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「週刊金曜日」ニュース〜高まる排外主義と反EUのうねり 極右化する欧州
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 <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>    2014.6.27
_________________________________________________________『週刊金曜日』

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YouTubeに本誌のチャンネルができました。
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内

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 【1】注目の記事

■高まる排外主義と反EUのうねり
極右化する欧州

●高まる排外主義と反EUのうねり
極右化する欧州
成澤宗男

“反移民”などを掲げるネオナチや極右が躍進、
欧州連合(EU)にも「ノー」を突きつけた5月の欧州議会選。
「排外主義」のうねりは日本にも。
“「反ヘイト」という名のヘイト”(『Newsweek』誌6/24号)
などという論調もあり、社会は混迷している。


●Ukraine 戦後欧州で初めて権力を握った
ウクライナのネオナチ
編集部


●UK Finland Italy Sweden 強まる移民排斥の声
ケン・ローチ、アキ・カウリスマキ──欧州映画人の抵抗
中村富美子

極右が台頭しの兆し──だが欧州の映画人には、
現実にある外国人差別や排外的傾向を作品に描き、
それに対する市民的抵抗・連帯を表現する姿勢が明確だ。


●Germany 差別と向き合える市民社会への道
ドイツの人種差別事件が示した人の無意識と無自覚
矢嶋宰

ナチス時代の負の歴史を背負うドイツは、多文化共生を標榜している。
しかしそのドイツのリベラル系市民にも、
内面化された差別意識が潜んでいた。
ふたつの人種差別事件を事例に考える。


●Japan 歴史に見る「排外主義」
“尊皇攘夷”と「混じり気の無い気高い青(ブルー)」
八柏龍紀

「排外主義」が蔓延するのは、今に限ったことではない。
日本でも尊皇攘夷が叫ばれた時代から、
それは「恐怖」を根底にした「気分」であり、
それを時の権力が利用する、という歴史を繰り返してきた。


●Japan 陳腐な愛国ソング
椎名林檎の「NIPPON」? これが「ロック」なんて笑わせるな
藤田正

W杯も佳境。NHK見りゃ毎日この歌ばっかり。
出陣とか死の匂いとか混じり気の無いとか、軍歌かよ。
これが今のジャパンの「ロック」だ? 冗談でしょ。


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 【2】編集長後記

 W杯がらみの話は、もう今週号でしか書けないだろうから、ここで一言触れ
たい。

 2002年に日韓W杯開催の功労者が電通だというのが“正史”になってい
るらしい。しかしこれとは別の視点を提示する本が6月に出版された。大下英
治著『日本最大の総会屋 「論談」を支配した男』(青志社)であり、その一
節にそれはある。FIFA(国際サッカー連盟)理事会で日本開催を強く推し
たのが南米であり、背景には南米サッカー連盟のレオス会長の力があったとい
う。「論談」代表の正木龍樹氏がJALカップ・レコパ・ファイナルを日本で
開催し、南米のクラブチームを1992年から4年間招聘したことでレオス会
長が日本のために動いたらしい。

 この経緯は、「論談」の政田幸一氏から以前から伺っていたが、本になると
説得力が増す。ちなみに、これは美談ではなく“ビジネス”の話だ。

 さていま、毒にも薬にもなった?! 「総会屋」は大企業の周辺から見事に消
された。代わりに弁護士や警察が群がっている。(平井康嗣)


(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
 [編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/


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 【3】7月4日(998)号 次号予告

通貨で社会が変わる?
デジタル通貨、電子マネー、リアル通貨の未来

アフリカメディア戦争
「世界最後の広告市場」をめぐる工房

好評連載!
セブンイレブン”鈴木帝国”の落日
異常な利益率の裏にあるピンハネ疑惑の闇

集団的自衛権容認に舵を切った公明党

月一連載 「戦後」の墓碑銘 白井聡


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 【4】近刊のご案内

★『週刊金曜日』臨時増刊 さらば、独裁者
 検証 暴走する安倍政権(2014年4月17日号) 

    発売日 2014/04/17
    サイズ:  AB版 84ページ 
    定価:  700円(税込)
    雑誌コード:  22936-4/17

「日本を取り戻す」──意味不明なスローガンで“颯爽”と登場した安倍政権。しかし、
政権発足以来、引き起こした騒動は数知れない。ダボス会議の発言では、欧米マスコミの
度肝を抜き、国内では任命したNHK経営委員が好き放題に発言する。韓国・中国との関係
は冷え込み、解釈改憲で集団的自衛権の行使容認を目論むも肝腎の「同盟国」アメリカは
つれない態度。内政も外交も八方ふさがりで景気が伸び悩む中、消費税は増税。極右宰相
への退場勧告!

〈主な内容〉
民主主義よりカネが大事な日本人 内田 樹
ネオリベ時代のエア・ナショナリスト 中野晃一
日本は米国の轍を踏みたいのか オリバー・ストーン ピーター・カズニック
集団的自衛権の行使容認問題で包囲網 横田 一

対談 
堀江貴文×森 達也  ダーウィニズム的にガラパゴス化する日本 
浜 矩子×佐高 信  アベノミクスはドアホノミクス 
鈴木宗男×佐高 信 すべてを「単位」でしか考えられない安倍政権 

インタビュー 
白川勝彦 日本は自公連立からダメになった

ヤンキーと安倍政権 斎藤 環
ネット右翼と安倍政権 能川元一
愛国女性と安倍政権 北原みのり
歌舞伎と安倍政権 藤田 正
表現の自由の「冬の時代」 田島泰彦
原発再稼働を狙う安倍首相に命を託すのか 広瀬 隆

安倍首相の“お友だち”リスト
匿名記者座談会(新聞編)(テレビ編)
世界から見た安倍政権 (中華圏)(韓国)(欧州)
政党インタビュー (民主党)(公明党)(日本共産党)

安倍首相の暴走と「妄想」
外交、教育、予算、防衛、社会保障、労働、国家戦略特区
ほか

○増刊号は書店のみの発売です。定期購読には含まれませんので最寄りの書店でお求め下
さい。
※本増刊号には一部、本誌掲載記事を再録しています。
※音訳版も発行します。 



★愛国者の憂鬱 
坂本龍一・鈴木邦男 、1470円、 四六版並装 336頁 
ISBN:  978-4-906605-95-8 
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=3074

「世界のサカモト」と新右翼の論客が激突!! 

脱原発から「日の丸・君が代」、ヘイトスピーチ、憲法問題、天皇制。 
あるいは三島由紀夫、高橋和巳、小田実などの文豪。 
そして音楽の起源まで、2人は徹底的に語り尽くした。 
本誌掲載時から大きな反響を呼んだ対談に大幅加筆しての単行本化。 

至近距離で見た鈴木さんの目の、なんと穏やかなこと。 
もう少しで仙人になってしまいそうな目です。 
こんな優しい目をした人にあった記憶がありません。──坂本龍一 

坂本さんのお父さんの一亀さんは多くの作家を見いだし、育て、 
多くの作品を作った。でも、この世に生み出した最大の作品は 
「坂本龍一」だと思う。──鈴木邦男


★読んでやめる精神の薬 

浜 六郎、 1365円、四六判並装 200頁 
ISBN:  978-4-906605-94-1 
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=3055

危ない薬から抜け出す方法を教えます。 
いまや「国民病」となったうつ病。しかし、その治療法は間違いだらけ。ベストセラー『
のんではいけない薬』の著者が、うつ病や統合失調症の正しい対処法を伝授する。医者が
信じられない人も、病院に行くかどうか悩んでいる人もぜひ読んでほしい。病気がよくな
らないのは、その薬のせいかもしれません。 



★はじめてのマルクス 
鎌倉孝夫・佐藤 優、1365円、四六判並装 188頁 
ISBN:  978-4-906605-92-7 
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2995

カネで命が奪われる! 
現代社会における資本主義の矛盾を『資本論』で解き明かす、 
鎌倉孝夫と佐藤 優の師弟対談。 

成果至上主義に疲れ切っている社会人、 
仕事にやりがいを見つけられない公務員、 
将来が不安でたまらない学生が急激に増えている。 
そのような悩みを抱えているならば、是非この本を読んでほしい。 
なぜこういう状態になっているかを、 
この対談でわかりやすく解き明かしているからだ。──佐藤 優 

〔内容〕 
まえがき いまこそ高まる『資本論』の重要性 佐藤 優 
第1章  資本主義は命を奪う 
第2章  まやかしの金融工学 
第3章  価値は労働から生まれる 
第4章  新自由主義者は頭が悪い 
第5章  ソ連はなぜ崩壊したのか 
第6章  マルクス経済学の重要性 
第7章  『資本論』をどう読むか 
後書き  資本の支配を終わらせるために 鎌倉孝夫  


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