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沖縄タイムス・琉球新報が受賞〜ことしの平和・協同ジャーナリスト基金賞

                笠原眞弓

 12月13日午後、平和・協同ジャーナリスト基金賞贈呈式が、日本青年館で行われた。今年も去年に引き続き沖縄の新聞が選ばれ、2社が基金賞(大賞)を受賞した。沖縄タイムス社の「辺野古新基地建設強行をめぐる一連の報道」と、琉球新報社の連載「日米廻り舞台ー検証フテンマ」だった。もう一点沖縄関係があって、強く推されたということだが、それだけ今沖縄の問題が緊迫しているといえる。

 奨励賞は5点で、そのうち2点が映像関係で記録映画『無知の知』と毎日放送の『見えない基地〜京丹後・米軍レーダー計画を追う〜』だった。京丹後の話は、米軍のレーダー基地と自衛隊の基地が並ぶという異常の中で、今の繁栄(?)を求め目先の金銭、雇用は満たされても、将来にわたってどうなのかを問うていた。『無知の知』は、石田朝也監督の「原発事故のこと、わからないから聞いてみよう」の発想で作られた。

 活字部門。朝日新聞の「原発利権を追う」は、10年の歳月をかけて取材した集大成で、関西電力の当時の副社長の政治献金の話が評価された。ほかに、長野県の一部に配るタウン紙に連載された「憲法をお茶の間に 中馬清福さんに聞く」、大阪の「新聞うずみ火」が選ばれたが、小さな発信を拾い上げ、評価したことに、敬服した。特に荒井なみ子賞の「憲法をお茶の間に……」は、お母さん視点で、自分の子どもが、戦争に行くようになったらどうしようという危機感から始まったということだったが、私としては、共感をもてた。

 また、秘密保護法などから、明日の自由を守る若手弁護士の会の受賞も素晴らしかった。取っつきやすくわかりやすいパンフや入門書『これでわかった!超訳 特定秘密保護法』、憲法カフェなどの活動が評価された。

 この基金は、私もささやかな寄付をているが、副賞の現金や運営費など、多くの人たちの寄付で賄われているとのこと。1000円から上はいくらでも……ということだが、来年は、これまで無料で居候していた事務局が、日本青年館の建て直しのため、使えなくなり経費が膨らむとか。なんとか続けらるようにしたいと思うので、多くの方に呼びかけたい。

詳細(同基金HP)


Created by staff01. Last modified on 2014-12-15 16:09:56 Copyright: Default

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