交渉 合意は可能か?「ねつ造された危機」をめぐる最新の交渉を分 析 http://www.democracynow.org/2014/7/16/is_an_iran_nuclear_deal_within イランで核開発計画ついて協議したジョン・ケリー国務長官は、オバマ大統領と話し 合うためワシントンD.C.に戻ると述べました。15日、ケリーは主要な問題において 「手応えのある進展」がみられたとしながらも、交渉最終日の20日をひかえ「大きな 隔たり」が残っていると述べました。イラン外相のモハマド・ジャヴァド・ザリーフ は、制裁の緩和と引き換えにイランの核能力を凍結する用意があると述べましたが、 ケリーは米国がそれに同意するかどうかに言及していません。主な論争はイランのウ ラン濃縮計画で、テヘランは原子炉に燃料を供給するために規模を拡大する必要があ ると主張していますが、米国は高レベルのウラン濃縮によりイランの核兵器製造が可 能になるとし、イランに濃縮能力を20年前のレベルまで削減するよう要求していま す。調査報道記者であり、新著Manufactured Crisis: The Untold Story of the Iran Nuclear Scare(『ねつ造された危機:イラン核恐怖の語られざる話』の著者ガ レス・ポーターにこの協議の分析をしてもらいます。ポーターは最近、イランを訪問 し、ザリーフや核開発責任者を含むイランの高官をインタビューしたばかりです。 ○「アメリカ人」の定義とは? 不法滞在者葛藤の象徴 ホセ・バルガス、テキサス で拘留される http://www.democracynow.org/2014/7/16/how_do_we_define_american_jose 15日、アメリカで最も有名な不法滞在移民のホセ・アントニオ・バルガスが、米国境 警備隊によって拘束されました。ピューリッツァー賞受賞のジャーナリストであるバ ルガスは、1993年に12歳でフィリピンから米国に渡ってきました。ワシントン・ポス ト紙や他の取材機関で報道活動をした後、彼は2011年にエッセイの中で不法滞在者と しての立場を明らかにしました。このエッセイは広く読まれています。バルガスは先 日、中南米から暴力と貧困を逃れるため米国に渡ってくる、何千もの移民の子供たち を取材するためテキサスの国境付近を訪れました。しかし、国境警備隊と検問所の厳 しい警備に面前にして、そこを出ることが難しいことに気付きました。フィリピン国 籍であるバルガスは15日、マッカレン・ミラー国際空港で逮捕され約8時間拘留され ました。彼の抑留は、ツイッターのハッシュタグ#IStandWithJose(ホセを支持)で ツィートされ、米国内でツイッターのトップ・トレンドとなりました。国中が彼の動 向を追う中、バルガスは、後に移民裁判所に出頭することを条件に最終的には釈放さ れました。釈放後の声明でバルガスは「議会は移民改革に失敗し、オバマ大統領は、 「大統領命令」を出すという選択肢を使うことを躊躇している。だから重大な疑問が 残された。それは『アメリカ人』をどう定義するかという問題です」。 本日は、逮 捕わずか数日前に、移民児童に対する米国の処置ついて、マテキサス州マッカレンで 演説するバルガスの映像を放送します。 「ここいいる子供たちは不法ではありませ ん。彼らは人間であり、国家安全保障上の脅威でもありません」とバルガスは述べま す。 「この子供たちが脅威になるとすれば、それは私たち自身の良心を試す脅威で す」 ○ ノーベル賞経済学者スティグリッツ 米国に支配される世銀とIMFに挑戦する 新 たなBRICS銀行を歓迎 http://www.democracynow.org/2014/7/17/nobel_economist_joseph_stiglitz_hails_ new 5つの国からなるグループが、米国に支配される世界銀行と国際通貨基金(IMF)に挑 戦する、独自の開発銀行を立ち上げました。BRICSと呼ばれるブラジル、ロシア、イ ンド、中国そして南アフリカの国々のリーダーは、ブラジルのフォルタレザで行われ たサミットで、新開発銀行(New Development Bank)を発表。同行は上海に本部を置 きます。BRICSの国々は合計で国内総生産の世界合計の25パーセント、世界人口の4割 を占めます。この動きについて、ノーベル賞経済学者で、コロンビア大学教授、元世 銀の主任エコノミスト、ジョセフ・スティグリッツに話を聞きます。新開発銀行の立 ち上げについてスティグリッツは「多くの意味でこれは非常に重要です」と言いま す。「金融のインフラ、気候変動への適応など、貧困国が明らかに必要としている全 てにつぎ込まれる金の流れが増えるということです。それにこれは世界経済と政治権 力における、根本的な変化を反映しています。現在のBRICS各国は、世銀とIMFが 作られたときの先進国よりも金持ちだ。われわれは別の世界にいるのに、古い組織は 時代遅れのままなのです」 ○「ガザの怖ろしい夜」 シャリフ・アブゥル=クドゥースがイスラエルの地上侵攻を 報道 http://www.democracynow.org/2014/7/18/a_terrifying_night_in_gaza_sharif 17日夜にガザへの地上戦を開始したイスラエル軍は進軍を続けており、侵攻を「大 幅に拡大」する可能性があります。過去11日間に殺害されたパレスチナ人は少なくと も264人に達し、その大半は民間人です。殺害された子供の数も50人に近づき、18日 には北部のベイト・ハヌーン近郊で3人のティーンエイジャーがイスラエル軍の戦車 砲により殺害されました。ガザに侵攻したイスラエル兵が一人死亡したことで、イス ラエル側の犠牲者は2人目を記録しましたが、イスラエルの報道によれば、イスラエ ル軍による同士討ちの可能性が高いようです。イスラエルは地上戦に踏み切った理由 として、パレスチナ過激派が使用する(封鎖破りの)トンネルを攻撃するためと主張 していますが、多くの民間施設が攻撃を受けています。ガザ市のメディアや病院も攻 撃され、アル・ワファ・リハビリ病院では患者の避難を余儀なくされました。デモク ラシー・ナウ!の通信員シャリフ・アブゥル=クドゥースに話を聞きます。シャリフ の最新記事”Dearh and Destruction in Gaza as Israel Launches Ground Invasion”(イスラエルの地上侵攻開始を受けたガザの死と破壊)が、ネイション誌 に掲載されています。 ○イスラエル ガザ唯一のリハビリ病院を爆撃 病院スタッフが麻痺患者を避難させ る http://www.democracynow.org/2014/7/18/israel_bombs_gazas_only_rehab_hospital ガザとウエストバンクで唯一のリハビリ病院、アル・ワファ病院が、17日、イスラエ ルの砲撃を受けました。攻撃を受けたffき、同病院は、麻痺があったり意識がな かったりで、自力で動けない患者でいっぱいでした。 病院のバスマン・アラシ院長 に話を聞きます。アラシによると病院は攻撃前に電話で警告を受けていました。「な ぜ我々を攻撃の対象にするのか、理解できません。1996年から当地で活動しており、 我々の存在はイスラエル政府にも知られています」とアラシは言います。今回の砲撃 で負傷者はでませんでしたが、病院の建物が甚大な被害を受けました。 ○ グレン・グリーンウォルド:イスラエルによるガザの児童殺害を目撃したベテラ ン記者をNBCはなぜ外したのか? http://www.democracynow.org/2014/7/18/glenn_greenwald_why_did_nbc_pull ベテラン通信員アイマン・モヒェルディンをガザから退去させた NBCの姿勢が問われ ています。彼はガザの海岸で4人のパレスチナ人の少年がイスラエル軍に殺害される のを目撃した直後でした。その数分前まで、モヒェルディンは少年たちと一緒にサッ カーボールを蹴って遊んでいました。モヒェルディンは長年、この地域で報道を行っ てきました。ガザの紛争をイスラエルによる占領という背景をふまえて伝える彼の報 道は、イスラエルの侵攻を支持する人々から批判されています。2008年末から2009年 始めにかけて、イスラエルがガザで約1400人のパレスチナ人を殺した「キャストレッ ド作戦」と呼ばれる軍事侵攻の際、現地から報道した欧米記者は、当時アルジャジー ラの記者だったモヒェルディンと同僚のシェリーン・タドロスだけでした。 モヒエ ルディンをガザから引き揚げ、現場報道から外すという決定を行ったのは、NBC重役 デイビッド・バーディだったことを曝露したインターセプトのグレ ン・グリーン ウォルドに話しを聞きます。グリーンウォルドは、米国メディアにおけるイスラエル =パレスチナ紛争の報道全体についてもコメントしています。 ○スティーブン・コーエン:マレーシア機の撃墜でロシアと欧米の戦争の危険が高ま る http://www.democracynow.org/2014/7/18/stephen_cohen_downed_malaysian_plane_r aises 東ウクライナでマレーシア航空の旅客機が爆破して墜落し、298人の乗客乗員全員が 死亡しました。米国やウクライナの高官によれば、このボーイング777機はロシア製 の地対空ミサイルで撃墜されましたが、誰がミサイルを発射したのかは不明です。同 機はアムステルダムからクアラルンプールに向かう途中で少なくとも10カ国の乗客が 乗っていました。オランダ人173人、マレーシア人44人、オーストラリア人27人など です。また、世界的に有名なエイズ研究者と活動家が100人ほど、オーストラリアで 開催される会議に参加するために搭乗していたと報じられています。エイズ研究のパ イオニアで国際エイズ協会の元会長ユップ・ランゲもそのひとりです。同機の撃墜に ついて、ウクライナ紛争の両陣営は互いに相手を責めています。この事件が同地域に 与える影響についてスティーブン・コーエン教授に聞きます。教授の最新記事The Silence of American Hawks About Kiev's Atrocities(キエフ政府の残虐行為に口 を閉ざす米国のタカ派たち)が、ネイション誌に掲載されています。 ****** 掲示板 ******************************************** ついに、日本でも投票と開票のプロセスに操作を加える不正が発覚。選挙の集計が絶 対信頼できるとされた神話は崩壊しました。→ 「参議院選挙で得票減らす 開票担当者起訴」 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140715/t10013035933000.html 選挙運営のプロセスに国民が関心を持ち、厳重な監視の目を光らせることが絶対に必 要です。そういう時代にぴったりの翻訳書が発売になりました。 『不正選挙 電子投票とマネー合戦がアメリカを破壊する』(亜紀書房 2014年7月 定価2400円) http://www.akishobo.com/book/detail.html?id=698 米国の不正選挙の実態を検証した論文集です。具体的に、どのような手口が使われて いるのか、とくに「電子投票」のコワさはどこにあるのか、ぜひ本書を手にとってご かくにんください。翻訳を担当したのは、デモクラシー・ナウ!ジャパンではおなじ みの大竹秀子、桜井まり子、関房江の3人です。番組でも取り上げられた不正選挙の 実態を掘り下げる内容に、強い興味を持って翻訳しました。 *************** デモクラシー・ナウ!は皆さんの協力で支えられています。あなたもぜひ、ご参加く ださい。 Created by staff01. Last modified on 2014-07-22 01:06:01 Copyright: Default |