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写真報告(shinya) 福島の女たちの声を聞いてください
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福島の女たちの声を聞いてください〜7・3環境省前緊急行動

                         写真報告=shinya

7月3日の福島の女たちのたたかいに、たくさんの応援や支援連帯がありました。詩人の石川逸子は詩の朗読を行いました。関西からサックスをもってMASAさんが駆けつけました。鎌田慧さん、テントひろばから淵上さん、たんぽぽ舎の柳田さん、福島で焼却炉問題でたたかっている北村さん、福島瑞穂さんの秘書の池田さん、落合恵子さんからのメッセージなどなどまだありますが、そのなかで、福島の女たちの声を聞いてください。

神田香織さん

本来、嘘をついていいのは、「講釈師、見てきたような嘘をつき」、七百年前から私たちがついても良いことになっているんです。それを、一国を代表する首相がです、嘘をつきっぱなしです。放射能は自分がコントロールしているなんて言って、恥ずかしいなんてありゃしない。世界中に向かって福島の原発は安全で高品質だと言って輸出して歩いています。とんでもないですよね。講釈師と首相があべこべ。あべこべ政権ですよ。首相が嘘をついて歩いて、講釈師が本当のことを言って歩かないといけない。商売の妨害です。石原大臣には辞めていただかないと筋が通りません。金目ですからね。これだけ福島の人を苦しめておいて、あんなことを言ったからには辞めていただき、その後、どうぞ20キロ圏内にお住みになっていただきたい。昔から人の上に立つ人、政治家たちは率先垂範と言いまして、私たちの手本になる行動をとるものです。それを自分たちは福島に住みもしないで、解除されたから戻りなさいよなんて、とんでもございません。どこまでも福島の人たちを分断していけば気が済むのか、あきれ果ててしまいます。日本もベラルーシでやっているように、子どもたちを一ヶ月、二ヶ月集団でサナトリウムに行って、授業やりながら細胞をリフレッシュするということをやってくれると思っていた。日本の役人たちが、20人、30人してサナトリウムに視察に行っているんですよ。なかなか立派だなあって感心して帰ってきているんですよ。だったら実行に移せって。人間は放射能を忘れても、放射能は人間を忘れません。郡山の公園のベンチの下とか水たまりとか、そういう所がとっても高いままなんです。モニターの前だけは低くなっているんですね。そこで子どもを遊ばせることができますか。

神田さんは福島の11歳の男の子のメッセージを紹介した。

「僕は原発事故のつぎの日に福島を離れてから一度も自分の家を見ていません。二年生の三月に、急に僕は東京の子になりました。家も学校も友だちも、楽しかったことも急にみんな消えて、避難所から知らない学校へ行く生活が始まりました。弟も僕も、泣いたり吐いたりしながら、ただしなければならないことをがんばりました。僕たちは区域外避難だから、賠償金はほとんどもらえないので、みんなたいがい貧乏です。そして、ほとんどの子がお父さんと離ればなれの生活をしています。お父さんたちが福島で働かないと、僕たちは避難を続けられないからです。原発事故さえなければ、ぼくらはみんな自分の家で家族そろって普通に暮らせたはずです。僕も一年半はお父さんと離ればなれでした。たまにお父さんに会える日はすごく嬉しかったけど、お父さんが帰るたびに、弟がふとんにもぐって泣くので、すごく辛かったです。僕も弟と同じ気持ちだったから。僕のお父さんは一人で福島の家に残ってがんばったけど、心とからだがこわれて、仕事をやめて東京へ来ました。やっと一緒に暮らせるようになったけど、いつまでもいろんな大変なことがあります。広島や長崎の原爆のことは話には聞いていたけれど、まさか69年もたって、自分の家の上に同じようなものが降ってくるなんて。そして、その見えない毒が、僕たちの生活をメチャクチャにしてしまうなんて夢にも思わなかったです。僕たちは原発事故でたくさんのものを失いました。自分の家や家族の笑顔や、たくさんの楽しいことがみんな消えてしまいました。こんなことが二度と繰り返して欲しくないから、どうか僕たちが政治を動かせる日まで、この国を守ってください。そして、僕たちに原爆も原発もない安全な未来を渡してください。僕たちはそれを引き継げるように、一生懸命勉強してついて行きます。よろしくお願いします。」これが11歳の男の子なんです。私たち大人は、子どもたちをこれ以上悲しませないように、ふんばっていこうではありませんか。


私が、いま石原環境大臣はこの時間に何をなさっていますかと聞いたら、公務と聞いています、何の公務かわかりませんと答えました。では石原大臣にお伝えください。そして必ずお返事をくださいと伝えました。その内容は、石原大臣、自分の奥さんと子どもさんを連れて福島に住めますか?ということです。それと、いまの福島は風評ですか?この答えを必ずお返事くださいと伝えました。できれは、私たちは安倍総理に会いたいと伝えました。そして安倍総理には、危険だと言っている困ったお医者さんと、大丈夫だと言う御用学者山下と討論させ、国民に向かって必ず見るようにゴールデンタイムに放送して欲しい。石原環境大臣から安倍総理に伝えてください。その返事を必ずくださいと伝えました。もし返事ができないのなら、できない理由も伝えてくださいと。その内容を、福島の女たちで世界に発信しますと伝えてきました。


チェルノブイリ事故の後、ウクライナでは子どもたちが低線量被ばくの中で、いろんな病気が増えているということで、福島原発事故以降に、政府から調査も入っていて、ドキュメンタリーの中で日本政府にデータを渡していると話していたので、それを日本政府は持っているんではないかと聞いたところ、持っていますということでした。なのに三年もたって、甲状腺がんの子どもが増えている中で、国が関係ないと言ったり、これから検証しますというような言い方をしていたので、そのデータがあるんであれば出して欲しいと言ったら、後日データは出しますという回答でした。


小学校6年生の孫がいます。この原発事故で、原発を推進してきた国、企業について、私の言うことは間違っているでしょうか。原発を爆発させて、除染をして、金儲けをして、そしてそのゴミを燃やして、まだ大金儲けをしようとしている、こういう国民は世界から信用されるんでしょうか。世界一を誇っても何にもならないと思います。もっと子どもたちのいのち、人のいのちを大切にすることを、日本人として考えることはできないんでしょうか。恥ずかしくないんでしょうか。


除染のあり方について話してきました。除染の杜撰とかはまるでわかっていない人ですね。住めますかって聞いたとき、住めますって即答した方がいました。それって、すごく馬鹿にされた言い方だと思いました。心がない方だと思います。どうしてこんな人が、こういう話す場にいるのか、がっかりしました。除染すれば安全なんて言われて三年たちました。うちはまだ除染が入っていません。無用な被ばくを三年間強いられました。もういろんな失敗に悩まされています。娘も怖いから出たいとすごく訴えてきます。そんな中での生活、三年間すごい辛いんです。そんな簡単なものじゃないんです。もっと心ある、真摯な対応を求めたいと思います。


福島市に住んでいます。小学2年生と5年生の二人の息子がおります。比較的線量が高かったので、二年前に除染していただきました。ただ除染しただけで、庭の下に土は埋まっております。土壌はいつ持っていってくれるのかと、このまえ市役所に聞きに行きました。置き場がないからあと二年かかると言われました。二年って何ですか。私たちは毎日被ばくさせられています。子どもたちも福島産のものを食べさせられています。本当に安心安全と国も県も言うのであれば、政治家や東電の方、福島に来て住んでください。私たちがどんな思いで住んでいるか考えてみてください。簡単に住める、簡単に行きます、一日二日じゃないんです。毎日暮らしているんです。で、福島ではこういうことを言うと、頭がおかしいんではないかとか、いろいろ言われます。でも、子どもを守る義務は親にあります。だれが守るんですか自分の子どもを。みなさん考えてください。自分に子どもがいたら福島に暮らしますか?そのことを考えて、もっと考えていただきたいと思います。


環境省の中に入ってがっかりしてきました。もう三年以上ですよ。何の結論も出てないですよ。中間貯蔵と言うけど、あなたたちは永久でしょうって言ったら、なんて答えたと思います。最終的には別の場所に持って行きます。別の場所ってどこですかって聞けば、検討中です。何でも検討中、検討中。そして私の土地はゼロだというんです。なんてこんな汚いことを言うんでしょう。私たちがやったんじゃないでしょ。石原大臣の金目でしょ、あの人は人間じゃない。血が通っているんですか。私たちがどんな苦しみを味わっているのかわかりますか。死んだ方がいいじゃないかと毎日泣きどおし、どうにかこうにかみなさんに助けられて、ここまで立ち直ってきたんです。あの言葉は何ですか。石原大臣に言いたい。福島県知事や町長に謝罪したけど、私たち国民には謝罪しなくていいんですか。許せないと思うんです。私はいまの国会も政府も信用できないんです。


いろんなことが決められるときに、住民であるわれわれのことがいつもないがしろになって、密室の中で決まっている。そのことだけは、まず改めて欲しいなと強く強く感じました。それと環境をだれのために守るのか。環境省が、私たちの子孫のために、私たち自身のために、国民のために環境を、住めるような状況を本当に守れなかったら、どこが歯止めになるでしょうか。いろんな言い訳はいくらでもできるけど、だれのための省庁なの。良心があるんだったら、今日一つひとつ返事ができなくても、人間としての誠意を持って全うして欲しいと思います。中に入ってすぐに、いやぁ私は福島出身で、こちらも福島出身でって言われたら、強いこと言えなくなっちゃうけど、福島も、その他の県もたいした変わりなくもう汚染されたわけよね。責任とるなんてほざいている方がおりますが、とると思いますか。おなか痛くなって辞めちゃうかも知れませんよね。決めるだけ決めて逃げてしまうのが今までだったと思う。


広島で起こったことが福島で起こった。そのときに福島の人間たちは被ばくする。病気の子が出る。そのことはとっくにわかっていたんです。データは、広島ではアメリカに送ったでしょ。福島では甲状腺がんの子どもたちが92人になった。報道もされていますが、92人の意味がわかっていない。甲状腺がんの患者というのは、子ども100万人に対して一人から三人なんです。100万人に一人だとしたら、福島の子どもは9200万人いなければならないでしょう。100万人に三人としたら、3000万の子どもが福島にいなければならないんです。東京都民でさえ1300万人です。福島県の人口は200万人です。この数字をわからなければいけないです。環境省の人たちはそれさえもわからない。みなさんお勉強してる方いっぱいいるのはわかるんだけど、そのみなさんでも知らないことが多すぎる。どうか、福島の女たちに何でも聞いてください。


みんなで「We Shall Overcome」をうたう。


Created by staff01. Last modified on 2014-07-05 00:31:37 Copyright: Default

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